二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2016 春 北信越地区高校野球石川県大会  3回戦 星稜 vs 小松大谷

2016年05月02日 | 高校野球

星稜高校野球部に公式戦では今年初めてですが、朝の星稜グランド出発から帯同させていただきトレーナー活動へ行ってきました

4月29日(昭和の日)、いつもは石川県鍼灸マッサージ師会地域貢献サポート活動である、金沢ウォークへ参加する皆様の歩く前と後の鍼灸マッサージによるサポート施術へ行くのですが、今年度から10月21日、22日の開催となったため、この日はトレーナ-活動に専念できる ということになりました

  

さて、この日の天気予報は雨のち曇または晴れでした。
やや天気が不安定で、朝から小雨がちらつく天気でした。練習途中、通り雨のようにドバーッと雨が降り「大丈夫か」と思いましたが・・・

レギュラー組が打撃練習をする前に、その他のメンバーが打撃練習をしていました。やはりチームの層が厚くというか、本当に勝っていけるチームは、現在のレギュラー以外の選手の追い上げが重要なのだと思います。
おそらく夏までには、この中からレギュラーが出てくることでしょう
 と期待したいですね。

 試合前  

午後になり、風はややあるものの、雲がどんどんとれて試合の頃には晴天となりました。やはりこんな環境で試合をして欲しいというのが心情というのもです

さて、本題へ。

 

 第134回北信越地区高校野球石川県大会 ~3回戦~  星稜  小松大谷
                   平成28年4月29日(金祝 昭和の日)  石川県立野球場    

 

  回戦  星 稜  小松大谷

 

              一     二     三     四      五     六     七     八     九        計       H      E
  星 稜  0  0  0  0  4  2  0  0  0   6  14  0
 大 谷
  1  0  3  0  0  0  0  0  0   4  12  1

 

さて、試合展開は小松大谷が先制し前半戦を制し、中盤は星稜が流れをつかみ一気に逆転、後半は一進一退で星稜が小松大谷を抑えきるという流れでした。

1回、清水君は2年生エースですが、やや緊張したのかもしれません、変化球がやや抜けて高くなり、コントロールをしようと思うと甘く入っていました。ストレートはまずまずの球威でした。その変化球を相手打線が見逃さず、連打で塁を埋められ先制点を許しました。
相手の走塁ミスに助けられ、3点は入っていたところを1点で抑えられたところは、中盤の逆転に繋がる大きなポイントでもあったと思います。相手は3回にも甘い球(変化球)を痛打し3点を奪い4点を献上しました。

清水君も4回頃から変化球が決まるようになりました。ストレートは9回まで球威は衰えませんでした。ストレートの球威があるから変化球も活きてくるというものです。打者42人に149球、やや多いですがよくゲーム途中で修正し、投げ抜いたと思います。
相手打線は、上位打線に好打者が多く、1番の清水君、4番の喜多君は中でも抜けていいバッターだと感じました。この二人に12安打中6安打を打たれてしまいました。相手が勢いにのってしまうバッターをどう抑えていくか、連打されないか、次の試合には生かされることでしょう。

守備に関しては、塁が埋まっての内野の守備は非常に落ち着いていました。ピッチャーも安心できると感じます。
捕手の川岸君は投球のワンバウンド処理が素晴らしい。1球だけ塁を奪われましたが、あれだけの防御を見せられれば、投手も安心してピンチでも低めへ投げることができます。
外野でも、ここの連打はいやだな、ここで安打されると得点に繋がるなというところでのジャンピングキャッチでのアウトは大きかったと思いますね。センターの森田君、ライトの寺西君、あれは良かった。

どちらかというと、この試合も守備での我慢から攻撃に転じることができた試合ではなかったかと思います。

     

さて、攻撃ですが、4回まで相手投手の宮浦君にタイミングが合わず抑えられてしまいました。外角の球の緩急と出し入れをうまく使い、高め低めも利用しながら星稜のバッターに的を絞らせない、少しタイミングをずらして打ち取るピッチングは相手ながら上手かったと感じました。

しかし、星稜の打者はタイミングは外されていたのですが身体の軸が崩れていませんでした。振り切っていました。そして、修正する姿勢がみられました。ここにベンチからの指示と日頃の練習の成果が重なり5回の攻撃となったのだろうと思います。

5回はピッチャー清水君の二塁打を皮切りに、二塁打3本を連ね、最後は待望の4番寺西君のライトスタンドへのホームラン。打った瞬間ホームランと分かる美しい角度でした。

6回にも変わった相手投手から2点を取りゲームの流れをつかみました。

4番の寺西君は次の打席も鋭い打球でセンター前ヒットを打っていましたので、眠れる獅子4番の復活は今後の試合においても大きな原動力となると感じました。

また、ここまで1番に坐ったバッターの調子が良かったため犠打の多かった(今日もあったのですが)2番の畑中君。この試合ではランナー二人おいての右中間への二塁打は勝利を大きく引き寄せる打撃でした。実は怖~い2番バッターなのです。私はレギュラーの中では一番器用な選手だと思っています。

ここまでコンスタントにいい仕事をしているのが下位打線を打つ久保田君。試合前の対応も柔らかく、力が抜けてるな~いい感じだな~と思わせる選手です。そしてライトへ打ち返す打球は相手がもっともいやらしいと思うバッテイングではないかと思います。繋ぎ目です。そして、私からするとここまで冬を越して一番伸びている選手だと思います

木倉君や森田君、こちらも毎試合安打を重ねて繋ぎ、開き、打線としています。
虎谷キャプテンは少しお休みしていますが、また、徐々に調整、修正してくるでしょう。決して調子は悪くな~い

おっと、9番の越中君の活躍も見逃せません。1点目となるタイムリーツーベースでした。日替わりで監督が起用した打者が活躍するというところも、今の勢いを現しているのでしょう。

星稜打線、14安打中5本が長打。やはり長打を打てるということは魅力です。

最終回、9回裏、小松大谷の攻撃。2点差はワンチャンスでひっくりかえせる点数です。清水君は安打等で2人のランナーを背負うこととなりましたが、ストレートの球威が落ちていなかったことと、マウンドですごく肩の力が抜けていましたので、あまり心配はしていませんでした。キッチリ内野ゴロに抑えて試合終了。

  

この試合、何が明暗を分けたか・・・やはり塁を埋めての走塁ミスやタッチアップミスなどスコアブックに乗らないミスが小松大谷には多かった。星稜はほぼなかった。そんな小さなミスの積み重ねと、上記のような他の要素が積み重なった結果が試合の勝敗を分けたかなと思います。

心臓に悪い試合ではありますが、先制されて追いつき逆転して勝利する展開は必ずチームの力になりますし、いい経験になり、きっと試合が上にいけば行くほど、自信という大きな力に繋がっていくと思います。

試合後、翌日に控えた準々決勝のため治療院へ帰り、トレーナー活動として、翌日の試合に向けて選手のケアをさせていただきました。

さて、次の準々決勝(4月30日)金沢高校との対戦です。

私も全力で選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように自分の仕事に精進したいと思います。

  ※阿蘇山での放牧の写真です

最後までお読みいただき、ありがとうございます 

 

   二葉鍼灸療院 田中良和


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