堂島リバービエンナーレ2011

2011年08月16日 | アート

土曜日から夏季休暇に入りました。今日、火曜日まで休みです。土曜日は墓参り、部屋の掃除。日曜日は部屋でかたづけをしました。断捨離ができなくて中途半端に終わりましたが、機会があればまた取り組みたいと思います。

断捨離の一環でタワーレコードのフリーマガジン「bounce」を捨てました。2006年から5年分くらいありました。タワーレコードのフリーマガジンといえば「intoxicate」というのがありますね。イントキシケイトと読むそうで、意味は「酔わせる」、「興奮させる」、「夢中にさせる」だそうです。たまに店頭でもらってきますが、6月号に坂本龍一の記事が掲載されてました。その中で2009年に第一回を開催した「堂島リバービエンナーレ」の第二回目に教授がオリジナル曲を書き下ろしたと書いてありました。

「堂島リバービエンナーレ2011」。21日(日)まで大阪・中之島の堂島リバーフォーラムにて行われてますが、今回は「Ecosophia - アートと建築」というタイトルが付いてます。"Ecosophia" (ecology + philosophy)、「エコの哲学を実践する惑星」という意味が込められているそうです。杉本博司の「海景」(U2の『No Line On The Horizon』のジャケ写に使用されてます。)の一連の作品を映像で公開するというので行ってきました。

杉本博司の「海景」が観られたらそれでいいかなという軽い感じだったんですが、今回のアーティスティック・ディレクターが飯田高誉(いいだたかよ)という青森県立美術館のチーフ・キュレーターの方で、「堂島リバービエンナーレ2011」に並々ならぬ情熱を傾けていました。東北出身ということで震災以降の美術のあり方に一石を投じておりました。

会場全体を満たす教授の音楽、杉本博司の「海景」はもちろん素晴らしかったのですが、僕の心を揺さぶったのは地震、津波、原発事故をテーマにした作品でした。会場には3.11以降に制作された作品がいくつか並んでいて衝撃を受けました。3.11以降、否応なく文化の変革が訪れると言われてますが、この先、新しい表現が出てきたとき、それまでの芸術というのは古臭く見えてしまうんでしょうか。いろいろと考えさせられました。

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