本日、11月7日(日)は、午前中、この加賀・三策塾の勉強会、午後1時から金沢市鍼灸マッサージ師会の理事会、午後3時から金沢市鍼灸マッサージ師会と視覚障害者協会との合同で先輩方の物故者法要と、なかなかのスケジュールでした。
でも、本当に秋晴れで、素晴らしく気持ち良い一日だったので、まあ、疲れも半減するというものです。
☆ 第37回 加賀・三策塾 ☆
日 時:平成22年11月7日(日) 午前10時~正午
場 所:石川県立盲学校
内 容:①症例報告…「高校野球選手の腰痛に対する鍼治療の1症例」
二葉鍼灸療院 田中良和
②鍼灸・医療最新ニュース
スポーツイベント活動 メディカルサービス ガイドライン(案)
③業界報告・連絡事項
市師会 会長 新保先生
県師会 会長 林 先生 ご挨拶
症例報告では、私のライフワークでもある成長期のスポーツ傷害(とくに野球)に対する鍼治療の症例でした。スポーツ選手は体を捻ってボールやバット、ラケットなどにパワーを伝え、如何に速く強くを競うのが特性です。
そのパワーの捻出に際して体を捻ることを誤解したり、力任せなフォームになってしまうと、あらゆる場所にその歪が出てきます。その最たる症状の一つが腰痛なのですね。
座長の宮川テンテーと私
症例は16歳、高校1年生の野球選手。腰の中心から左にかけての痛み。6月から違和感、8月から痛みのため野球動作が不可。近医や某市内の整形外科に診療してもらうも、筋肉の炎症だということで、同じ診断、処置。痛みは改善せず。最終的にスポーツドクターの在籍する病院にて診察。左腰椎分離症のなりかけが原因かということで、痛みが軽減するまで野球の中止とリハビリ、腹筋・背筋、骨盤周囲筋の強化を行う。野球をしていないので痛みは軽減してきているが、走行、階段昇降、投球(軽く)をすると腰にズシリとイヤな痛みが出る。早期に練習に復帰したく当院へ来院。
痛みが長期にわたっているので全身調整と、徒手検査や体幹運動の状態、圧痛、筋緊張などの診察から、腰椎棘突起周囲で軟部組織の付着部の炎症、腰方形筋から中臀筋にかけての筋緊張(トリガーポイント)、それらを痛みの原因と捉えた局所治療を行ったところ5回で痛みが10→2ほどに軽減し、走行も痛みなくできるようになった。
スポーツ選手の場合は、痛みが治ったから「はい、これで終了です」ではなく、競技に復帰させ、痛みが再発しないということが大切です。とかく痛みが楽になったからと、すぐに練習に全開で参加し、再び痛くなることが多いのです。そこをどう指導していくか。というのも治療者には必要なのですね~
鋭く、いい質問をする豊島先生
第2部の「スポーツイベント活動 メディカルサービス ガイドライン(案)」も私が発表させて頂きました。
来年の4月から石川県において、スポーツ医・科学委員会(医師)、(財)日本体育協会認定アスレティックトレーナー、(社)石川県理学療法士会、(社)石川県柔道整復師会、(社)石川県鍼灸マッサージ師会、(社)石川県針灸師会が集い、石川県のスポーツ選手やスポーツ愛好家、ジュニアから高齢者までスポーツを通じて健康で豊かな人生を実現してもらおうそのために国家資格を持つプロが共通認識を持ち、資質を向上し、それぞれの分野の技術を結集し、スポーツを通じて県民をサポートしていこうということを目的として、石川県スポーツトレーナー連絡協議会が発足の運びとなりました。
私も当初からの立ちあげメンバーなので~す。
私たち鍼灸マッサージ師会としてのスポーツイベントなどへのケア活動として、上記協議会と協力した場合、当師会としても、やはりガイドラインなる一つの指針が必要になるだろうということで、このガイドライン(案)を作成させて頂き、皆さんに発表させて頂きました。
熱弁する~
石川県のスポーツトレーナー事情は、今後、この会がどう進んでいくかで大きく変わっていくと感じるのです。変わっていくんですよね。だから常に勉強する、学ぶことが大切になるので~す
今月の三策塾は、私ばかり、スポーツ関連ばかりで、皆さん少し飽きたかもしれませんが、どうかお許しくださいませ~。私としてはすごく勉強になっているわけですがね。
