四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
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「災害時 避難所運営訓練」へ

2025年02月17日 21時02分42秒 | ボランティア

 昨日、私達の地域で、自治会、町内会、4町内会合同の「災害時避難所運営訓練」が地域の公立中学校を拠点にして行われました。二月にしては比較的温かな天候に恵まれ訓練日としては快適でした。
 この訓練は震災時に避難所に避難者が集まってから、集団生活のための組織を立ち上げ、集団生活をするためのインフラ整備までを行うものでした。これは昨年の4月から体制、役割、規模等々の取り決めを含め準備を重ねてきたものです。


     「咲き盛る 白梅」

 私も、役員の一人として参加して来ましたが、避難所を使う複数の自治会・町内会が連携して行う訓練のため、当初は結構な戸惑いもありました。しかし、会を重ねるうちに行政の担当部署の方や各町内会や自治会の練達な方たちのアドバイスにより、スケジュールも含めてまとまりイベント日を迎えることが出来ました。
当日は、休日にも関わらず、横須賀市の市職員、消防署、中学校から校長先生、教頭先生等々多くの方にも参加いただき、総勢で100名を超える訓練となりました。

 避難してきた方の中から「避難所運営」のための、委員長を始め体制づくり等を組織するところから始める文字通り一から立ち上げる訓練でした。一応のストーリーはあったものの、臨機応変の求められる結構緊迫感のある訓練でもありました。私達の自治会も役員の方を中心に参加し、たまたま班長の役割を仰せつかりました。初めての経験で、大半は臨機応変のその場対応のミッションに追われましたが、なんとか務めさせて頂きました。

 被災状況の調査・報告から始まり、簡易ベットの組み立て体験、プライバシー確保のカーテンルームの作成、簡易トイレの作成と処置、震度7のVR体験等々の訓練を全員の方を対象に行いました。これらの体験、訓練に約2時間を費やしました。

 その後、当市から能登半島の災害復旧対応に派遣された危機管理対応の市職員、消防署員の方が中心となり、その実態報告と、それらを踏まえた当市での具体的対応等についての防災講話がパワーポイントを用いて行われました。活発な質疑応答が行われた後、約3時間に渡っての訓練を終えることが出来ました。

 この種の訓練を疑問視する意見も一部にはありますが、能登半島地震等々の災害の実態や、状況に触れる時に、そこに暮らす皆さんで力を合わせ自分たちの命と、暮らしを守る行動を先ず起こしていくことの大切さと、必要性を改めて実感しました。
なお、実は気象状況から厳しい寒さを予測して、事前にホッカイロ等をかなりの数を用意しましたが、あまり使われることもなく、また、体調を壊す方もおらずホッとした次第でした。

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