『CLOSEクロース』観てきました。
もう終わっちゃったかな、、、、と思っていたのですが、ギリギリ間に合いました。パチパチ!
予告編を見ると、どういう事件が起きるかが何となく分かってしまうので、そこはちょっとマイナスポイントです。
久しぶりに体力を消耗する映画でした。気持ちが落ちているときには観ない方がいいです(ホント)。
ベルギーの田舎の風景はとても美しいです。ぜひ体調のいいときに。
以下ネタバレあり(反転させて読んでください)
恐らく、親友が死んでしまう、それも、自ら、、、、というのは何となく分かるので、前半はそこに向かっていくような息苦しさが辛かったです。
ただ、「死」というワードは一つも出てこないし、生々しいシーンもありません。浴室の鍵が壊されているシーンがあるだけ。
自分のとった行動で親友のレミが自死したと思い、自責の念をどうやって表せばよいのかが分からない主人公のレオ。
「わー!」と声をあげて泣いたり、「君に会いたい!」と騒いだりできればよいのに、と観ていてとにかく切ないです。
きっと、最後は救われるのだろうと淡い期待をしていたのですが、誰も幸せにならないまま、終わってしまいました、、、、
両家族の会食で、レオの兄貴が「彼女と旅行に行く」と話したときに、それを聞いて泣きだすレミの父親の姿に、胸がえぐられるようでした。いやあ、きっつい。
そして、人知れず引っ越してしまったレミの両親とワンちゃん、、、、ああ、やっぱりと。
いろんなシーンがやたらとリアルで、それもまたきっつい。
腕の骨が折れてくっつく。折れたところは前よりも強くなっているんだよ、、、、なんてそんな陳腐な話ではないでしょう。
悪者探しをしたって亡くなった人は帰って来ないんだけど、自分は関係ないと思っているクラスメートこそが悪い奴らだと、つい思ってしまいます。
でもそれは、自分を映す鏡でもあり、、、
たとえ映画は終わっても、レミの両親とレオは今後、どのように人生を歩むのかを考えずにはいられませんでした。
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