二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

平成21年3月 酔耀会(勉強会)

2009年03月26日 | 酔耀会(すいようかい)
3月18日(水)、8時半ころより今月の酔耀会が行われました。

「今日は、明日忙しいから早めに勉強会終わりましょう」と、始める前に話して置きながら、終了したのは、や・は・り・12時半を過ぎていました。やっぱり勉強会を開始すると、1か月、臨床の場で溜まっているいろいろな疑問や発見が出てくるのだと思います。

みな患者様の笑顔のためです。情熱家の集まりだとも言えます

≪内 容≫

◎臀部のトリガーポイントが腰下肢痛の原因だった症例  
                     豊島先生
腰下肢痛が出現し、整形外科にて軽度のヘルニアを指摘され、18件もの整体や接骨院を受診するも改善されず慢性痛になっていた患者に対し、先生独自の全身調整とトリガーポイントを検出して治療を行ったところ下肢痛は残るが腰痛はその場で改善されたという症例でした。豊島先生はトリガーポイントに関してはなかなか深く勉強されています。勉強になりました。


◎耳管開放症に対する鍼治療の一症例  田中(私)
「自分の声が耳の奥に響く」という主訴で来院された症例。24歳 男性と若いが、中学生ころからこの症状を持っていました。平成21年4月から就職も控えているので、少しでも症状が改善できたらと、某病院の耳鼻咽喉科で漢方治療を行っていたが効果がなく、「もうやれるだけのことはやりました」「鍼灸治療もやってみてもいいんじゃないか」と医師からも言われ来院されました。当院でも初めての症例でしたので、いろいろ調べながら治療しましたが、他の症状は改善されたが、主訴は改善しなかったという症例でした。この症例を通して、自分ではまだまだ勉強不足だと感じました。

◎デイサービスでの鍼灸マッサージの啓蒙活動  泉 先生
 ~ツボについて高齢者にわかりやすく説明するには?~
4月から地域健康づくり指導者として、デイサービスで高齢者の体力増強、健康維持を目的に活動を行います。その際、鍼灸マッサージの啓蒙活動も行うのですが、その時、高齢者に分かりやすく、楽しく、東洋医学について説明するのはどうしたらよいのか、ということを、自分の考えと、メンバーの意見を聞かせて欲しいというお話でした。これから、どんどんこのような活動も増えてくると思いますので、貴重な発表でした。

◎きんさんの筋肉トレーニング実話  安井先生
「きんも100歳、100歳、ぎんも100歳、100歳」、と双子の長寿ということで大きな話題を呼びました。きんさんが歩行できず抱えられ近くの接骨院の先生のところへ来院され、それから通院し、筋力トレーニングをしながら、歩行ができるようになり元気を取り戻していったという実話の紹介でした。高齢者といってもあちらの世界へ旅立つまで、体は新陳代謝を行います。高齢者の方々のそれぞれの体力レベルと、トレーニング方法、量、そして気力があれば、筋肉トレーニングも効果があるということでした。


”学びて然る後に足らざるを知り
 教えて然る後に困(くる)しむを知る” 『礼記』

日々勉強、日々発見、日々知らないことを知る、です。

二葉鍼灸療院 田中良和

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