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第98回全国高校野球選手権石川県大会、夏の甲子園へと続く道も、50チームが出場して7月14日に開幕されてから熱い戦いが繰り広げられました。そして残り2チームとなりました。
当院がサポートさせてもらっている星稜高校は、その2チームの中に勝ち残り、明日、7月26日(火)に決勝戦を迎えます。
残念ながら、私は平日の試合や連休の用事などで試合には「決勝戦」しか行けないという残念な予定でしたが、明日はしっかりと彼らの戦いをみたいと思います。
さて、星稜高校は春の北信越地区高校野球大会の石川県大会を優勝しましたので、常に県立野球場の第1試合です。まずは、初戦(2回戦)を簡単に振り返りたいと思います。
第98回全国高校野球選手権石川県大会 ~2回戦~ 石川県立野球場
星 稜 小松商業 平成28年7月18日(月祝・海の日)
合 H E
星 稜 1 0 0 0 2 0 2 3 1 9 12 1
小 商 1 0 0 0 0 0 0 1 1 3 9 2
初戦というのはどこのチームも緊張するものです。試合を観戦していた皆様にお聞きすると、やはり動きが固かったということでした。まあ、想定済みの緊張ではあると思います。
対戦相手の小松商業とは、公式戦でも対戦しておりますし、投手を中心にした好チームでしたので初戦の相手としては申し分ない相手だったと思います。力の差があり過ぎて大雑把なゲームになってしまうと、試合の感覚が鈍ってしまうこともありますしね。
この試合、イニング数は短く、やや乱調さはあったもののケガから復帰した寺西君がある程度投げることができて良かったと思いました。その後は、安定の3年生のアンダースロー投手 前井君が試合の流れをつくり、横越君から、最後は1年生投手の竹谷君が試合をしめました。
今大会も、前回の北信越大会同様、投手は継投、継投になってくると思いますので、監督の采配のキレがゲームを左右する場面が多いと感じます。投手陣に関しては監督のやりくりはたいへんだと思いますが、皆、それぞれ力を付けてきていますので頑張ってほしいと思います。
打撃は北信越大会よりさらにスイングが鋭く力強くなったように感じられる、そんな状態で大会に入ることができたなと、見ていて思いました。これが1番から9番まで長打を狙えるスイングをしているところが今年の星稜打線の強さだと思いますね。監督、コーチはじめスタッフの指導とそれを着実に実らせて来ている選手の努力の賜物です。
寺西君の場外ソロホームランは今大会の星稜打線を象徴する一発になるのだろうと感じました。そして、彼の復活の一打でもありました。その他の材料として、他チームにとってイヤらしいのは、1番の森田君、2番の畑中君の打線の導入部分だと思います。二人ともこの試合4打数2安打と好調であり、さらに2番の畑中君のバントのうまさは仕事人だと思います。本当に相手にとってイヤな二人だと思いますね。
また、守備でも打撃でも、他の選手から比べれば地味に大切な場面で仕事をしている選手がいます。この日も2本の二塁打を打った、下位打線を打つ若宮君です。
彼は春の北信越地区石川県大会、本大会ともに負傷にて試合に出場できなかった木倉君に代わって内野の守備を全試合任されました。もともと上手でしたが、そこでキッチリ活躍して内野の守備位置を確保し、本大会に向けてさらに進化しサードの守備位置に確固たる地位を築きました。
ちょっと違った視点でみると、木倉君のケガによる負傷が実は夏に向けてのチーム力やチーム層の厚さの充実に一役買っていたのではないかと思うくらい、彼は大きく成長しているな~と私は感じたのでした。
四死球も相手投手から10個をいただきました。このあたりも選球眼と打席での威圧感がなせる業なのだと思います。
一戦一戦、成長していく彼らを見るのが今後も楽しみでもあります
そして、次の3回戦は、最近、少しずつ力をつけている七尾東雲高校です。普段の力をキッチリ出していけば苦しむ相手ではありませんが、野球はほんの少しの気の緩みが負けに繋がります。
私も少しで貢献できますように、チームのサポートを全力で行いたいと思います
苦しい時は必笑だよ!
ファイト!
絶対に勝てるぞ!