二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~準々決勝 vs 仙台育英(宮城)~

2021年08月18日 | 予告

 大雨に地震と自然災害のニュースが多いこの頃です

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 日本においても8月ではありますが、梅雨のような長引く雨と豪雨で各地で水害が報告されています。

 また、雨のため順延が続く第103回の夏の甲子園ですが、変異型コロナ感染の勢いが全国的に止まりません。

 それは高校生たちが試合をし、滞在している大阪や兵庫でも同様です。

 代表校の皆さんは、細心の注意を払い試合に臨んでおられることと思いますが、長く滞在すればするほど感染のリスクも高まります。

 そこへ悲しいニュースが入ってきました。

 宮崎商業高校と東北学院高校でコロナ陽性者と感染者、濃厚接触者が多数出て大会途中での出場辞退となりました。

 多くは語りませんし、語る言葉もありませんので、長々とは書きませんが、この厳しい時期に地区大会を勝ち抜いて優勝できたことを大きな誇りとして進んで欲しいなと思います。

 

 さて、そんな第103回大会が開催中ではありますが、第101回大会トレーナー活動記の記憶を辿らせていただきます。

     

 

第101回全国高校野球選手権大会 ~準々決勝~ 8月18日(大会第12日目)第3試合 

 

 星 稜  仙台育英高校(宮城)

 星 稜 053 000 144 17

 育 英 000 100 000    1

 

投手:(星稜)荻原 7回 投球数102 被安打5 四死球2 奪三振6 自責点1
       寺沢 2回 投球数 22 被安打2 四死球0 奪三振1 自責点0

   (育英)伊藤 1回1/3 投球数43 被安打4 四死球3 奪三振0 自責点5
       大栄 5回2/3 投球数115  被安打12   四死球1
 奪三振7 自責点6
       笹倉 0回0/3 投球数14 被安打2 四死球1 奪三振0 自責点2
       鈴木 2回    投球数52 被安打4 四死球2 奪三振3 自責点2

 

攻撃:星稜 22安打(本塁打4)残塁13 併殺1

   育英  7安打 残塁8 併殺0

 

守備:星稜、育英に失策1 暴投 :育英4

 

試合時間:2時間36分 観衆:約34000人

 

 この試合は、おそらく星稜高校野球部史上、ホームラン数、得点ともに甲子園大会では最多の試合だと思います。調べてないですけど

 この試合、3回戦の智辯和歌山高校との対戦での奥川投手(現 ヤクルトスワローズ)の力投がつくった試合だとも言えます。

 奥川投手を休ませるんだ 奥川投手なしで試合を勝ちきるんだ というチームの盛り上がりと言いますか、士気が湧き上がっていた試合だったと言えます。

 その心や気持ちが、大きく花開き、全員で勝ち取った試合でした。
 奥川投手も大きな声を出し、笑顔で、一際ベンチの中で動いているのも印象的でした。

 

              

 

 この試合での打撃に関しては非の打ち所がありません。

 石川大会では活躍していましたが、本大会では初スタメンの今井選手が大活躍。2番が機能すると、こうも打線が繋がるのかなとも感じたくらいでした。試合の流れをグッと引き込む序盤での満塁ホームランをはじめ、あとヒット1本でサイクルヒットの活躍でした。
 甲子園が沸きました

 4番、内山選手(現 ヤクルトスワローズ)の集中力を持続させながらの試合後半の2打席連続ホームランは圧巻でした。

 

 

 

 内山選手との連続ホームランを打った好調 大高選手、下位打線にあって3安打を放った岡田選手、代打の竹村選手も甲子園初打席でヒット&打点をたたき出しました。

 そして、ここまで不調であった有松選手にヒットが出たことが良かったな~と感じました。星稜打線にさらに厚みが出るということです。
 何かを掴んだのではないかなと。

 大量得点にも雑にならず、集中力を切らさず、一打席一球を大切にする姿勢は素晴らしいチームだとスタンドから感じました。

 

 

 投手も素晴らしかった。奥川投手もそうなのですが、星稜の投手陣は四死球が非常に少ないのです。

 これが守備にリズムをつくり、そこからリズム良い攻撃へと繋げることができるポイントかなと思います。

 荻原投手寺沢投手も、コースを投げ分け、低めのコントロールも良く、打者に的を絞らせませんでした。

 

 

 

 守備も言うことありません。

 終盤、交代で試合に出場した守備の名手、山本選手。9回にファインプレーで試合を盛り上げてくれました

 

 

 仙台育英高校もまとまりのある素晴らしいチームでした。

 この試合は、3回戦からの勢いと、肩の力の抜けた気迫と結束力・集中力を持つ星稜に軍配があがりましたが、最後まで集中力を切らさず、自分を保ちながらプレーする姿には好感を持ちました。

 試合中盤、第3試合という暑さと疲労で荻原投手が筋痙攣を起こしそうになった時、そのマウンドの姿をみて真っ先に水分補給にかけつけてくれたのが仙台育英高校の選手でした。
 このあ
たりは監督さんや部長さんの日頃の指導あるいは、それに反応して、即行動できる選手の素晴らしさでもあると、ちょっとウルッときました

 高校野球はこれでいい、これがいいのだと思います

 

 星稜高校は24年ぶりの準決勝進出です

 金沢へ帰る日も忘れて選手のケアに集中してました。

 患者さんとの話の「今年は最後まで帰ってこんでいいよ~」という話が現実味を増してきた、そんな試合でもありました。

 

 

大会第12日目(準々決勝)その他の試合結果

 第1試合 明石商業(兵庫) 7-6 八戸学院光星(青森)

 第2試合 作新学院(栃木) 3-6 中京学院中京(岐阜)

 第3試合 星  稜(石川) 17-1 仙台育英(宮城)

 第4試合 関東第一(東東京)3-7 履正社(大阪) 

 

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 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)


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