坂本美雨インストア・ライヴ&サイン会

2008年01月15日 | Live

■坂本美雨インストア・ライヴ&サイン会
2008年1月13日(日)  
タワーレコード梅田NU茶屋町店6Fイベント・スペース
整理番号26番

晴れ時々曇り。

午後1時半ごろ、タワーレコード梅田NU茶屋町店に着いた。さっそくインストア・イベント参加券が付いたニュー・アルバム『朧の彼方、灯りの気配』を購入。インストア・イベントは午後3時からなので一旦、タワレコを離れたが、結局NU茶屋町の中にいて、2時ごろまたタワレコに戻った。そうすると坂本美雨を交えてのリハーサルがはじまったので見ることにした。

リハーサルの坂本美雨は黒のワンピースに黒のパンプスというシックな出で立ちだった。坂本美雨は目を閉じて、左手でマイクを持ち、右手をメロディーに合わせて動かしながら歌っていた。僕はそんな彼女を見ながら両親のどちらに似ているのかを考えていた。顔は教授かもしれない。でもときどき見せる表情にあっこちゃんの面影を見つける。声は高音の伸びがあっこちゃんと同じに聞こえた。

彼女を見るのははじめてだった。思ったより痩せているし、大人だった。彼女の声を最初に聴いたのは「The Other Side Of Love」(坂本龍一 featuring Sister M)。1997年のことだ。もちろん当時はSister Mが誰だかは明かされてなかった。あれからもう10年。今年で坂本美雨は28歳になるという。僕は「鉄道員(ぽっぽや)」のマキシ・シングルとデビュー・アルバム『DAWN PINK』は持っていたが、久しく聴いてなかった。リハーサルを見ていて思ったのは昔の声の感じと違うというようなことだった。あとは喋り方があっこちゃんに似ている(笑)。

今年の初ライヴが坂本美雨のインストア・ライヴになった。イベント・スペースの前エリアには3人掛けのソファが6脚あって18人が座れるようになっていた。僕の整理番号は26番だったのでソファには座れなかったが、正面真ん中の位置をキープすることができた。実質4列目でスタンディングの1列目。よくステージが見えた。

坂本美雨は腰まであった長い髪をセットして三つ編みをアレンジしたヘアー・スタイルになり、メイクもしっかりとしていた。リハーサルではほとんどノーメイクだった。衣装も黒のノースリーブになり、タイトなジーンズを合わせていた。そしてパンプスはルージュに合わせて赤に。アクセサリーが髪や肩や腕にあった。

今回サポートするメンバーはキーボードが須藤豪、ヴァイオリンとMacが徳澤青弦。キーボードとヴァイオリンだけでも十分なのに、そこにMacがあるからサウンドはファットだった。セットリストはニュー・アルバム『朧の彼方、灯りの気配』から5曲とカヴァーが1曲といった構成だった。まぁ、リハーサルを見ていたからやる曲はわかっていたんだけど(苦笑)。

坂本美雨はマイクを両手で包み込むようにして歌った。今回の『朧の彼方、灯りの気配』は坂本美雨の「声」を全面的にフィーチャーした7曲収録のミニ・アルバムで、冬編と夏編からなる作品集の第一弾だということだ。

霞んだ景色の向こうにぼんやりと見える微かな灯り、
記憶に中の懐かしいにおいや、
好きな人に触れる前にすでに感じている体温、
自分の声がそういう風に響けばいいな、と願っています。

「『朧の彼方、灯りの気配』について~from MIU SAKAMOTO~」より。

1曲目は『朧の彼方、灯りの気配』のオープニング曲「オーパス&メイヴァース」。そしてアルバムの曲順通り「いくつかのこと」へと続いた。『朧の彼方、灯りの気配』はとてもパーソナルな作品になったと坂本美雨は話した。アルバムは昨年の暮に発売したばかりだが、もう次の夏編に向けてアルバムの制作をはじめているらしい。

3曲目クラムボンのミトが作曲した静かな曲「Still Songs」の途中で咳き込んでしまうというハプニングもあったが、あっこちゃん譲りの度胸で乗り切ってしまった(笑)。

「Swan Dive」は監督に初挑戦したというPVをバックにして歌った。この曲は英語詩だった。"I was born waiting for the light" というラインが印象的だった。

2年ほど前からホンダのコマーシャル・ソングとして使われている「The Never Ending Story」も歌ってくれた。最後は『朧の彼方、灯りの気配』のエンディング曲「あかりの気配」だった。

画像は終演後のサイン&握手会でニュー・アルバム『朧の彼方、灯りの気配』に入れてもらったサイン。

「お父さんやお母さんのライヴによく行ってます。今日はじめてライヴを見ました。喋り方がお母さんによく似ていますね」と言ったら、
「あははは。よく言われます」と。
また聴きに行くと約束して握手した。

坂本美雨(Vocal)
須藤豪(Keyboard)
徳澤青弦(Violin)

Set List
1 オーパス&メイヴァース
2 いくつかのこと
3 Still Songs
4 Swan Dive
5 The Never Ending Story
6 あかりの気配

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やはり (存在する音楽)
2008-01-15 21:08:09
行かれるかなーと思っていました(笑)
茶屋町に出かける予定でしたが、用事があり残念ながら今回も彼女に会うことはできませんでした。
気合入れて発売日にアルバムを買ったというのにー

彼女のBLOGで咳き込んだ理由が書いてありました。
返信する
Re: やはり (どい)
2008-01-15 23:18:32
☆存在する音楽さん
もしかしたらいらっしゃるかなと思ったんですが(笑)。

「ニクキュウブロローグ」には「兄とお嫁さんが来ていた」と書いてましたね。風太くんのことでしょうか? まぁ顔を知らないのでわからなかったんですがね(苦笑)。

むせった件ですがリハのときも胸の上をさすってたりしてたので調子悪いのかなと思ってました。「Still Songs」、いい曲ですよね。
返信する
Unknown (存在する音楽)
2008-01-16 06:15:19
いやあ、本当に行きたかったです。

おそらく風太くんでしょう。「ニクキュウ」にも写真入りで登場したことがあったはず。料理を作ってくれた話だったと思います。

Still Songs
良い曲ですね。
返信する
黒い服 (どい)
2008-01-16 20:57:31
☆存在する音楽さん
京都から直行したんでしょうね。
いくぶんお疲れのように見えました。
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