Motoharu Radio Show #109

2012年04月04日 | Motoharu Radio Show

2012/04/03 OnAir - 1st. Week - 歴史的なアーティストの4枚目のスタジオ・アルバムから
Imperial Teen:Runaway
Mayer Hawthorne:A Long Time
The Kooks:Shine On
Bruce Springsteen:We Take Care of Our Own
Bruce Springsteen:Death to My Hometown
Neil Finn:Human Kindness
Queen:Bohemian Rhapsody
Pretenders:Don't Get Me Wrong
Elvis Costello & The Attractions:I Can't Stand Up for Falling Down
Neil Young:Heart of Gold
Eagles:One of These Nights
佐野元春:ニュー・エイジ
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■内容の一部を抜粋
「今夜の放送で4年目を迎えたMotoharu Radio Show。これまで通りベスト・ミュージックを届けていきたいと思います。番組後半、特集は『歴史的なアーティストの4作目のスタジオ・アルバムから』と題してヒット・レコードを集めます」と元春。

・Runaway
・A Long Time

「さてMotoharu Radio Show。今夜の放送で4年目を迎えました。リスナーのみなさん、いつもご支援をありがとう。こうして番組を続けられるのをとてもうれしく思ってます。今まで通り音楽を愛するみなさんと一緒にベスト・ミュージックを分かち合っていきたいと思います。これからもMotoharu Radio Show、よろしくお願い申しあげます。今夜の放送で4年目を迎えたということで番組後半では4という数字にこだわった楽しい特集を用意しています」と元春。

・Shine On

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月4月の「3PICKS!」はブルース・スプリングスティーン『Wrecking Ball』、ポール・ウェラー『Sonik Kicks』、そしてザ・シンズ『Port of Morrow』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はブルース・スプリングスティーン『Wrecking Ball』。

・ブルース・スプリングスティーン
現在62歳。アメリカ、ニュージャージー州出身のソングライター。現在まで17枚のスタジオ録音盤を出している。スプリングスティーンの新しいアルバム『Wrecking Ball』が出た。すでにアメリカ、UKともにチャートNO.1になっている。昨年バンド・メンバーのサクソフォン・プレーヤー、クラレンス・クレモンズが亡くなった。バンドの中でも大事なパートだったので、クラレンス・クレモンズがいないバンドはどうなるんだろうということで、ファンも大変心配していた。そのこともあってか今回のアルバムはいつも一緒にやってるバッキング・バンドじゃなく、いろいろなミュージシャンを集めて録音した、どちらかというとスプリングスティーンのソロ・アルバムのような作品になっている。スプリングスティーンといえば素晴らしいのはソングライティング。今回の新しいレコードでも現在のアメリカをよく観察した素晴らしい曲が何曲かある。そこに描かれているのはとてもありふれた無名の人たちのアメリカに対する思い。それを愛国心といってもいい。ただブルース・スプリングスティーンが歌の中で示している愛国心というのは決してアメリカを褒め称えるものではないようだ。むしろ自分を育ててくれたアメリカに対するどうしようもない怒り、本当はこんなはずじゃないだろうという思い。これがブルース・スプリングスティーンというソングライターのいちばん主要なテーマになっている。そう考えるとブルース・スプリングスティーンという歌手は現代のウディ・ガスリーであり、また現代のピート・シーガーでもある。いずれにしてもアメリカを代表する偉大なフォーク・シンガーの一人だと、元春はそう思うそうだ。新しいアルバム『Wrecking Ball』から「We Take Care of Our Own」と「Death to My Hometown」の2曲。

・雪村いづみさんをゲストに迎えた特集のフィードバック(1)
リスナーから雪村いづみさんの印象を訊かれて。
「そうですね。とても気さくな人で、なんか遠い親戚の伯母と話しているような、そんな親近感があります。お互いに同じ東京の人間だということもあるんですが、なかなか波長があって、お会いしていて、とても楽しいです。雪村いづみさんは5月、東京のビルボードというところで行われる僕のライヴにゲストとして来てくださることになってます。僕も今からとても楽しみにしています」と元春。

・Human Kindness

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「バードライフ・インターナショナル」。鳥をはじめ、様々な動植物の生息環境を保護することを目的に活動している国際的な団体。アジアでは2002年から活動している。

・特集「歴史的なアーティストの4枚目のスタジオ・アルバムから」

・Bohemian Rhapsody
英国のバンド、クイーン。デビューから4作目のスタジオ・アルバムは『A Night at the Opera』。クイーンがロック・オペラに挑戦したアルバム。このアルバムの中から代表的な1曲で「Bohemian Rhapsody」。

佐野元春 : 「歴史的なアーティストの4枚目のスタジオ・アルバムから」特集。まぁ、僕もいろいろとレコードを聴いて来ましたけれども。このアーティストにとってのデビューから4枚目の作品というのはマジックがあるような気がします。というのは歴史的なアーティストの4枚目のスタジオ・アルバムというと、必ず後世に残るような誰もが知ってる大きなヒット・レコードが入ってます。この4枚目のスタジオ・アルバムというのは、どうやらアーティストにとって、ひとつの転換期に当たるのではないか? そんな仮説を立ててみるのもおもしろいじゃないかと思ってます。デビューから2枚目、3枚目、やることをやって、ファンにもある程度受けた。ではその次に何をしたらいいのか? ここが問題です。同じ事をやって安全パイで行くのか、それとも失敗を恐れず新しい冒険をするのか。まぁ、アーティストにとって4枚目のスタジオ・アルバムというのは、正に本当の真価が問われるアルバムといっていいかもしれません。

・Don't Get Me Wrong
・I Can't Stand Up for Falling Down
・Heart of Gold
・One of These Nights

・雪村いづみさんをゲストに迎えた特集のフィードバック(2)
リスナーから「細野晴臣さんはじめキャラメルママがバッキングを務めた『スーパー・ジェネレーション』の再現を佐野元春プロデュース、ホーボーキングバンドのバッキングで」というコメント。
「そうですね。再現というのもおもしろいかもしれませんが、もし僕だったら新たに雪村いづみさんをプロデュースしてみたいと思いますね」と元春。

・雪村いづみさんをゲストに迎えた特集のフィードバック(3)
リスナーからの特集への感想を読んで。
「雪村さんが活躍なさっていた'50年代中盤。正に僕が生まれた頃ですね。僕の両親は雪村さんがデビューした当時歌っていたという新橋のフロリダというダンスホールに通っていたということ。何か縁を感じます」と元春。

佐野元春 : さて、Motoharu Radio Show。特集「歴史的なアーティストの4枚目のスタジオ・アルバムから」。そういえば自分のことを振り返ってみると、4枚目というのは正に当時の僕にとってはいろいろと新しいことをやってみたかった頃でした。米国ニューヨークに行って新しい経験を積んでいた頃です。そこで作ったアルバムが『Visitors』。特集最後の曲はこのアルバムから聴いてください。「New Age」。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
来週も引き続いて「歴史的なアーティストの4枚目のスタジオ・アルバムから」特集。
コメント (4)
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