二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

ダライ・ラマの言葉

2008年09月17日 | 言葉のちから 心のちから
日本でも、世界でも、耳を塞ぎたくなるような事件、戦争、紛争、怒りがこみ上げてくるような出来事がメディアを賑わせています。心あたたまるような、皆が幸せになれるようなニュースを流してもらいたいと思ってしまいます。

最近、怒りを通り越して呆れてしまったことはと言うと『汚染米』のニュースでしょうか。

どんな場合でも最終的に被害を被るのは、一生懸命、幸せになろうとコツコツ働いている一般の人たちであり、真面目に消費者のために心をこめて物づくりに励んでいる人たちです。

自分のことしか考えず、物質(お金)を求めることを最優先に考え、この世界の本質的なところに目を向けない人たち、自分たちの権力をいいことに利益至上主義者を利用し、こりゃまた自分たちのこと、自分たちの都合しか考えない人たち、さらにこれが公の仕事を扱う人となれば頭を抱えてしまいます。

このような人たちが蔓延していれば、世の中どうなってしまうのでしょう。見つからなければそれでいいという考えは捨てたほうがいいのではないでしょうか。見ているのは人間の目だけではないことを、早く悟ってほしいと思います。

”人類さらには生きとし生けるもの―人間も動物も―には、幸福を求め平和に暮らす権利があります。これとは反対に、他人に痛みや苦しみを与える権利を持つものなど一人もいません”

”思いやりの心は人生で成功する究極の源です。利己的な考え方は他者を害するだけでなく、まさに自分が望んでいる幸福を阻害します”

”私たちは知らず知らずのうちに、愛や思いやり、協力、いたわりといった人間になくてはならない最も基本的なものを育むことを忘れるほどに、物質的進歩に夢中になってしまったのです”

”経済は大切です。しかし、人間性はもっと大切です。人権や環境問題など、経済よりも大切なことはたくさんあります。利益を求めてビジネスの世界で関係を築いていくときにも、大義を見失わないことが肝心です。”

”政治それ自体はなんら汚いものではありません。人が政治をそうしているのです。”
『ゆるす言葉』 ダライ・ラマ14世 著より


世界の多くの人々が、話を聞き、何かを感じたい、世の中とは何なのか、人生とは、様々な悩みを持って、ダライ・ラマ14世のもとに集まります。

人が集まる、人を引き付ける魅力とはその人から溢れ出している何かなのでしょう。

ダライ・ラマ14世の言葉や行動には重みというか、温かみというか、威厳というか、宇宙の真実というか、人の心が安ぐことができる場所、拠り所みたいなものを与えてくれます。

私たちは、”今”どういう心の態度で人に、社会に、自然に対するかが問われている時期なのだと思います。まず隣にいる人を思いやり、愛することから始めることが大切なのでしょうね。小さいところから始めれば決して世の中が”思いやり”で包まれることも不可能ではないのではと思います。

世界を創るのは私たちの心なのですから

二葉鍼灸療院 田中良和

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