いつもなら餌やりの人が浅い川に入る時間になりましたが、訪れる者はいません。帰ろうとしたとき近くの水たまりから飛び立つ鳥がいました。羽音もなく金華山を背景とした空を滑空するアオサギだけがこの朝目撃した鳥でした。
昨年、大勢の人たちが来ていたコハクチョウの観測ポイントの砂場です。同じようにもしかしたら来ているのではと、期待をもって様子見をしに来たと思われる人の足跡だけが、むなしく残っていました。
昨年1月に飛来したコハクチョウに会いに来ましたが、その後心無い若者が石を投げたりして驚かせたり、コハクチョウを驚かせる無理な撮影者が現れて寄り付かなくなりました。今年わずかに数羽が訪れたと聞きましたが、様子見のレベルとの心細い観測もなされています。
良く晴れた早朝、淡い期待を抱きながら木曽川河川敷に行ってみました。雪を頂いた伊吹山がくっきりとそのフォルムを現わしています。風もなくしんと静まり返った水面を乱す者はいません。（2月２日撮影）
