山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ビナンカズラの花

2012-08-29 18:46:23 | 被子植物離弁花

先週の木曜日が、暦で言うところの「処暑」、一応この日で暑さが終わる日だったようです。

それから1週間が過ぎて、明後日で8月も終わり、さすがに居た堪れない猛暑というものは

陰を潜めた感がありますが、まだまだ涼しいとまではいかないようです。

しかし、自然界のほうでは、少しづつ秋が忍びよっているのか、今も窓の外ではコオロギや

カネタタキの鳴く声が聞こえています。

画像は8月の終わりに咲くビナンカズラの花です。

花の咲く期間が少し短いことから、花の状態で見るのを逃してしまった年もありましたが、

近くの水主神社の森に咲いていました。

花弁と萼は共に淡黄色で、6~15個とかなり個体差があります。

花床が球状に膨らんでいるのが見えますが、これは雌花で、球状の部分はこのまま

直径3㌢位まで大きくなり、鮮やかな赤色の果実となります。

ビナンカズラの名は、常緑性でありながら初冬に葉が紅葉することからだそうです。

また果実も赤くて美しいことから、サネカズラ(実葛)の別名があります。

<モクレン科 サネカズラ属 常緑つる植物>


ビナンカズラ















ビナンカズラ

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