二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第95回全国高等学校野球選手権記念大会(夏の甲子園大会) 回想 トレーナー帯同記 3

2014年02月01日 | 高校野球

さて、2014年も2月に入ってしまいましたが、第95回全国高等学校野球選手権記念大会へ出場した星稜高校野球部の試合を振り返って、このテーマのブログを締めくくりたいと思います。

今大会は、初出場で初優勝した群馬の前橋育英高校はじめ、スター選手は少なかったもののレベルの高い大会であったと感じました。特に準々決勝(ベスト8)の戦いであった、鳴門花巻東  明徳義塾日大山形  前橋育英常総学園  富山第一延岡学園 の試合は、全て1点差のゲームで、うち2試合が延長戦にもつれ込むという混戦でした。

見ごたえのある好ゲームが続き、今大会の野球レベルの高さを物語っていたと感じました。そして、ベスト4には東北から2校が残りました。この時、星稜高校が決勝戦に進んだ夏のことを思い出しました。智辯学園、帝京、そして北陸から敦賀気比と星稜が残っとったな~と回想しました

 

試合に向かう阪神交通のバスの中をそっと見てごらん&到着、そして球場へ&試合前

 

 

林監督&鹿屋捕手

 

さて、星稜高校の試合です

 

 

 大会第3日目 第一試合  2013年8月10日(土)  試合開始8時  阪神甲子園球場  快晴 

        一 ニ 三   四 五 六  七 八 九  計 
  星 稜  0 0 0  0 0 1  0 0 4  5

  鳴 門  0 0 0  0 1 0  8 3 X  12

今大会は、星稜にとって6年ぶり16回目の夏の甲子園進出でした。星稜と球史に残る名勝負を演じた和歌山県代表の箕島高校、久しぶりの甲子園の開会式に顔を出した松井秀喜君が最後の夏で対戦した明徳義塾高校と、対戦して欲しいな~と思う高校が多く出場していました。

しかし、しかし、まずは1回戦です。それも徳島県代表の鳴門高校は8回目の出場といえども、2012年春、夏、2013年春、そして今年の夏と4季連続で甲子園へ出場している強豪です。星稜は2007年以来、久しぶりの甲子園出場でしたので、侮れない相手であることは確かでした。

星稜は1回にチャンスでしたが、先取点をものにできませんでした。その後は、相手投手の板東君の上手いピッチングにタイミングを狂わされ、なかなか塁に出ることができませんでした。

星稜エース岩下君は、立ち上がりから「少しかたいな~」と思っていましたが、こちらはコンパクトに鋭くスイングしてくる相手打線に対して、ランナーを塁に出しながら、我慢のピッチングが続きました。

5回に鳴門打線につかまり1点を先制。しかし、6回表にランナーを2塁において丸山君が三塁キャンパスを破る同点タイムリーを放ちました。その後が続きませんでした。相手投手は最少失点で、落ち着いて点を取られた後を対応していました。

7回には、相手打線のツボにはまり、連打で8点を献上してしまいゲームの流れはほぼ鳴門のほうへ行ってしまいました。この時点で9対1。 たいへんな試合になってしまいました。ここでピッチャーは岩下君(2年)から室木君(3年)に交代しましたが、流れを止めることができずに8回に3点をさらに献上。12対1となりました。ここで、ピッチャーが室木君から畑中君(3年)へ交代しました。1安打は打たれましたがキッチリと最後を締めくくってくれました。岩下君12安打9失点、室木君1安打3失点、畑中君1安打0失点という内容でした。
岩下君はきっと、この辛い経験を糧に、これからの厳しいトレーニングを乗り越えて、体力的にも精神的にも大きくなって、2014年、再びこの舞台に帰ってきてくれるでしょう。私もしっかりサポートするべく自己研鑽しなくてはと誓うのであります

