アメリカ中南部原産のモクレン科常緑高木。
日本へ渡来はかなり古く、1873年といいますから明治政府によって廃藩置県に続く
地租改革が行われた頃の話です。
樹高は20㍍以上にも達するかなりの高木で、私は小学生時、校舎に沿って植えられていた
この木を蔦って屋上から校庭に降りていた想い出があります。
「忍者ごっこ」のようなものですが、今から思えば随分危険で無茶な遊びをしたものです。
この花に関しての想い出をもうひとつ。
この花は果物のような甘い香りが強く、ひょっとしてこの太い花芯は食べると美味しいのではないか?
などとアホなことを考えた私は花芯を折ってガリッと齧ってみたのです。
で、結果はと申しますと・・・何とも酷い苦みが口いっぱいに広がり、その不味さたるや
今もって忘れることができないほどです。
ところで、この花は食用にはなりませんが、この花の香りの成分はジバンシィなどの香水の
原料として使われているそうなのでご参考のため。
ウフフ 好奇心旺盛なおこさんだったんですね^^
少年は登って世界を見、火事って苦さを知る♪
名前だけは知っていて実物は知らない。
タイサンボクもその一つでした。
始めて見た時花の大きさにビックリしました^^
高い所に咲くのでなかなか撮れません。
しっかり見せて戴いて得した気分^^
タイサンボク、低い所に咲いていた花を画角いっぱいに撮ってみました。
私にとっては懐かしい花の一つです。
花に関する遠い日の想い出なんていうと
甘い初恋の想い出だったりするのが普通なんでしょうが
私の場合は悪ガキやってましたから、こんな想い出のほうが何時までも頭にのこっています。
どこの家庭も敗戦から間もない頃で貧しい時代でしたから遊びも当然ながら
自然の中での遊びが中心でした。
山を歩いて食べられる木の実を見付けたり、虫捕りに夢中になったり、ロープやナイフの使い方を覚えたり
自然での遊びを通して子供達が自ら学んだことは少なくなかったと思います。