先週の木曜日が、暦で言うところの「処暑」、一応この日で暑さが終わる日だったようです。
それから1週間が過ぎて、明後日で8月も終わり、さすがに居た堪れない猛暑というものは
陰を潜めた感がありますが、まだまだ涼しいとまではいかないようです。
しかし、自然界のほうでは、少しづつ秋が忍びよっているのか、今も窓の外ではコオロギや
カネタタキの鳴く声が聞こえています。
画像は8月の終わりに咲くビナンカズラの花です。
花の咲く期間が少し短いことから、花の状態で見るのを逃してしまった年もありましたが、
近くの水主神社の森に咲いていました。
花弁と萼は共に淡黄色で、6~15個とかなり個体差があります。
花床が球状に膨らんでいるのが見えますが、これは雌花で、球状の部分はこのまま
直径3㌢位まで大きくなり、鮮やかな赤色の果実となります。
ビナンカズラの名は、常緑性でありながら初冬に葉が紅葉することからだそうです。
また果実も赤くて美しいことから、サネカズラ(実葛)の別名があります。
<モクレン科 サネカズラ属 常緑つる植物>