適塾

2008年11月19日 | 大阪
11月16日(日) 雨のち曇り。
関西文化の日二日目。
http://www.kansaibunka.com/index.php

参加している文化施設を調べて北浜の適塾へ行くことにしました。
雨がやんだ午後から地下鉄で淀屋橋へ。
最初に訪れたのは尼崎町(現在の今橋3丁目)除痘館跡。
財団法人洪庵記念会緒方ビル入口の壁面に
「除痘館跡」の銘板が埋め込まれています。



除痘館は天然痘予防のための牛痘種痘を行う場所として
緒方洪庵が中心となって嘉永2年(1849年)に古手町(道修町)に開設。
万延元年(1866年)に適塾の南に移転。

この財団法人洪庵記念会緒方ビルの南の筋に適塾があります。
まずは西側の公園にある緒方洪庵像を見ました。



適塾です。
僕が適塾を訪れたのは15年から20年前以来のことだと思う。
参観したのははじめて。一般参観料は250円でした。



適塾は幕末の蘭学者、医学者の緒方洪庵が
天保9年(1838年)に開いた学塾で、
現在の場所に移転したのは弘化2年(1845年)。
適塾における教育の中心は蘭書の会読だったとか。
門下生は千人にも達するというが、
有名なところは橋本左内、大村益次郎、福沢諭吉、大鳥圭介。

江戸時代の町家がそのまま現存しているのが興味深いです。
書斎、応接間、客座敷、家族部屋、緒方洪庵が使用していた薬箱、
台所、土間、中庭といった一階。福沢諭吉の書も展示されている。
女中部屋、ゾーフ辞書(蘭和辞書)のあったゾーフ部屋、塾生大部屋の二階。
急な勾配の階段は手すりがなければ上ったり下りたりできなかった。

コメント
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