PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



朝、咲いている蓮の花をみてみたら、ミツバチがせっせと蜜をとっていました。パチパチ!


こうして、受粉されて種ができる…


花 無心にして蝶を招き
蝶 無心にして 花を尋ぬ
花 開く時 蝶来り
蝶 来る時 花開く
吾れも亦人を知らず
人も亦吾れを知らず
知らずして帝の則に従う


これは良寛さんの詩です。
詩人・吉野弘の『生命は』はこの良寛さんの漢詩に影響を受けていると思うのです。



生命は

         吉野 弘


生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない


お盆月のお仏壇訪問も今日で前半戦が終了。明日から3日間は流山市内を訪問させていただきます。理想の僧侶のイメージは寡黙で清貧な世捨て人かもしれませんが、住職を目指すのなら、人間が好きじゃないと向かないと思います。本や映画もいいけれど、やっぱり人生経験豊富な方々と話すと、ちっぽけな自分の世界が広がる気がします。裸の王様や痛い中年にならないためにも、いろんな世代やいろんなイズムの方と話ができることはありがたいことです。

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