9回表、最終回となりました。私は3塁側ベンチのすぐ上の席で観戦していたのですが、「ここでもう一ドラマ演じてくれ」「次に繋がる回にして欲しい」と思っていました。その思い、それは応援する補欠の選手たち、保護者の皆様、星稜高校の野球を観に来ていただいている皆様、また、テレビやラジオで応援して頂いている皆様、そんな全ての方々の思いが最後の回の攻撃に繋がったことと思います。
途中、投手から野手にまわった岩下君がレフト前ヒット、代打の1年生梁瀬君がライト前ヒット、1・2塁から大野君が左中間へタイムリーヒットで1点返し、打席は1番キャプテンの北村君にまわってきました。彼は本当に1年間キャプテンとしてチームを苦労してまとめあげてきました。そして、3年生の部員には強い団結力が生まれ、今回の甲子園出場の原動力となりました。そのトップが最後に魅せてくれました。

打った瞬間ホームランとわかる左中間スタンドへの3ランホームランでした。(大会第14号)
感動しました 鳥肌が立ちました 時すでに遅かったですがスタンドは感動の渦でした
彼が、そしてチームの意地が最後に一矢、そして後輩達に繋げる最後の攻撃だったと私は感じます

その後は、得点差もあり、相手投手の板東君も落ち着いたピッチングをしていたこともあり、後続を断たれて、2013年 石川県代表 星稜高校の夏は終わりました。

宿舎のホテルAPに帰り、最後のミーティング。私もトレーナーとして一言、お話をさせていただきましたが、言葉がつまり何も出てきませんでした。年齢を重ねると涙線どんどん緩んできます

「おまえら最高や

それしか言えませんでした。

ミーティング後は何か脱力感満載でしたので、もう一泊させていただき、翌日、甲子園球場でお土産を買って帰ることにしました。

最後はみんなで、オシオキだべ~

       

来年もまた、この高校野球の聖地へお邪魔することを心に誓いました。

お世話になったホテルの皆様へ感謝の言葉~

    甲子園バックスクリーン後方にあるスサノオウ神社へご参拝

今回の反省点や改善点、気づきなどをさらに発展させ、私もトレーナーとしてさらに高みを目指します。選手のためにさらに精進していきます。それが私の、選手たちや患者さまに対する責任であり、使命であり、自分自身の成長に繋がるんだ と、心新たに前進していきます よろしくお願いしま~す

 
大会期間中、選手たちを金沢から甲子園まで、練習へと運転していただいた北陸交通のバス運転士、川渕さん ありがとうございました~

 

   二葉鍼灸療院 田中良和


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2 コメント

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こんにちは! (ラッキーボーイ)
2014-02-02 17:04:16

岩下君はこの冬に体力も精神力もアップさせて

昨年の雪辱は晴らして欲しいですね。

それと星稜高校が甲子園で放ったホームランですが
久しぶりじゃないでしょうか?

北村拓君は最後に意地を見せました。


今年は、雪が少ないので外の走りこみもできるので
いいですね。

サッカー部のOB豊田選手がテレビで特集あった時に
卯辰山の牧?って所まで走るって言っていましたが

野球部もこの時期に同じコース走るのでしょうか。

冬場は積雪無くてもグランド使わないんでしたよね。

推薦入試の合格発表も終わって新入部員が
近いうちに合流すると思いますが

まずは4月の春の大会
に向けて切磋琢磨して頑張って欲しいです。





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ありがとうございます! (二葉院長です!)
2014-02-04 10:08:02
ラッキーボーイさん

いつもコメントありがとうございます。

星稜高校の甲子園でのホームランは、私が帯同し始めた平成10年からみてませんので、15年は出ていなかったでしょうね(^o^)

冬の練習は基本的には基礎体力作りですので、グランドでの練習はほとんどないと思います。

また星稜野球部もよく行くランニングコースに卯辰山を登って降りて、再び登って降りるコースがあります。牧というのは、違うコースで星稜高校からさらに戸室という山奥へ向かうコースがあります。ここは牧温泉、小二又という平坦なランニングコースがあり、別々のランニングコースになるんですよ。

春、新たに入った星稜野球部のフレッシュな顔ぶれとともに、きっと力を発揮してくれることでしょう。応援よろしくお願いします。
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