朝食を済ませ、宿を辞する準備ができました。昨秋にいっぱいの紅葉で賑やかだった中庭には昨夜降り積もった雪がまだ解ける気配がありません。外は極寒の世界のようです。
泊り客を含め、沢山のお客が出入りします。土産物売り場は一般の温泉宿やホテルと比べると広く、品ぞろえも豊富です。何を土産物として買おうか見定めるのも楽しみの一つです。
日帰り入浴は午前１０時からの受付なので、早朝のこの時は人けはなくしんとしています。もともとは地元の企業の保養施設であったのですが、平成の時代になって一般客に開放し、入浴後の客さんむけに畳表を敷いた大広間が解放されているのです。
温泉宿の一夜が明けました。午前７時０１分、窓から見える笠ヶ岳の頂上が茜色に染まっています。昨日とは打って変わって、抜けるような青空です。(１月９日撮影）
