今日は早起き。前日、食費不足から晩飯を抜いたのが原因と見られる(笑)。やっぱり18時・19時ぐらいに食べ損ねたら、やや肥満体の私なんかは抜くのがいいのかも(朝食・昼食は抜いたらダメでしょうが)。
登校後、昨日形にした教育史学会の審査票申し立てに手を入れる。かつ稲垣著を読んだり、北田暁大『<意味>への抗い-メディエーションの文化政治学』(せりか書房、2004年)を読んだりしました。後者の題名について、同級生がこの本を私が図書館で借りてきた直後に見とがめて、「お前、どうしたん?」と心配してくれるぐらい(笑)、すごいものがありますが、中身はまともな研究書です。べつにアナーキーなもんではなく。ちょっと、いや、かなり装飾語やら比喩が多いので読みにくいですが(笑)。「メディアの受容する際の形式・様相が、意味内容の解釈にも作用する」というメディア論を、いろんな角度から読み直し、批判している本です。メディアとは「媒介者」だとか「媒介作用」だとかいう意味の概念ですが、人間社会にはなくてはならないものなのです。私の専門とする教育会をメディアと考えると、非常に興味深いことが次々とわかってきます。最初に教育会=メディアを提唱したのは、東北大学の梶山雅史先生なので、とりあえず論文では私がでしゃばるまでもないなと(もちろんその能力も知識もないですし)。その理論化をまだかまだかと待っております。
そして、特研(ゼミ)。教育史学会審査票申し立てを提出。御意見をもらう。うーん、やっぱり他人の意見って大事だなあ、としみじみ。
実は今日は科学哲学・科学史学者の村上陽一郎先生が、広島大学教育学部に来て講演会を開きました。いつも書いていることなのですが、私の博士論文の構想は、多少科学史の洗礼(笑)を受けているので、聴かざるを得んだろうということで、うちの先生に無理を言って特研を中座させてもらいました。テーマは「現代における教養の意義」(村上先生のレジュメでは「現代における教養とは」になってましたが)でした。なんでも、教科系の先生が教職教養について共同研究をするらしく、その関係で村上先生の講演を頼んだようです。内容は…村上先生の著作に照らして考えると目新しい話はありませんでしたが、中世から近現代における欧米の教養観の変遷と日本の教養教育の過去現在未来の話が、無理なくわかりやすく述べられ、よく理解できました。
村上先生の講演が終わってすぐに特研へ戻り、それから40分くらいで特研は終了。さて、何をするか。いつも思うのですが、特研発表後の時間は、やらなくてはならないことがあるのにやる気がでない、どうも気持ちの悪い時間。要領の得ないことをしているよりは、むしろ思い切って休む!のがいいのではないかと。
と、自己の行動を正当化して帰ろうと思います。
登校後、昨日形にした教育史学会の審査票申し立てに手を入れる。かつ稲垣著を読んだり、北田暁大『<意味>への抗い-メディエーションの文化政治学』(せりか書房、2004年)を読んだりしました。後者の題名について、同級生がこの本を私が図書館で借りてきた直後に見とがめて、「お前、どうしたん?」と心配してくれるぐらい(笑)、すごいものがありますが、中身はまともな研究書です。べつにアナーキーなもんではなく。ちょっと、いや、かなり装飾語やら比喩が多いので読みにくいですが(笑)。「メディアの受容する際の形式・様相が、意味内容の解釈にも作用する」というメディア論を、いろんな角度から読み直し、批判している本です。メディアとは「媒介者」だとか「媒介作用」だとかいう意味の概念ですが、人間社会にはなくてはならないものなのです。私の専門とする教育会をメディアと考えると、非常に興味深いことが次々とわかってきます。最初に教育会=メディアを提唱したのは、東北大学の梶山雅史先生なので、とりあえず論文では私がでしゃばるまでもないなと(もちろんその能力も知識もないですし)。その理論化をまだかまだかと待っております。
そして、特研(ゼミ)。教育史学会審査票申し立てを提出。御意見をもらう。うーん、やっぱり他人の意見って大事だなあ、としみじみ。
実は今日は科学哲学・科学史学者の村上陽一郎先生が、広島大学教育学部に来て講演会を開きました。いつも書いていることなのですが、私の博士論文の構想は、多少科学史の洗礼(笑)を受けているので、聴かざるを得んだろうということで、うちの先生に無理を言って特研を中座させてもらいました。テーマは「現代における教養の意義」(村上先生のレジュメでは「現代における教養とは」になってましたが)でした。なんでも、教科系の先生が教職教養について共同研究をするらしく、その関係で村上先生の講演を頼んだようです。内容は…村上先生の著作に照らして考えると目新しい話はありませんでしたが、中世から近現代における欧米の教養観の変遷と日本の教養教育の過去現在未来の話が、無理なくわかりやすく述べられ、よく理解できました。
村上先生の講演が終わってすぐに特研へ戻り、それから40分くらいで特研は終了。さて、何をするか。いつも思うのですが、特研発表後の時間は、やらなくてはならないことがあるのにやる気がでない、どうも気持ちの悪い時間。要領の得ないことをしているよりは、むしろ思い切って休む!のがいいのではないかと。
と、自己の行動を正当化して帰ろうと思います。
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