2019年は5月1日より、第125代 今上天皇陛下(現 上皇)の史上初めての生前譲位により、第126代新今上天皇が即位され、新元号を「令和」とした最初の年でした。
時代の流れとしても、そして世の中の雰囲気としても思いの強い年でした。
何をやるにしてもも「令和初の・・・」、「令和初代の・・・」、そんな言葉がつきまとう1年になりました。
高校野球においても、この言葉が飛び交い、そして、大切な節目となる年でした。
私のトレーナー活動においても、一つの大きな節目となる年となりましたので、思い入れのある令和元年です。
また、第101回という数字も、令和元年にふさわしい感覚があり、この大会が盛り上がる一つの流れになったかなと感じます。
今大会に関しては、私の都合や日程等もあり、決勝戦しか星稜高校野球部のトレーナー帯同はできませんでした。残りの試合は、鍼灸施術の合間にバーチャル高校野球で観戦しながら、行方を見守っていました
第101回全国高校野球選手権石川大会
大会期間:令和元年7月12日~28日
会 場:石川県立野球場・金沢市民野球場・弁慶スタジアム(末広野球場)
参加校数:44校
2回戦 7月15日(月) 石川県立野球場
星 稜 七尾東雲
東 雲 000 00 0
星 稜 800 02x 10(5回コールド)
【投手】荻原ー寺沢 【捕手】山瀬
【HR】東海林(1回 レフト3ラン)、内山(1回 レフト3ラン)
1回からビッグイニングをつくり試合を決めました。皆、調子が良く、特に東海林選手は本当に大事なところで一本打ってくれるところは、今大会を通じて決勝戦まで続くのでした。
3回戦 7月21日(日) 石川県立野球場
星 稜 金沢大学附属
金 大 000 00 0
星 稜 342 3X 12(5回コールド)
【投手】寺西ー奥川 【捕手】山瀬
【HR】東海林(2回ライトソロ)、
今井(3回 レフト場外2ラン)ー(4回 左中間2ラン)
※2打席連続(4回のHRは大会通算800号)
この試合、どれくらいの点差がつくのか!?という前評判でしたが、金大附属の選手の全力で王者に向かっていく姿勢に感動。
迎え撃つ王者も、最後は奥川投手を投入。
現 東京ヤクルトスワローズの奥川投手に対して、打席で対戦した選手達はいい思い出になったのではないかと思います。
準々決勝 7月24日(水) 石川県立野球場
星 稜 遊学館
星 稜 101 000 000 2
遊 学 001 000 000 1
【投手】奥川 【捕手】山瀬
【HR】有松(1回 左中間ソロ)
準々決勝になると実力も拮抗してきます。星稜も春からレベルアップしているように、打倒星稜を掲げ各校もレベルアップしているため、これからの試合は接戦が続きます。
遊学館はその最たる高校の一校。初回の有松選手のホームランで「行ける!」と思ったのですが、相手投手がエースの高田投手に変わってから試合は膠着状態。
星稜の奥川投手も変化球のキレもよく不安定ではなかったので負ける気はしませんでしたが、緊張を切らすとひっくり返されるな・・・という緊張感のある試合でした。
準決勝 7月27日(土) 石川県立野球場
星 稜 鵬学園
星 稜 300 010 010 3 8 E1
鵬 学 100 000 400 1 6(延長10回) E1
【投手】寺沢6 0/3(自責点4)ー奥川4(自責点1) 【捕手】山瀬
【HR】内山(1回 ライト3ラン)、知田(5回 ライトソロ)
奥川(8回 レフト場外ソロ)ー(10回 レフト2ラン)
※2打席連続
【安打】星稜 17 鵬 8 【四死球】星稜 3 鵬 1 【三振】星稜 8 鵬 13
【残塁】星稜 10 鵬 3
小雨が降る中の感動的な試合でした。
前半は星稜ペース。中盤から後半は鵬が流れをつかみ、後半は奥川投手がマウンドに上がり星稜がリズムを引き戻し、投打に活躍の奥川劇場で幕を閉じたという試合展開でした。
本当に簡単に勝たせてはくれません。ここも一つのミスが命取りになるような試合でした。
7回裏、逆転されてからの8回の奥川投手の場外ホームランには驚嘆しましたし、感動で震えました
この試合も本当にいい試合でした。
最後の両チームの涙に、私もウルウルきてました。
決 勝 7月28日(日) 石川県立野球場
星 稜 小松大谷
星 稜 000 101 004 6 E1
大 谷 000 100 010 2 E1
優勝:星稜高校(2年連続20回目)
【投手】奥川(自責点2) 【捕手】山瀬
【HR】東海林(9回 バックスクリーン横 満塁弾)
【安打】星稜 5 大谷 6 【四死球】星稜 6 大谷 2 【三振】星稜 5 大谷 14
【残塁】星稜 5 大谷 5
小松大谷高校とは、夏に対戦することが多く、試合を行うと多くが接戦や感動的な試合になります。
ここまで打線好調の星稜も、大谷の生長投手の巧みなピッチングの前に安打と四球で得た少ないチャンスを活かし9回まで2点を得るのが精一杯。星稜得点後は、大谷打線にホームラン2発で追いつかれるという一進一退のムードでした。
しかし、奥川投手が前半よりも、後半にかけてピッチングのピッチが上がっていき終わってみれば14奪三振。相手に安打されても奥川投手が流れを断ち切っていましたので負ける気はしなかったですが、8回裏のホームランは少しヒヤリとしました。
そして、そして、最後は東海林選手がやってくれました。魅せてくれました。
久しぶりに心臓の鼓動が聞こえるくらい興奮しました。
バックスクリーン横への満塁ホームランは出来すぎと思うくらいです。
いや、それくらい練習してきた結果だと思います。
石川県の頂点を決める決勝戦として素晴らしい試合だったと私は感じました。心臓が鍛えられましたけど。
おめでとう星稜高校野球部 石川44校の夢とともに甲子園で活躍するぞ
そうこのときは感じました。
よく頑張りました。昨年、忘れた何かを取りに令和最初の夏の甲子園へ向かいます
私にとりましても、これまでのトレーナー活動で最も長く帯同する夏となるのでした
最後までお読みいただき、ありがとうございます
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