2010/03/16 OnAir - 3rd. Week
01.John Lennon:(Just Like) Starting Over
02.Beach House:10 Mile Stereo
03.Queen:Crazy Little Thing Called Love
04.Olivia Newton-John & E.L.O.:Xanadu
05.Ambrosia:Biggest Part of Me
06.The Clash:Train In Vain
07.XTC:Generals and Majors
08.U2:I Will Follow
09.The Police:De Do Do Do, de Da Da Da
10.Pretenders:Brass In Pocket
11.佐野元春:グッドタイムス&バッドタイムス
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■内容の一部を抜粋
・1980年のヒット・レコード特集
元春がレコーディング・アーティストとしてデビューした1980年にスポットを当て1980年のヒット・レコードの特集。
・(Just Like) Starting Over
ジョン・レノンの1980年のアルバム『Double Fantasy』から。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月3月の「3PICKS!」はスモーキー・ロビンソン & ザ・ミラクルズ『Depend on Me: The Early Albums
・ビーチ・ハウス
アメリカ、ボルチモア出身。男性女性のデュオ・グループ。ヴォーカルとキーボードのヴィクトリア・レグランドは映画音楽の作曲家として知られるミッシェル・ルグランの姪。ビーチ・ハウスはアメリカのインディーズ・シーンから出てきた。結成は2004年。今回の新しいアルバムが3作目となる。このグループはよく「ドリーム・ポップ」という言葉で語られることが多い。ゆっくりとした雰囲気のあるエレクトリックなポップ・サウンド。そして心の中の風景を描いたリリック。今回の新しいアルバムのタイトル「十代の夢(Teen Dream)」というタイトルが、このグループのイメージをそのまま表している。エンジニア・プロデューサーはクリス・コーディ。TV on the Radio、Yeah Yeah Yeahsといった現代的なポップ・サウンドを手掛けている。番組で以前取り上げたフリート・フォクセズはビーチ・ハウスと同じサブ・ポップ・レーベルでレーベル・メイトとなる。フリート・フォクセズもビーチ・ハウスの大ファンだという。新しいアルバム『Teen Dream
・Xanadu
オリビア・ニュートン・ジョンとE.L.Oの共演。
・1980年
「1980年。僕の場合は正にレコーディング・アーティストとしてデビューした年でした。それまでは普通に仕事していたんですけれども、あることがきっかけとなって音楽の道に進もうということになりました。たまたま以前やっていた仕事でアメリカに仕事にいくことになりました。その仕事というのはアメリカ西海岸のFMステーションを取材するというものでした。ロサンジェルス、そしてサンフランシスコ。何日間かかけて街のFMステーション、ラジオ局を取材しました。そんな中でとても印象的な出来事が起こりました。あるR&B専門のラジオ局に行って、そこのDJにインタビューしたときのこと。黒人のDJから僕はこんなことを言われました。"今君はこうして仕事をしているわけだけれど、本当はミュージシャンになりたいんだろ。君が今その年齢で作った曲を年を取ってから歌えるか?"。DJは僕にそんなふうに尋ねました。確かにそうだなと僕は思いました。今この年齢で書いた曲を思いを込めて歌えるのは今しかない、年を取ってからじゃ遅いんだ。そう思いました。そこで僕は日本に戻ってから仕事を辞めてレコード会社と契約を結びます。不思議と不安とか心配はありませんでした。何かとても自然な感じがして、よし一丁やってやるぞ、そんな気持ちでした。1980年、それが僕の人生の新しいスタートとなりました」と元春。
・Biggest Part of Me
最近ではテイク6がこの曲をカヴァーしている。
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html
今週は「音力発電」というプロジェクトの紹介。「音力」とは音の力。普段私たちが生活する上で出る音や振動の力を電力に変えてしまおうという研究開発。2006年に慶應大学の学生が立ち上げた。地球にやさしい新たなエネルギーの在り方として今注目が集まっている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html
・The Clash:Train In Vain, XTC:Generals and Majors
UKのヒット・レコードからクラッシュとXTC。
・U2、ポリス、プリテンダーズ
1980年、UKではパンク、ニューウェーブという流れを経て、その先を行く新しい音楽が次々と生まれた。スカのビートを取り入れたスペシャルズ、ディーボ、ニューオーダー、デペッシュ・モードといったエレクトロニック・ポップ。モダンなコンセプトを持ったビート・バンド、XTC、ギャング・オブ・フォー、ザ・スミス。レゲエとジャズをミックスしたポリス。そして'60年代のポップ音楽を新しく組み直したエルヴィス・コステロ。そうしたミュージシャンたちが時代に呼ばれるようにして一挙に押し寄せた年。それが1980年。そんな熱い状況の中で出てきた3つのバンド、U2、ポリス、そしてプリテンダーズ。彼らの素晴らしいところは現在でもクリエイティブに良い音楽を作り続けているところ。彼らに共通しているのはみんな時代に沿ってソングライティングしているところ。そしてリリックの底に流れている意識は何かに対抗する意識。対抗するのは人間の矛盾であったり、時代の悲劇であったり、愛の不毛であったり様々。平たく言えば「満足してないぜ」といったこと。
「そうですね。僕は思うんですけれど、ハングリーでいること。それこそがロックンロール音楽のエネルギーではないかと思います」と元春。
それぞれのデビュー・アルバムからU2「I Will Follow」、ポリス「De Do Do Do, de Da Da Da」、プリテンダーズ「Brass In Pocket」。U2とプリテンダーズは1980年にデビューした。
・30周年
「今月3月、僕はレコーディング・アーティストとしてデビューして30周年目を迎えます。これまで支援してくれたみなさんに心より感謝したいと思います」と元春。
元春は松田聖子さんとデビューした年月日が一緒なんで一方的に親近感を覚えるとのこと。
・ツイッター
「さて、モトハル・レイディオ・ショウは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。モトハル・レイディオ・ショウ・ツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・グッドタイムス&バッドタイムス
1980年にリリースした元春のデビュー・アルバム『Back To The Street』から。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/