二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

『うつ病を治し自殺防止』西田哲学を応用した心理療法 講演会

2010年11月12日 | 予告
当院へ通院されている看護師さんが支援しているNPO法人の講演会が石川県で開催されるということで、ちょっとお知らせです。

現在、精神疾患を抱え苦しんでおられる方々が日本ではたくさんおられます。残念ながら増加しています。そして、それが極致まで達すると、自分の大切な命まで落としてしまう状況が社会を取り巻いています。

当院にも多くの”心の病”を患う患者さまがおいでになります。鍼灸治療でも良好な結果を出すには長期間の治療が必要であり、鍼灸だけで治せるものでもありません。これは精神科や心療内科の西洋医学にも言えることです。様々な状況に応じて、西洋、東洋、そして自己コントロールの方法などを駆使して患者さんを患者さんでなくしていくことが必要ですね

その病を治す答えは、実は患者さんの心身の中にあるのかもしれません。

そういう意味で、自己コントロールできる方法があれば、それに越したことはありません。(それを商売にする怪しい団体や方法には気をつけなければいけませんが

今回、ご紹介する方法も、皆に当てはまることはないと思いますが、辛い状況から抜け出せる一つの方法かもしれません…ということで紹介させて頂きます(案内文そのまま)。

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○演 題:『うつ病を治し自殺防止』西田哲学を応用した心理療法
○日 時:平成22年11月27日(土)  午後1時30分~4時(午後1時 受付開始)
○会 場:西田幾多郎記念哲学館・研修室  石川県かほく市内日角 井1番地
○参加費:無料
○定 員:30名
○講 師:特殊非営利活動法人 マインドフルネス総合研究所
       理事長  大田健次郎

○参加申込…11月24日(木)必着
      (申込先)〒349-0144 埼玉県蓮田市椿山3-17-5 
            マインドフルネス総合研究所 大田健次郎 宛
           TEL:048-769-2036
           メール:saitama@co.email.ne.jp
           HP:http//mindfulness.jp/

メール、手紙または葉書、電話のいずれかで、お名前と電話番号をお知らせください。電話番号は、当日、講師に病気・事故などが生じて講演が中止になった場合の連絡だけに使用します。個人情報は厳守します。

○内 容
 自殺の背景には、うつ病や不安障害(パニック障害、対人恐怖症など)が治らないというつらい事情があります。薬物療法を受けても、カウンセリングを受けても治らない人がいるからです。
 私たちは、禅の方法と西田哲学の理論、脳神経生理学の成果を融合させた日本独自のマインドフルネス心理療法を開発して「自己洞察瞑想療法」と名づけました。この心理療法で、薬物療法で治らなかった、うつ病、不安障害が治っています(決して現代医療を否定するものではありません)。
 講演では、うつ病が治りにくい理由、自殺にいたる理由、マインドフルネス心理療法で治る理由、西田哲学とこの心理療法の関係をご説明します。西田哲学を応用した心理療法について、西田幾多郎を生んだ石川県かほく市で講演させて頂きます。詳細はホームページをご覧ください。

※当日は、プライバシーの保護に留意します。参加者のお名前は名乗りません。写真撮影はしません。質疑応答、相談になった時に録音を禁止します。

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私も話を聴きにいきたいのですが、診療のため聴きにいけません。

ご興味のある方は、聴講してみてはいかがでしょうか 

二葉鍼灸療院 田中良和

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4 コメント

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こんにちは (おむぅ)
2010-11-13 15:47:20
いつもお返事ありがとうございます。
先日、主治医の先生に、
性欲亢進は薬の副作用かもしれないので某大学病院の東洋医学科の精神科の先生にかかってみたいので紹介状を書いてほしい
と言ったら
いいですよ、でも転院ということになりますから
と言われました。
そして紹介状を持って東洋医学科へ行きました。
初診では残念ながら東洋医学科の精神科の先生が急遽お休みだったので代わりの先生に診てもらいました。
薬を減らしてもらい、下痢止めも止めてもらいました。
1週間後にその東洋医学の精神科の先生に診てもらいました。
うつ病には漢方薬はあまり効き目ないので元の病院に戻ったほうがいい
と言われ、今度は逆に元の病院の主治医の先生宛てに、薬を減らしたほうがいいという旨の紹介状を書いてもらいました。
その東洋医学科の精神科の先生に
サインバルタの副作用かもしれないのでジプレキサに変えてみる
と言われ、変えてもらいました。
そして元の病院の主治医の先生に予約を入れました。
おかげさまで??4日前から性欲亢進が納まり、便は相変わらず緩いのですがトイレに行く回数は減りました。
気分の落ち込みはありますが、徐々に薬を減らしてもらおうと思います。
調子が悪くなるだびに薬を増やしてもらっていては薬が増える一方です。
薬がどうであれ調子が良いときは良いし悪いときは悪いのです。
毎朝、うつ状態でしばらくデイケアを休んでいますが、調子が良くなったらまた通おうと思っています。

母の人工関節置換手術が無事に成功しました。
リハビリも始めて経過は良好です。
今月末に退院になる見込みです。
母のいない間に家の中をかたずけてピカピカに磨いています。

今回は僕のブログのリンクを貼らせていただきましたので、よかったら遊びに来てくださいね。



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お陰さまで (みっちいまま)
2010-11-15 10:43:10
少しは安定して来ました。まだまだ薬のお陰と部分が多くを占めるのが現状ではありますが、それでも少ない種類でなるべく少ない処方で過ごせているのは鍼灸のお陰と思っています。辛い副作用も、徐々に軽くなってることも含めて感謝してます。
更に、M先生も田中先生も正面から向き合って下り、必ずお二人とも『無理をしないで。1歩1歩確実に良くなるように、大丈夫だから…』と親身になって下さることが一番の支えでもあります。

