お施餓鬼とは六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)のうち餓鬼道に堕ちた霊を救うことにより、その功徳が自分自身やご先祖に振り向けられる法要です。パチパチ!
真言宗豊山派総本山の長谷寺では毎日行われていますが、ほとんどのお寺は年に一度「大施餓鬼会(だいせがきえ)」と称して盛大に法要をいとなみます。
流山の真言宗寺院の多くは、これをお盆の時期に合わせ行っており、私もせっせと各寺院へお手伝いに伺います。
お盆にくっつけて行うので附施餓鬼(つけせがき)とも言います。
今日は、鰭ヶ崎の東福寺へ。
弘法大師空海上人がこの地に巡錫の折、海から龍が現れ、「この地は東の福田(ふくでん※)であるから、ここに寺を作れ、さらに電車を通して流鉄流山線、JR武蔵野線と名付けよ」と言われたという伝説があるとか無いとか。
そして、その龍が岬にひれを残して行った故事が鰭ヶ崎の地名由来であり、寺は東の福田から東福寺と名付けられました。
驚くことに、1200年前の平安時代は、南流山は海だったんだそうです。1200年で、こうまで景色が変わるのか。そりゃあ、この数十年で暑くもなるわ。
昔、千葉県は島だった!? 海岸線の変化と香取海
※田がよく物を生ずるように、多くの福徳を生み、功徳が得られる人や場所の事。仏を大福田といい、仏や僧を恭敬福田(敬田)、父母や師を報恩福田(恩田)、貧者や病者を貧窮福田(悲田)という。
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