国立国際美術館開館30周年記念展「30年分のコレクション」

2008年02月02日 | アート

1月27日(日)、曇りときどき雪。

午後から大阪府知事選の投票に行った後、国立国際美術館の開館30周年記念展「30年分のコレクション」を見に出かけた。

国立国際美術館は1970年に開催された世界万博の万博美術館を譲り受け1977年に現代美術を扱う国立美術館としてオープンしたそうだ。それから27年、建物が老朽化したことと、より良い美術鑑賞に適した立地条件を求め、2004年11月に中之島に新築し移転した。

建物の設計はシーザー・ペリー。移転したばかりの頃、グランキューブ大阪で開催されたあるライヴの帰りに前を通りかかり、その恐竜の化石を思わせる外観に度肝を抜かれたことがある。



そのときからこの美術館はお気に入りの場所となった。以来、一年に一度は鑑賞のため訪れている。万博公園時代の国立国際美術館は、高校生の頃に一度行った記憶がある。

開館30周年記念展「30年分のコレクション」は1977年の開館からコレクションした所蔵品5,700点から厳選した400点を展示しているという。主なところではセザンヌ、ピカソ、デュシャン、フォンタナ、ウォーホル、ポルケ、トニー・クラッグ、キキ・スミス、藤田嗣治、佐伯祐三、吉原治良、浜口陽三から、草間彌生、高松次郎、横尾忠則、森村泰昌、舟越桂、小林孝亘、やなぎみわ、須田悦弘の作品。

僕の目当ては小林孝亘の作品。今回展示されていたのは「Forest」。上の画像ではチョコレートの箱の右下に収められている絵がそうです。はじめて見たが、木漏れ日のぼんやりとした明るさに、ふっと体の力が抜けるような脱力感を感じた。

ほかに印象に残っているのはヤノベケンジの「アトムカー」、石内都の「傷跡」、米田知子の眼鏡シリーズ、キキ・スミスの「露の虹」、オノデラユキの「古着のポートレート」、杉本博司の「光の教会」、トーマス・シュトゥルートの「渋谷交差点、東京」などなど。

時間があれば会期中にもう一度見に行きたい。



■国立国際美術館開館30周年記念展「30年分のコレクション」
会期 2007年12月18日(火) - 2008年2月11日(月・祝)
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンジェラ・アキ Concert To... | トップ | Sunday Songbook Playlist »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アート」カテゴリの最新記事