山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

オニユリ(鬼百合)

2012-08-01 22:14:40 | 単子葉類

真夏の太陽を体現したような濃いオレンジ色

どうなんでしょうかね~  皆さんはこの花お好きでしょうか?

まあ確かに美しいと言えば美しい花ですけど・・・何か、暑さが増幅されてしまいそうな雰囲気です。

この酷暑の中では、あまりじっと眺めていたくない花?

最近は車で走っていると良く見る「路面温度計」と言うんでしょうか?

午前7時前だというのに、もう「28℃」などという標示が出ているやつです。

どうも、あれを見ている感じがします。

オニユリ <ユリ科 ユリ属>  多年草

河川敷や田の畔など、比較的人里近くに半野生状態で生えていますが、鱗茎を食糧や

漢方の生薬として利用する目的で栽培されていた名残りだと思います。

古い時代に中国大陸から渡来したという説がありますが、あまり確かではありません。

日本で自生するユリの中では比較的大きい花を咲かせる種類ですが、3倍体植物(3n)の

ため、減数分裂によって生殖に必要な配偶子(1n)を造ることが出来ず、種もできません。 

オニユリ















葉の腋には黒紫色の鱗片からなる珠芽(むかご)が付き、増殖はもっぱら、これに依存しています。

良く似たユリに、コオニユリがありますが、コオニユリには珠芽が出来ないので、見分ける上での

大きなポイントとなっています。

コオニユリ

 

 

コメント
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