二葉鍼灸療院 田中良和
でも、本当に秋晴れで、素晴らしく気持ち良い一日だったので、まあ、疲れも半減するというものです。
☆ 第37回 加賀・三策塾 ☆
日 時:平成22年11月7日(日) 午前10時~正午
場 所:石川県立盲学校
内 容:①症例報告…「高校野球選手の腰痛に対する鍼治療の1症例」
二葉鍼灸療院 田中良和
②鍼灸・医療最新ニュース
スポーツイベント活動 メディカルサービス ガイドライン(案)
③業界報告・連絡事項
市師会 会長 新保先生
県師会 会長 林 先生 ご挨拶
症例報告では、私のライフワークでもある成長期のスポーツ傷害(とくに野球)に対する鍼治療の症例でした。スポーツ選手は体を捻ってボールやバット、ラケットなどにパワーを伝え、如何に速く強くを競うのが特性です。
そのパワーの捻出に際して体を捻ることを誤解したり、力任せなフォームになってしまうと、あらゆる場所にその歪が出てきます。その最たる症状の一つが腰痛なのですね。
座長の宮川テンテーと私
症例は16歳、高校1年生の野球選手。腰の中心から左にかけての痛み。6月から違和感、8月から痛みのため野球動作が不可。近医や某市内の整形外科に診療してもらうも、筋肉の炎症だということで、同じ診断、処置。痛みは改善せず。最終的にスポーツドクターの在籍する病院にて診察。左腰椎分離症のなりかけが原因かということで、痛みが軽減するまで野球の中止とリハビリ、腹筋・背筋、骨盤周囲筋の強化を行う。野球をしていないので痛みは軽減してきているが、走行、階段昇降、投球(軽く)をすると腰にズシリとイヤな痛みが出る。早期に練習に復帰したく当院へ来院。
痛みが長期にわたっているので全身調整と、徒手検査や体幹運動の状態、圧痛、筋緊張などの診察から、腰椎棘突起周囲で軟部組織の付着部の炎症、腰方形筋から中臀筋にかけての筋緊張(トリガーポイント)、それらを痛みの原因と捉えた局所治療を行ったところ5回で痛みが10→2ほどに軽減し、走行も痛みなくできるようになった。
スポーツ選手の場合は、痛みが治ったから「はい、これで終了です」ではなく、競技に復帰させ、痛みが再発しないということが大切です。とかく痛みが楽になったからと、すぐに練習に全開で参加し、再び痛くなることが多いのです。そこをどう指導していくか。というのも治療者には必要なのですね~
鋭く、いい質問をする豊島先生
第2部の「スポーツイベント活動 メディカルサービス ガイドライン(案)」も私が発表させて頂きました。
来年の4月から石川県において、スポーツ医・科学委員会(医師)、(財)日本体育協会認定アスレティックトレーナー、(社)石川県理学療法士会、(社)石川県柔道整復師会、(社)石川県鍼灸マッサージ師会、(社)石川県針灸師会が集い、石川県のスポーツ選手やスポーツ愛好家、ジュニアから高齢者までスポーツを通じて健康で豊かな人生を実現してもらおうそのために国家資格を持つプロが共通認識を持ち、資質を向上し、それぞれの分野の技術を結集し、スポーツを通じて県民をサポートしていこうということを目的として、石川県スポーツトレーナー連絡協議会が発足の運びとなりました。
私も当初からの立ちあげメンバーなので~す。
私たち鍼灸マッサージ師会としてのスポーツイベントなどへのケア活動として、上記協議会と協力した場合、当師会としても、やはりガイドラインなる一つの指針が必要になるだろうということで、このガイドライン(案)を作成させて頂き、皆さんに発表させて頂きました。
熱弁する~
石川県のスポーツトレーナー事情は、今後、この会がどう進んでいくかで大きく変わっていくと感じるのです。変わっていくんですよね。だから常に勉強する、学ぶことが大切になるので~す
今月の三策塾は、私ばかり、スポーツ関連ばかりで、皆さん少し飽きたかもしれませんが、どうかお許しくださいませ~。私としてはすごく勉強になっているわけですがね。
二葉鍼灸療院 田中良和
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