Sunday Songbook Playlist

2008年11月09日 | Sunday Song Book

<11月09日プレイリスト>
[ヘレン・ミラー特集 Pt.1]
縁(えにし)の糸/竹内まりや
11月26日発売ニュー・シングル
AM I ASKING TOO MUCH/DINAH WASHINGTON '48
I'D RATHER HAVE YOU UNDER THE MOON/THE ORIOLES '50
RUMORS/JOHNNY CRAWFORD '61
FOOLISH LITTLE GIRL/THE SHIRELLES '63
CHARMS/BOBBY VEE '63
IT HURTS TO BE IN LOVE/GENE PITNEY '64
ALL OF MY LIFE/LESLEY GORE '65
MAKE ME YOUR BABY/BARBARA LEWIS '65
DON'T SAY YOU DON'T REMEMBER/BEVERLY BREMERS '71
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■内容の一部を抜粋
・近況
12月から始まる全国ツアーのリハーサルに入って、毎日練習しているので声が嗄れ気味なんだそうだ。

・6年半ぶりとなるライヴ・ツアー
タツローさんのライヴ・ツアーが12月5日からスタートする。今回は来年の4月まで続く47本のライヴ・ツアー。
スケジュールはタツローさんのホームページに掲載されている。
http://www.smile-co.co.jp/tats/

今回は近隣の都市とホールのスケジュールが合わず岡山、倉敷の日程が入れられなかった。
なるべく毎年ライヴをやるようにしているので待っていてほしいとのこと。

・縁(えにし)の糸
9月29日(月)からはじまったNHK連続テレビ小説『だんだん』の主題歌「縁(えにし)の糸」。
ブランニュー・シングルが11月26日発売される。

・ヘレン・ミラー特集
全国ツアーがはじまるとラジオのレギュラー番組はまとまったプログラムで進行しないと立ち行かなくなる。
本番よりもリハーサルのほうが譜面書きなどで忙しい。今週からのプログラムはまず「ソングライター特集」。
'60年代にアルドン、スクリーン・ジェムスという音楽出版社があった。アイドル歌謡の出版社として一世を風靡した。
ヘレン・ミラーはアルドン、スクリーン・ジェムスの女性スタッフ・ライターだったがメガ・ヒットはそんなにない。
今週は生い立ちから'60年代のチャートに入ったヒット曲を中心に。
来週は'60年代、'70年代の隠れた名曲、3週目はスウィート・ソウルのソングライター時代を特集する予定。

・ヘレン・ミラー
生年月日、出身地、学歴等の生い立ちはすべて不明の白人女性。
ソングライターとしてのキャリアは第二次世界大戦直後からはじまるのだそうだ。
最初のヒットは1947年だとか。その頃はヘッチ・ミラーという表記だったという。

・AM I ASKING TOO MUCH
ジャズ・シンガーのダイナ・ワシントンに書いた曲。作詞はフェイ・マナスという女性。
1948年、レイス・ミュージック(のちのR&B)・チャートでNo.1になった。

・I'D RATHER HAVE YOU UNDER THE MOON
ソニー・ティルというシンガーが率いるジ・オリオールズの1950年の作品。
鳥の名を冠したいわゆるバード・グループでドゥーワップ初期のグループ。

・RUMORS
'50年代に結婚、出産、子育てのため10年間作家活動を中断。
'60年代にアルドン、スクリーン・ジェムスの社長ドン・カーシュナーに気に入られ契約を交わした。
アルドン、スクリーン・ジェムスの契約ライターでは最年長だった。
ジョニー・クロフォードは「ライフル・マン」に出演していた子役出身のシンガー。
「RUMORS」はヘレン・ミラーの最初のヒット曲で1961年、全米12位。
作詞はニール・セダカとのコンビでお馴染みのハワード・グリーンフィールド。

・FOOLISH LITTLE GIRL
ガール・グループの元祖シュレルズの「FOOLISH LITTLE GIRL」がヘレン・ミラー作品の中で最も認知度が高い。
1963年、全米4位。クッキーズのカヴァーでも知られている。
作詞はハワード・グリーンフィールド。ヘレン・ミラーの主要曲はハワード・グリーンフィールドが手掛けている。

・CHARMS
ハワード・グリーンフィールド作詞、ヘレン・ミラー作曲作品。
ホビー・ヴィーも一世を風靡したアイドル・シンガー。「CHARMS」は1963年、全米13位。
ヘレン・ミラーは音楽用語でいうクリシェ(ノートが動く)の上手いソングライター。
キャロル・キングと並んでクリシェに特徴がある。その持ち味が発揮された曲。

・IT HURTS TO BE IN LOVE
ハワード・グリーンフィールド作詞、ヘレン・ミラー作曲作品。
「IT HURTS TO BE IN LOVE」は1964年、全米7位。ヘレン・ミラーの代表作。
もともとニール・セダカ用に作られたがボツになってジーン・ピットニーに贈られた。

・ALL OF MY LIFE
一世を風靡したアイドル・シンガーのレスリー・ゴア。
「ALL OF MY LIFE」は1965年、全米71位とふるわなかったがレスリー・ゴアのファンの中では人気の高い曲。
ヘレン・ミラーとトニー・パワーズの共作。
プロデュースド・バイ・クィンシー・ジョーンズ、アレンジはクラウス・オーガマン。
コニー・スティーブンスのカヴァーもある。

・MAKE ME YOUR BABY
バーバラ・ルイスの「MAKE ME YOUR BABY」は1965年、全米11位。
ヘレン・ミラーとロジャー・アトキンスの共作。

・DON'T SAY YOU DON'T REMEMBER
カナダ出身の歌手で女優のヴィバリー・ブレマーズの「DON'T SAY YOU DON'T REMEMBER」は1971年、全米5位。
ヘレン・ミラーとロジャー・アトキンスの共作。

・年忘れ夫婦放談
ツアーの関係で相当前倒しで収録する予定とのこと。
今からまりやさんへの質問、リクエストのハガキを受け付けているそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
11月16日・23日は、引き続き「HELEN MILLER(ヘレン・ミラー)特集」
コメント
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