日々描いたマンガやスケッチ、似顔絵などを貯めていく貯金箱のようなブログ。
スケッチ貯金箱
うたのイラスト(「東京の花売娘」 母を偲ぶ歌)
母が亡くなってもう3カ月以上経った。
いまだに気持ちの整理など付かないのだが、
少しは昔のことを振り返ってもいいような気もしてきた。
母は歌が何よりも好きだったので、
母の生きた時代の空気を歌を通して偲んでみたらどうだろう、
そんな気持ちでイラストも描いてみよう、と考えた。
母は岡晴夫のファンだった。
岡晴夫といえば、「憧れのハワイ航路」だとか、「啼くな小鳩よ」などで有名だけれど、
母は「逢いたかったぜ」という歌が特に気に入っていたらしい。
これは久しぶりに旧友に再会した男同士の友情を歌った歌だ。
ただ私はこの歌をよく知らないのだ。
でも時代の雰囲気を表すという点では、
同じく超有名曲である「東京の花売娘」(昭和21年)がふさわしいと思う。
作詞・佐々詩生、作曲・上原げんと。
戦後すぐの東京の街角に「花売娘」なんていなかった、という話があるが、
とすると、これは作家の想像力が生み出した情景、ということになる。
もっともこの曲が大ヒットしたあとで、銀座には多くの花売娘が出現したそうである。
しかしその多くが小学生だった、というところに、
当時の人々の生活の困窮が窺われてせつない。
母はどんな境遇で、どんな気持ちでこの歌を聴いていたのだろう。
女子野球マンガイラスト13(ホームランか?)Baseball Girl Illustration 13
女子野球マンガイラスト12(あーファウルだ!) Baseball Girl Illustration 12
女性像(色付けトレーニング)
似顔絵(上白石萌音さん)(portrait MONE KAMISHIRAISHI)
周防正行監督の映画「舞妓はレディ」を見ました。
京都の花街(かがい)を舞台にミュージカル仕立てで作られた、楽しい映画でした。
主人公の春子を演じた上白石萌音(かみしらいし・もね)さんが初々しく魅力的です。
「マイ・フェア・レディ」を下敷きにしているところも面白い。
『京都盆地に雨が降る』というナンバーは、「マイ・フェア〜」の中の『The Rain in Spain』の歌詞中の、
“The rain in Spain stays mainly in the plain.”(スペインの雨は主に平野に降る)
を京都に置き換えて、
「京都の雨はたいがい盆地に降るんやろか」
としたのだろうな、などと考えてニヤリとしました。
というわけで、上白石さんをスケッチ。