MIHO MUSEUM

2011年06月01日 | アート

5月29日(日) 雨。
滋賀県のMIHO MUSEUMに行ってきました。

JR京都線に乗って石山駅へ。石山駅は4年半ぶりですね。
駅から出てるバスに乗りました。途中、瀬田の唐橋を渡り、黄金色の小麦畑の横を通って、ケータイの電波が届かない山奥へ。
石山駅から50分。バスの停留所から歩いてようやく到着。



と思ったらここはレセプション棟。
美術館棟にはレセプション棟から電気自動車が送迎してます。
雨でしたので送迎待ちの行列ができてました。
歩いて500メートルほどだというので徒歩で美術館棟へ。



春先だとトンネルの前は桜並木なんだとか。



トンネルの中は外の色を投影して幻想的な色合いに染まってます。



ゆるやかにカーブを描くトンネル。わざと先が見えないようにしてるそうです。
ひと山越えたところで吊り橋が登場。



美術館棟が見えてきましたよ。



ようやく到着です。



お寺みたい。設計はルーブル美術館のガラスのピラミッドで知られるI.M.ペイ。設計のテーマは「桃源郷」。
美術館棟の屋根は幾何学模様が織りなすガラス屋根。



エントランスから見えるのは松。絶景です。



巨大な欅のベンチ。ベンチのむこうに木が見えます。



地下一階に木が植えられてるんですね。しまった、ベンチに座るの忘れたなぁ。
北館で春季特別展「長沢芦雪 奇は新なり」が開催されています。

■2011年春季特別展「長沢芦雪 奇は新なり」

長沢芦雪(ながさわろせつ)は江戸時代の絵師で円山応挙の弟子。
師弟関係は意見の相違によりひびが入り、最終的に破門となったとか。
第一章「円山応挙に学ぶ」では師弟対決とも言うべき作品の展示がありました。
「猛虎図」と題された作品を二人とも描いており見比べるよう並べられていました。
応挙のほうは今にも襲ってきそうな獰猛な目をした虎。
対する芦雪の「猛虎図」はふわふわの毛がまるで猫のようで虎には見えなかった。

司馬遼太郎の短編「蘆雪を殺す」に出てくる屏風絵を「絵変わり図屏風」の中に見つけましたが、
さすがにこれは解説がなければ手前に描かれたべた塗りの黒が何かわからない。
鯨を描いたものだが構図の素晴らしさに感心しました。

夏目漱石が「草枕」で芦雪の「山姥図」に言及していてその文章が紹介されていたが、
漱石がいう山姥がそうなら山姥ってそうなんだという感じ(苦笑)。

「白梅図屏風」が圧倒的だった。

「唐獅子図屏風」の迫力も凄かった。

「朧月図」は美しかった。

展覧会場は二階で出てくると石庭がありました。



南館のコレクションも見ました。
地下一階にモザイク画が展示されてます。3、4世紀のものなんだとか。



帰りは地下から電気自動車に乗りました。



中央が明るいと思って見上げると、天井がぽっかり空いてるという。




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