教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

教育学研究体制史について

2006年09月01日 20時20分29秒 | Weblog
 2006年8月31日、日本教育史研究会のニュースレター『日本教育史往来』第163号が発行され、すでに同研究会員に配布されたことと思います。同往来には、拙稿「日本教育学史研究の展望-教育学研究体制史研究の推進」が掲載されました。若輩者が生意気なことを書き連ねた小論文ですが、日本教育史研究会員の方々には、読んでいただけると幸甚です。
 私は、科学史やとくに最近の心理学史の研究に刺激を受け、日本の教育学の歴史を「日本教育学史」とし、その構造を「人物史(学説史・思想史)」「研究体制史(制度史とも呼ばれる)」「社会史」の三つの領域に分けました。そして、本稿は、主に教育学説史との対比から、教育学研究体制史の重要性を説いたものです。私の中では、教育会の研究も、この教育学研究体制史研究に含まれるものと考えています。
 本稿は、今の私の最善を尽くして書き上げましたが、まだまだ深めなくてはならないところがたくさんあります。ぜひ、多くの様々な知識経験を有した諸先生方や、同じ教育学研究・教育史研究を志す院生・研究者方に、ご意見・ご感想等をいただければ幸いです。
 ご意見・ご感想等は、直接お会いした時にお伝えいただいてもかまいませんし、私のメールアドレス宛(s i r a i s i @ h i r o s h i m a - u . a c . j p )でも、このブログ記事のコメントでもかまいません。なにとぞご指導ご鞭撻のほどを、よろしくお願いします。

 今日は2本立てです。1本は教育学・教育史研究に関するもの、もう1本はいつもの日記です。まったく趣旨の違う記事なので、分けました。
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2本立て

2006年09月01日 20時20分01秒 | Weblog
 今日も完全に起床失敗。徒歩で登校。
 この数日なんだか涼しい。肌寒いくらい。セミよりもスズムシが鳴き始めました。天気予報を見ていると、明日はまた厚くなるみたいだけど。
 今日は雑多なことをしていました。第一に、図書館から借りたものの、一部分(一論文)だけ必要な本を、ひたすら必要部分だけコピーしました。第二に、論文執筆にかまけてたまっていたメールの返信および送信を、ひたすら書いて出し書いて出ししました。第三に、今月半ばの東京行きに関して、宿泊場所にチェックイン時間を連絡し、東京における細かいスケジュールを決めました。
 夕方ごろ、ようやく今できそうな用事の処理が完了。それから読書。B.C.ヴィッカリー(村主朋英訳)『歴史のなかの科学コミュニケーション』(勁草書房、2002年)をとりあえず読み切る。さー、次の本を読まなきゃ。

 今日は2本立てです(笑)。1本は教育学・教育史研究に関するもの、もう1本はいつもの日記です。まったく趣旨の違う記事なので、分けました。
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