お参りに訪れる人の中には鳩に囲まれることが好きな人もいます。この日はエサをいっぱい持った人があらわれて、鳩たちにとっては恵みの多い日になっているようでした。
ご本尊の聖観世音菩薩様は人間に一番近いお体を持つ観音様です。商売繁盛も含めて衆生（生きとし生けるもの）の救済のためにおわす観音様とのことです。そのためか、お寺の境内もすぐ近くの町も静寂とは程遠い人間臭さが漂っています。
ビルの側面に取り付けられた大きな仁王様の横顔が目に飛び込んできます。二つのお顔の間に赤い矢印も見えます。仁王門通りは「こっちじゃ」と案内しているとか。隣の万松寺通りの賑わいに負け気味なので頑張っているのですね。