家族の存在も大きいと思います。自己コントロールに至るまでに大概の方は周囲の無理解で孤独になることが一番辛いから。
私も最初の2年はそうでした。今では凄く協力的な主人ですが、1年前までは土日もバイト終わって帰宅しても 昼ご飯は待ってるし何もしてくれないから私は過呼吸発作起こしながらも主人にだけ作って与えて、そのまま倒れこむようにビニル袋抱えてたんです。

それでも一言「だいじょうぶ?」と聞くだけで、テレビを見ながらご飯を食べると横たわってる私をまたいで、「ちょっと出かけていい?」と私が駄目って言うわけないの知ってて聞いてからパチンコに出掛けてました。

それでも、鬱病の患者の多くは言えないんです。自分が悪いからとしか思えなくて 「側にいて」とは言えないし「手伝って」とも言えないんです。平気を装ってしまいます。

だから 何度か酷い発作を起こして救急病院に行っても待合室で横に座ってくれず離れて座ってた時は泣きたかったです。

言えば簡単なことです。本人は大した思いもなくたまたまそうだっただけなんですから。
それが・・・悲観的に思ってしまう、悲劇のヒロインになってしまうのです。

自己コントロール=他人、特に家族に言いたいことをSOSをちゃんと言えるようになることから始まるのだと思います。

主人が変わってくれてもそれでも自分を傷つけたりして、中々すぐにはコントロールできないものですが、そこは主治医とのコミュニケーションと処方によって助けて貰って乗り切るしかないんでしょうね。

まだまだ 6割位の回復ですがくじけそうになった時、鍼灸師の先生たちが身近にいて下さることは鬱病患者にとってとても意味があります。

クリニックでは15分以内と言う壁がありますし、かなり混んでる状況で予約をしないと主治医と電話すらできないのですから。

もっと鍼灸師の立場が医師と同じような立場になって 広く活躍できる日を待ち望んでいます。
返信する
お母さま 良かったですね! (二葉院長)
2010-11-15 11:58:29
おむぅさん

コメントありがとうございます。

まずはお母さまの手術が無事成功したこと、そして、経過が良好であること良かったと思います。これから寒くなりますので、冷やさないように気をつけてあげてくださいね。

性欲亢進の方も良い方向に進んでいるようで良かったです。薬理作用というのは、製薬会社の説明以外にも様々な症状が出ることがありますし、薬品を多く服用している方ではなおのことです。
その辺り、特に精神科領域の投薬と症状の改善度は医師のさじ加減なのですよね。

でも、いい感じになって良かった、良かった。生活習慣病など糖尿病や高血圧の薬もそうなのですが、一生服用しなくてはいけない薬なんてのはありません。先天的疾患などは別です。ようは自己コントロールと生活習慣の改善です。薬は一部分に効くのではなく、腸や血管から全身に影響を及ぼすことを念頭に置いて薬を服用することが必要です。これは薬を否定しているわけではなく、適剤適所です。必要な時期に必要なだけということですね。

おむぅさん、体調には波がありそうですが、心や考え方はいい方向へ向かってますね!ほんとうに!これが大切なのですよ!!
心の向きが大切なのです。調子が悪い時でも、それなりのいい心の方向を定めることができます。いい傾向だと思います。

少しずつ、三歩進んで、二歩下がりながら、ゆっくりと成長していきましょう!そうなっているから大丈夫ですよ!
返信する
心に寄り添う医療 (二葉院長)
2010-11-15 12:16:45
みっちいまま さん

コメントありがとうございます。

6割くらいの回復ということは、10割の半分、5割より少し10割に近づいているということですね!その少し10に近づいているというのが、すごくいい感じだと思います。折り返し地点を回ったということです。
まだ波はあると思いますが、心と体から来るその意識こそが大切なのですよね。

ご主人さまもご家族とも、今までいろいろありながら、いい関係に向かっている。人生は「今」の積み重ねであり、お互い、その関係によって、関係の中で成長していってるのだと思います。ですから「今」を大切にしていけば、この辛い時期がきっかけになり、温かく、幸せな人生後期が待っているのだと感じます。
これでいいのだ~(アニメ 天才バカボンより 笑)

さて、主治医のHクリニックの先生は、15分という診察の時間の中で、患者さまの状態をしっかり把握し、話も聞いてくれ、そして、不安感を抱かせないようにされている、いい先生だと思います。
そして、薬の大量投与をしないところも、いい先生なのだと思いますよ。

そちらの先生にも相談しながら、いろんな人の助けにより、心身ともにいい方向へ向かっていきましょうね!!

鍼灸師、あるいは鍼灸治療のいいところは、治療する時もそうですが、患者さんのそばで、脈をみたり、お腹をみたり、言葉を交わしたり、そう言う、患者さまの心と体に寄り添う医療ができることです。

そして、私たち鍼灸師が医師と同じ立場で、市民の方々をはじめ、医師の皆さまや、行政の方にも幅広く認められ、活躍する場を多くするためには、私たち自身がもっと医療や患者さま、疾病に対する意識を高め、勉学する意欲が必要になります。一人だけが、一部分の鍼灸師だけがレベルが高くても駄目なんですね。
そういう意識を持って、これからも私は進んでいくつもりです。これも名古屋でお世話になった、というより、ほぼ鍼灸師としての土台を形成して頂いた師匠の教えによるものなんですね。

あああ~長くなってしまった。

でも、みっちいまま さん いい調子ですよ! 少しずつ歩んでいきましょうね!!
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