四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その167 ネット歌会)

2025年02月12日 04時39分49秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その167 ネット歌会)
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 ☆☆☆ 「ネット歌会」の「返歌」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中で自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。飛び入り歓迎です。


     「咲き初める 河津桜」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆立春を迎え 陽気に寛ぐも 予報は今期最強寒波 
                         西BOOさん
★立春といえど寒風吹き荒れて ダウンのフード被り防御す 
                         夕庵さん
★今シーズン最強最長寒波なり 水道管の無事を祈らむ
                         西BOOさん
★食パンに塗るハチミツが凍ってる 寒波の余波はキッチンにまで
                         夕庵さん

☆節分を二月三日と勘違い 食いっぱぐれし恵方巻きかな
                         西BOOさん
★恒例の節分行事に豆はなく 恵方巻き作り孫に届けむ 
                         夕庵さん

☆立春の光の中を闊歩せり 五体にしかと大地の鼓動 
                         みっちっちさん
★めでたやな 規則確かな心音は 春連れてくるひ孫の動き
                         夕庵さん
★産院の廊下に響く産声は 春連れてくる歓喜の瞬間
                         みっちっちさん

☆ほとばしる水の光や 立春の 水車回れる森の小流れ  
                         みっちっちさん
★コットンコットン水車の音も軽やかに 流れは巡りバラ園潤す 
                         夕庵さん
★山里の蕎麦処うらの小流れの 水車のリズム春待つごとく
                         みっちっちさん
★暖かいスダチの蕎麦の香りよし 輪切りならんでお蕎麦が見えぬ
                         夕庵さん
★熱燗を一本追加 寄せ鍋はすだち絞りて寒夜の至福
                         みっちっちさん
★鍋にする葉物高くて物足りぬ 今夜の奉行もちょっぴり静か 
                         夕庵さん
★きゃべつ姫 投げ売りなんぞ過去のこと 今し 大事に やや抱くごとく
                         みっちっちさん
★最強の寒波直撃 信州の 高原野菜も 雪に埋もる
                         夕庵さん
★立春は名のみの寒波 雪かきの 苦労をしのぶ高齢世帯
                         みっちっちさん
★豪雪に生きて埋もれて息絶えし 運命(さだめ)といえど何と悔しき
                         夕庵さん
★ふるさとを捨てて都会へ旅立たむ 鞄ひとつの若者の春
                         みっちっちさん
★歳古りて思い出される故郷は 川も埋め立て見知らぬ街へ
                         夕庵さん

     「咲き初めるむ 紅梅」

☆如月につぼみ膨らむ紅梅の 枝の狭間に富士のしろがね 
                         ポエット・M
★如月につぼみ膨らむ紅梅の
        遙かに望む春日(かすが)の山脈(やまなみ)

                         夕庵さん
★紅梅は光の春に目覚めるか山脈(やまなみ)を背に ほころび初める
                         ポエット・M
★堂々と古武士のような盆梅に ため息ついて見とれてをりぬ
                         夕庵さん
★古武士にも似たる姿の盆梅の 秘めたる歴史 改めて知る 
                         ポエット・M
★盆梅展 金屏風背に 花ひらき 会場に満つ甘い香りは 
                         夕庵さん
★撓められ人の思いに添う盆梅(うめ)よ 時には大地 請うこと無きや
                         ポエット・M
★枝ぶりの見事さ競う盆梅展 伐られた細枝につぼみ残して
                         夕庵さん
★盆梅の枝ぶり競うその陰で 伐られし枝に つぼみ膨らみ 
                         ポエット・M
★努力して実を結ぶかに見えたれど 甲斐もむなしく叶わざりしか
                         夕庵さん
★実を結ぶ 努力の跡は尊くも 結ばぬ跡は さらに尊く
                         ポエット・M
【詞書】捨てられた木を拾い 花瓶に挿すと暖かい部屋で花を
  咲かせています。
★蕾ある枝をやむなく伐り捨てど 私が花を咲かせてみましょう
                         夕庵さん
★捨てられし枝に眼差し注ぎたる 君の優しさ涙も誘う
                         ポエット・M
★野良猫はまとわりついて離れない 今夜は何処で眠るのだろう
                         夕庵さん
★野良猫を可哀そうにと連れ帰り 孫はひたすらスケッチ残す 
                         ポエット・M
★スケッチの猫は「ちーたん」八代亜紀(あき)さんと
                絵本のなかにいつまでも生き

                         夕庵さん
★「ちーたん」は いまも八代亜紀(あき)さん偲んでか
               マフラーくるまり眠りにつくと

                         ポエット・M
★「ちーたん}は八代亜紀(あき)さんの声忘れまい
                   夢の中でも子守歌きく

                         夕庵さん
★夢覚めて今も八代亜紀(あき)さん探しいる
              「ちーたん」にとり永遠なる人よ

                         ポエット・M
★誰にでも不意に別れはやってくる 降り積む雪に息をひそめて 
                         夕庵さん
★降る雪に 想い鎮める日々なれど 不意の別れに 未だ影追う 
                         ポエット・M
★降る雪を手にのせ言葉探しをり 溶けないうちにさよならを言う
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める 白梅」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第一部「口語短歌・水曜サロ... | トップ | 第一部「口語短歌・水曜サロ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

短歌」カテゴリの最新記事