四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

久し振りの横浜の夜景

2022年06月03日 20時12分06秒 | お出かけ


 6月に入り、雨上がりの紫陽花の冴えた花群れが目立つようになりました。
コロナ禍も感染者数の高止まりとは言え、少し落ち着いたこともあり政府は6月1日から、
新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、米国や中国、韓国など98か国・地域からの
入国者には入国時の検査を行わず、自宅などでの待機も免除する方針を打ち出しました。
これらの状況を踏まえてか、わが県でも「県民割」なるものが5月末まで延長となりました。

 今まで極力公共の交通機関を使っての遠出は控えてきましたが、この県民割を使って
ミニ旅行を細君と相談し計画しました。ネットでいくつか候補を検索し、三年前家族たちと
行った横浜ロイヤルパークホテルのオーシャンビューの部屋を期限ぎりぎりの日程で予約しました。気象変化の激しい中、細君の体調がイマイチ思わしくなく、直前まで行けるかどうかも危ぶまれましたが、当日は朝から晴れ間がのぞき、体調も何とか整い出かけることが出来ました。



 ホテルのチェックインが16時でしたが、事前に手荷物を預け、久し振りの横浜を散策しました。ただ、細君の体調の事もありホテル周辺の散策に留めることにしましたが、どうしても外せない乗り物「ヨコハマエアキャビン」に先ず乗り込みました。

桜木町駅前から横浜ワールドポーターズをつなぐ日本初の都市型ロープウェイとのことで、
全長約630m、最高高さ約40m、運賃は私達大人は1000円でした。僅か数分の空の散歩でしたが空中を移動しながら、みなとみらい地区を眺めるのも、中々粋なものと感じました。なお、
これの運行開始は2021年4月22日(木)からとのことですので、一年余を経過しての初乗りと
なりました。





 15時過ぎにチェックインが可能となり、ネットでの予約では支払いは当日となっていましたが、提示された額にびっくりしました。ネット表示の金額は県民旅割がされた額だと思っていましたが、そこから、さらに二人で10000円安くなり、クーポンが4000円付いてきました。
前回、子供達家族と宿泊したのは、スカイリゾートフロア でしたので、クラブラウンジと、
スパ、プール等の使用が可能でしたが、今回はリニューアルレギュラーフロアでしたので
「ランドマークスパ」は別途料金となりました。これにクーポンをつかうことにしました。

 早速部屋に入りましたが、まさに目の前にベイブリッジと横浜の海が広がっていました。細君は、久し振りのホテルの部屋からの景観に見とれていました。
一昨年、私たちの結婚の節目の年で、息子たちの勧めもあり船旅等を計画していましたが、コロナ禍で断念した経緯もあり、二人でやっと来ることが出来たね~としみじみ語り合いました。
少しゆったりとした後、泳いで来ようとスパのあるラウンジに向かいました。プールはコロナ禍の下で入場制限しているとのことで、しばらくお風呂や、サウナで時間調整をしました。



 プールは1レーン1人で4名しか入れないとの事でしたが、細君は私より早めに来てひと泳ぎ
したようで、私が行ったときは目標の距離を泳ぎ、ジャグジーで温まっていました。
私はゴーグルを忘れた為、細君のものを借り、500mほどゆっくりと泳ぎました。本当はもう少し泳ぎたかったのですが、入場制限で待っている方を想うと少し遠慮しました。その間、細君はデッキチェアに座りながら、みなとみらいや、横浜の街並みを眺めたり、ジャグジーを楽しんでいました。

 ひと泳ぎした後、なんとも言えない爽快さを感じましたが、お腹もすいてきたこともあり、
着替えてランドマークタワーの散策と、夕食に出かけました。
細君は、本当はお気に入りのお蕎麦屋さんがあったのですが、かなり混雑していましたので、
スルーし最近開店して比較的空いていた「ローストビーフ丼」を売りにしているお店に入り、
ビールで乾杯してから頂きました。ローストビーフは「売り」にするぐらいですから、かなり美味しかったのですが、カルビはかなり硬くて嚙み切れない状態で、味が良かったゆえに残念と感じました。
しばらく来ないうちに、ランドマークタワー内のお店も大分様変わりしているという印象でした。帰りに成城石井で、ビールとおつまみ、そして細君の好きなケーキを購入して部屋に戻りました。

     「ランドマークタワー内に設置された ウルトラマン」

 それからじっくりと暮れなずむ横浜の海、行きかう船、そしてベイブリッジ等々を眺め、
心行くまで二人で魅入ることが出来、至福とも言えるひと時を過ごすことが出来ました。
私も、時間の経過とともに少しづつ変わる夜景をデジイチに収めることが出来ました。
三脚を持ってきませんでしたので、手持ちでの夜景の撮影の難しさを改めて感じました。
「この夜景はもったいなくて寝むれない」と言っていた細君は、泳いだせいかしばらくすると
ぐっすりと寝入っていました。



 朝は、ホテルの備え付けのドリップコーヒーを細君が入れ、その香りで私は目覚めましたが、窓からの眺望は濃い靄に覆われ視界は3割という状況でした。この日の天気は雨の予報なので止むを得ません。時々すうっと霞が消え海が見えるとすぐにまた、白くなっての繰り返しでした。
朝食は70階のスカイラウンジ「シリウス」で頂きました。窓近く確保して頂いた席でしたが
折角の広大なパノラマ等景観が靄に覆われ見れず残念でした。しかし、その分朝食をゆっくりと頂くことができました。
バイキング方式でしたが、それぞれの方がホテル用意の手袋を付けるなど感染対策がしっかり
されていて、さらに、おしゃべりも皆さん控えられた環境の中で、静かに美味しくいただきました。いずれの料理も丁寧に味付けされ、プロの方の技と、味付けが窺える素敵な朝食でした。クロワッサンは特に美味しかったです。

 11時のチェックアウトを済ませて、小雨模様もありこの日は街の散策はあきらめ、そのまま家に戻りました。
久し振りのお出かけで、まずはゆっくりとホテルでくつろぐ事が目的のミニ旅でしたが、細君の体調も悪くならず、素晴らしい夜景を堪能することが出来、良い旅になりました。


即興で一首、短歌を詠んでみました。
 ☆越え来たる 海も山河も霞めども 互いの笑みにねぎらいも秘め


コメント (10)
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