第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その162 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
巳年の本年もどうぞよろしくお願いいたします。
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を本年も目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 年末・年始の「水曜サロン」への投稿日程を緊急で申し訳ありませんが
諸行事等、諸般の事情を勘案し、次の通り変更させて頂きます。
よろしくご協力の程をお願い申し上げます。
☆☆☆ 2025年 1月15日(水) 新年最初掲載日、締め切り 1月14日(火)
なお、締め切り時間は17:00です。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「冬に咲く ストック」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆いつまでと わからぬ別れ 切なくて 二度と逢えない 思いが胸に
浅間山明鏡止水さん
★切なきは便り届かぬ夕暮れを これぞ別れというものと知る
夕庵さん
☆被団協 ノーベル賞の授賞式 幾重の苦難に涙浮かぶる
西BOOさん
★被爆者の歌人切明千枝子(ちえこ)は今日も立つ 核廃絶を訴えるため
夕庵さん
★プーチンの核の脅しは続けども 核廃絶の声も止まぬ
西BOOさん
★人類の破滅を招く核戦争 ゆるめてならぬ核のタブーを
夕庵さん
☆街ゆかば花舗は燎火の海のごと ポインセチアの赤に浮き立つ
みっちっちさん
★花舗ははやポインセチアで賑わいし 小さな一鉢日だまりに置く
夕庵さん
★病室のポインセチアに喜びし妣(はは)の最期の笑顔を偲ぶ
みっちっちさん
★暖かきポインセチアの赤い色 ひかり降らせよ戦禍の子らに
夕庵さん
★平和への祈りを胸にピースバラ 戦禍の子らへ その大輪を
みっちっちさん
★平和ヘの祈りのシンボル折鶴は レセプションの机上に置かれ
夕庵さん
☆水鏡は不思議を映す鏡なり 見える心も時に顔出し
夕庵さん
★水鏡 心を映す鏡なら 君の思ひを覗きたきもの
みっちっちさん
★心裡 覗きたくとも閉ざされし 君のピエロについて行けない
夕庵さん
★悲しみの涙隠して笑ひたる ピエロ演ずることも人間
みっちっちさん
★人間は所詮ピエロを演じては 己を護るひとつの手段
夕庵さん
★お喋りの好きな吾なれど のんびりと己を護る一人居も好き
みっちっちさん
★荒波を生きていくのを覚悟して 己護るは己しかなし
夕庵さん
★人生の小波荒波乗り越へて 一度の命 楽しみゆかむ
みっちっちさん
★やり直す人生はなくひたすらに 生き越し道程(みち)を夕映えに見つ
夕庵さん
★亡き父に肩車され帰りしは 夕映へ燃ゆる思ひ出の道
みっちっちさん
★肩車の少女は何を見たのだろう 思い出の箱いっぱいにして
夕庵さん
★肩車されしおさなご 夕映えの冬日にもなほ考(ちち)の温さよ
みっちっちさん
★肩幅の広さ温さよ 亡き父の 思いしきりに蘇り来る
夕庵さん
「終焉の もみじ葉」
☆夕もみじ何問いくるや 終焉の 哀しきまでの耀きのこし
ポエット・M
★終焉はかくありたしと もみじ葉の 輝きそっと両手に包む
夕庵さん
★散りしきる もみじ葉そっと受け止めて 笑みを浮かべし君は遥かに
ポエット・M
★もみじ葉の栞をそっと忍ばせて あの日の本を君に返さむ
夕庵さん
★もみじ葉の 栞はさまるページには 君の「いいね」の 恋歌が載る
ポエット・M
★わが歌に「いいね」がつけば嬉しくて 架空の恋も艶帯びてくる
夕庵さん
★艶帯びる歌の秘めいる恋心 かりそめなれど籠る思いも
ポエット・M
★かりそめの恋やもしれず危うげな 人恋う心の揺れ止まぬなり
夕庵さん
★揺れ止まぬ想いも愛し かりそめの 恋と知りてもひたぶるにもえ
ポエット・M
★かりそめの恋といえども育みて 熟成するのを待つ楽しさに
夕庵さん
★熟成の 甘き香りも知らずして 闇に霧散の ほろ苦き恋
ポエット・M
★この恋も片道切符の予感して 途中下車する駅を探しつ
夕庵さん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「咲き香る 菊の花」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
Shouさん、おはようございます。
「水曜サロンの会」短歌投稿いたします。
よろしくお願いします。
「光る君へ」は昨年12月15日を持って終了致しました。昨年1年間源氏物語贈答歌の返歌をやって来ましたが、まだ「明石の帖」までしか到達していません。旬を過ぎて行くテーマに続けるかどうか悩みましたが最後の帖まで続けようと思いました。今年もよろしくお願いします。
18明石
須磨で源氏を襲った嵐はなお続いていた。紫の上からの使者によると都でも天変地異が続いているという。雷雨の中、源氏は住吉の明神に祈りを捧げる。風雨が静まったころ、まどろむ源氏の夢枕に故桐壺帝が立ち、この地を去るように告げる。奇しくも翌朝、明石の入道が源氏を迎えに現れる。入道も源氏を迎えるお告げを明石で得ていた。明石に移った源氏は、都にも劣らない暮らしぶりに心を落ち着ける。入道は源氏に大切に育てた娘(明石の君)のことを持ちかける。入道の期待を受け、源氏は明石の君に手紙を送るが、身の程を知る姫はなかなかなびかない。一方都では凶事が続いていた。朱雀帝は桐壺院の幻を見て、眼病を患う。源氏への不遇が原因と考えた帝は源氏を都へ呼び戻すことを考える。 八月十三日、ついに源氏と明石の君が結ばれるが、紫の上を思う源氏は明石の君を冷遇する。明石の君は想像通りの事の運びに深く思い悩む。 年が変わり、源氏は赦免され、都への帰還が決まる。同じ頃、明石の君は懐妊し、源氏は再び明石の君に心を寄せる。明石の君に執心しながらも、源氏は2年ぶりに都に戻り、権大納言に昇進、久々に帝と対面した。
「むつごとを 語りあはせむ 人もがな 憂き世の夢も なかば覚むやと」光源氏
男女の語らいをできる相手がほしいのです、この辛い世の夢がいくらかでも覚めやしないかと
「明けぬ夜に やがて惑へる 心には いづれを夢と わきて語らむ」明石の君
明けない夜の闇にそのまま迷っている私の心には、どちらが夢か現実か判別してお話しすればよいのでしょうか
返歌
「気品あり 奥ゆかしさの 雰囲気で 情が深まる 明石の君に」
「明石の君 光源氏と すれ違い 身投げしたいと 思い悩むも」
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆夕映えに燃ゆる姿も さらしつつ 散るに間のある 冬もみじ揺れ ポエット・Mさん
★秋実り鳥もつつかぬ渋柿の 重力に負け落つる運命 西BOO
よろしくお願い致します。
西BOOさんへの返歌です。
☆秋実り鳥もつつかぬ渋柿の 重力に負け落つる運命 西BOOさん
★熟れてなお鳥のついばみ無き柿よ 孤高をたもち落暉に染まる ポエット・M
歳末のお忙しいおり、返歌いただきありがとうございます。
なお、今年は短歌の投稿、並びに返歌にご協力いただき
ありがとうございました。
どうぞ佳いお年をお迎えください。
一年間、短歌を学ばせて頂き、感謝申し上げます。
来年もよろしくお願い致します。
どうぞよいお年をお迎えください。