山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤハズソウ(矢筈草)

2010-09-12 08:12:58 | 双子葉離弁花

山野の日当たりのよい開けた場所に生えるマメ科の植物です。

見たところ同じマメ科の多年草、ハギの仲間のような雰囲気がありますが、こちらは1年草のため

ヤハズソウ属という別属に分類されています。

茎は立ち上がりますが、高さは10~20㌢ほどなので、成長競争の激しい草地では生きられず、

他の草本の生えにくい貧栄養の場所に小さな群落を作って生えています。



ヤハズソウ <マメ科 ヤハズソウ属>  1年草


草丈が低いため、他の植物との競合の激しい草地を避けた場所に群生します


葉脈が主脈から平行に出ているため、先端を摘まんで引っ張ると矢筈形に千切れます
これがヤハズソウの和名の由来になっているそうです


葉は長倒卵形の3小葉を持つ複葉で、葉の腋に小さな淡紅色の蝶形花をつけます

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