2012/09/11 OnAir - 2nd. Week - 特集:夏の終わりのChill Out Music
01.Etro Anime:Summer Rain
02.Astrud Gilberto & Koop:Here's That Rainy Day (Koop Remix)
03.Gipsy Kings:Un Amor
04.The Beach Boys:Keep An Eye On Summer
05.佐野元春:La Vita e Bella (ラ・ヴィータ・エ・ベラ)
06.The English Beat:The Tears of a Clown
07.Jakob Dylan:Something Good This Way Comes
08.John Mayer:Slow Dancing In a Burning Room
09.G. Love:Ride
10.Diana Krall:Walk On By
11.Juliana Aquino:I'm Every Woman
12.ブルーベルズ :ブルーベルズの'サマー'
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■内容の一部を抜粋
・夏の終わりのChill Out Music
「夏も終わりに近づいて、なんとなく寂しいような、切ないような不思議な気持ちになります。今夜のMotoharu Radio Show、こんな季節にぴったりのチルアウト・ミュージックを集めてみました」と元春。
・Summer Rain
ニューヨークのハウス・ユニット、エトロ・アニメの「Summer Rain」。
・Here's That Rainy Day
アスラッド・ジルベルトの「Here's That Rainy Day」をスェーデンのハウス・ユニット、クープがリミックスしたヴァージョン。
・Un Amor
・Keep An Eye On Summer
「先月の来日公演が素晴らしかったと聞いてます。今聴いてみたのはビーチボーイズ、夏の終わりに選んでみたのはこの曲、Keep An Eye On Summer」と元春。
・La Vita e Bella (ラ・ヴィータ・エ・ベラ)
佐野元春とコヨーテバンドの新曲。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月9月の「3PICKS!」はジミー・クリフ『Rebirth』、イングリッシュ・ビート『Keep the Beat : The Very Best of the English Beat』、そしてジェリー・ダグラス『Traveller』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はイングリッシュ・ビート『Keep the Beat : The Very Best of the English Beat』。
・イングリッシュ・ビート
イギリスのバンド。'70年代の終わりから'80年代にかけて活動していた。当時、イギリスではスカ・ミュージックが流行っていた。スカというのはレゲエ、ソウル、フォークといったようなポピュラー・ミュージックのジャンルのひとつ。リズムでいうと2拍目と4拍目にアクセントを置いたダンス・ビート。中南米、ジャマイカのミュージシャンからはじまった。現在では世界中に広まって、このスカのリズムをベースにしたポップ音楽はたくさん生まれている。イングリッシュ・ビートが活躍した'70年代後半のイギリス。ブームもあってスカのバンドがたくさん出てきた。特に目立っていたのはスペシャルズ、マッドネス、セレクター、そしてこのイングリッシュ・ビート。スカのバンドで特徴的のはメンバーに白人と黒人が混ざってること。イングリッシュ・ビートはメンバー6人中、3人が黒人という編成だった。そのこともあってほかのバンドより伝統的なスカのサウンドに近い音を出していた。バンドのリーダーだったデイヴ・ウェイクリック、彼は後にジェネラル・パブリックというバンドを作る。ランキング・ロジャーという優れたスカのミュージシャンと一緒のバンドだった。このジェネラル・パブリックもとてもいいバンドなので、また機会を改めて紹介したい。イングリッシュ・ビートはつい最近、ボックス・セットとベスト盤が出た。今回取り上げたのはベスト盤『Keep the Beat : The Very Best of the English Beat』。この中から「The Tears of a Clown」。
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
今週は「森づくりフォーラム」。森林に関わる市民団体や行政、企業と協力して森と共に暮らす社会の実現を目指し1993年から活動している。
・Something Good This Way Comes
・Slow Dancing In a Burning Room
・Ride
ジェイコブ・ディラン、ジョン・メイヤー、そしてG.ラヴ。素晴らしい声を持った3人の男性ソングライターのレコード。
・チルアウト
チルアウトは日本語だと落ち着く、ゆっくりリラックスするという感じ。'90年代にクラブ・カルチャーの中でチルアウトはポピュラー・ミュージックのジャンルのひとつとして使われていた。テンポはゆるめで聴いていてリラックスする音楽。似たようなジャンルでいうとアンビエントがある。そして少し時代を遡るとクロスオーバーというのもあった。チルアウト、アンビエント、クロスオーバー。現代的なイージー・リスニング、なにかクールダウンしたいときに聴きたい音楽という点で共通している。KLFという二人組のイギリスのハウス・ユニットの1990年に出したアルバムのタイトルが『Chill Out』。当時、アンビエント系の音楽では珍しく大ヒットした。このあたりがこのチルアウトというジャンルのはじまりなんじゃないかと言われている。
・Walk On By
ダイアナ・クラールの「Walk On By」。
「オリジナルはディオンヌ・ワーウィック。曲はバート・バカラックの名曲Walk On By。トニー・リピューマ、アル・シュミットのコンビでレコーディングされた、まさに現代のCTIサウンドといっていいと思います」と元春。
・I'm Every Woman
ジュリアナ・アクイーノの「I'm Every Woman」。オリジナルはチャカ・カーン。映画『ボディガード』のサウンド・トラックではホイットニー・ヒューストンがカヴァーしてヒットした。
・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・ザ・ソングライターズ
リスナーからの「ザ・ソングライターズ」が楽しみというコメントを読んで。
「そうですね、第4シーズン、第一回目はゲストに中村一義さんを迎えています。ビートと言葉の調和をテーマに楽しく対話しました。そして学生のみなさんを交えてのワークショップですよね。毎回素晴らしい瞬間があって、是非みなさんにも見てもらいたいと思ってます。今シーズンのソングライターズもみなさんからの応援をよろしくお願いします」と元春。
・ブルーベルズの'サマー'
元春の好きなサマー・ソング。'80年代のグループで男性女性のデュオ。これまでに残した曲はたった4曲。
「その後このグループがどうなったのか情報がありません」と元春。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/