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日本人の野球

WBC優勝で大いに盛り上がったが、
今回見ていて思ったのは、
日本人選手の動きのなめらかさは「伝統」なんだな、ということ。
これは野球に限らず言えるのだが、
日本人は「力任せ」あるいは「強引に力で勝つ」スタイルを好まない。
最高のパフォーマンスが達成されるとき、
そのフォームは最高に美しいものであるはずだ、
という信念を持っているような気がする。
だから練習でも、何度でも練習して、
動きをなめらかにすることを大切にする。
その結果、稽古を積み上げた踊り手のような
一種芸術的な美しさを発揮する。
その点で日本人というのは抜きんでているような気がする。
今日も高校野球を眺めていて
バッターが内角低めの難しい球を
外方向へうまくおっつけて打つのを見て
「高校生でこんな洗練された動きをするんだな」と
ひどく感心した。
日本の野球の層の厚さとレベルの高さは
こんなところにも表れているのかもしれない。
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春の実感

今年は花粉症でひどい目にあった。
耳の奥まで腫れて、左耳が聞こえなくなった。
もともと左耳が悪いので冬から春は
風邪やら花粉症やらで耳管の通りが悪く
聞こえが悪くなるのだが、
今年は3月中、完全にやられた。
このまま聞こえなくなるのではないかと、
ちょっと不安に感じたほどだ。
鼓膜を切開して空気を通すことで
なんとか回復したけれど、
まだ先はどうなるか分からない。
補聴器などをいずれは考えなくてはならないんだろうか。
憂鬱なことである。

そんなことに気を取られているうちに、
ふと「そういえば今年はウグイスの声をあまり聞かないな」
と思った。
我が家はちいさな山の裏側に当たるところに位置していて、
緑は比較的豊富なので鳥が多い。
毎年春先はうるさいほどウグイスが鳴くのに、
今年はあまり聞かない。
最近竹林を一部伐採したりしたから、
ウグイスが住めなくなってしまったのか。
なんとなく春が来たような気がしない。
耳が回復しても、春の音が聞こえないというのは淋しい。
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うたのイラスト(春よ来い)

童謡です。
この歌は、私の母が好きな歌で、
「ほんとにいい歌だよ」と、
よく言っていたものです。
春を待ちかねた幼い女の子を描いた、優しい歌です。
でも実際は、その幼な子がいとおしくてしょうがない、
親の気持ちを歌っているからこそ
母の心に響いたのでしょう。


いとしい子の、心によりそって
そっと優しく、一緒に春を待っている、
そんな親の気持ちを歌っているのでしょう。

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