カワラヒワは寒冷地を除けば、1年中見られる鳥ですが 、まだ繁殖期ではない今の時期には
河川敷や農耕地で数十羽から、時には数百羽の大群が見られます。
ヒワは漢字では木編に弱と書き表しますが、この仲間は食物連鎖ではかなり下位にあって
捕食されることが多いのかも知れません。
体形はスズメに似ていますが、飛ぶと翼と尾の黄色が目立つので、スズメではないことが
すぐに判ると思います。
また木に止まっている時に「キュリキュリ」といった特徴ある声で鳴くことでも判別できます。
雌雄の見分け方は、雄は頭部が緑灰色で、目先から嘴の付け根が黒く、雌は全体に
色が淡いのが特徴です。
繁殖期には、つがいで小さな縄張りを作り、木の枝に椀型の巣を作ります。
カワラヒワ <スズメ目 アトリ科> 留鳥
餌は主に地上で、草の実を食べますが、如何にも頑丈そうな嘴で固い実も割って食べられる
ことから、庭の花壇に植えられたヒマワリ等にやってくることもよくあります。