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似顔絵(村上弘明さん・「ゲゲゲの女房」 深沢洋一役) (portrait HIROAKI MURAKAMI)

「ゲゲゲの女房」で、『ゼタ』の編集長、
深沢洋一役を演じている村上さん。
あの『ガロ』の長井勝一氏をモデルにしているそうだ。
天才・つげ義春を見出し、その他にも
種々の異才を育てた名編集長がモデルでは、
村上さんも緊張することであろう。
そう思うのは、マンガ家に憧れた私の感想にすぎないか。
しかしドラマ中の村上さんも、
埋もれた才能に対する温かいまなざしに満ちた、
熱い魂を感じさせる演技で、
私は大変好きである。
こういう「名伯楽」という人は、
実は才能ある実作者よりよほど稀であり、
こういう人に巡り会う作家は本当に幸運である、と思う。
村上さんの演技も、柔らかい中に、
戦争を経験し、病による死を覚悟した者が持つ、
腹の据わった気概を感じさせるもので、
ああ昭和の人だ、と感じざるを得ない。
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似顔絵(福山雅治さん:「龍馬伝」坂本龍馬 7) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 7)

ついに、「薩長連合」を働きかける龍馬。
しかしその考えに到達するまでのプロセスを、
ドラマは丁寧に見せる。
今回は、思想家・戦略家龍馬の側面を
感じさせるプロットだった。
しかし旧体制と外国勢力という
二つの敵と戦う、
いや、長州・薩摩・および諸藩の中にはびこる
旧態依然とした物の考え方とも(むしろ、これとこそ)戦う、
この三重苦の状況は、何なのだ。
過酷すぎるだろう。
これを解決する「薩長連合」という奇跡のようなアイデア、
これが独り佇む龍馬の脳裏に天啓のごとくひらめく瞬間を、
むしろ静かにドラマは描いていた。
背景のランタンが蓮の花のように見えたのが
何か象徴的な感じがした。
日本の進路を変えた瞬間である。
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似顔絵(伊勢谷友介さん・「龍馬伝」 高杉晋作) (portrait YUSUIKE ISEYA)

意表を突かれた、と思うくらいの
「格好いい」高杉晋作だ。
何だか龍馬とがっぷり四つで立ち合う感じが
ゾクゾクする。
伊勢谷さんは、東京芸大の出身だそうだ。
何だかそれもサマになってるなあ。
眼光が魅力的だ、と思う。
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似顔絵(福原愛さん・時代劇風に) (portrait AI FUKUHARA)

「龍馬伝」で似顔絵を描いていると、
普通の似顔絵も時代劇風にしてみたくなった。
この人はこの時代のこういう身分の人にしたら
合っているんじゃないか、と考えると結構面白い。
ただなんせこちらの歴史的知識は知れたものだから、
想像に限度があるんだよなあ。
でも、試しに1枚、ということで、
卓球の福原愛選手を、幕末の町娘にしてみた。
髪型は、若い娘がよく結った「銀杏返し(いちょうがえし)」である。
最低限の考証はしなくてはならないから、その点難しい。
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マスコット龍馬君

ここのところ写実的な似顔絵が続いたので、
たまには軽いものをと思い、
福山龍馬をマスコット的にマンガ化した。
もっと簡略にすればキャラクターになるのだろうが、
まあこんなところにしときましょう。
リアルな模写を続けた方が、
簡略化するときにもやりやすい。
たまにこういうお遊びも挟もうかと思います。
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なんで子どもはガン見するんだろう。

我が家の前は小学校の通学路で、
朝になると、子どもたちが大声や奇声を上げながら走り過ぎる。
それは良いのだが、私は出勤時間が少し遅い方なので、
雨戸を開けるタイミングと、子どもたちの登校時間が重なる。
開けた瞬間、小学生が驚いた顔で、
私の顔を「ガン見」するのだ。
小学生のガン見は、長い。
なんであんなに長いのだろう。
しかし、数年前までは幼児とか、へたすると赤ん坊だったんだよな。
赤ちゃんにガン見されても、ほほえましいけれど、
小学生になると、「なんで見てるんだよ。」と思われてしまうと考えると、
ちょっと悲しい。
おじさんがガン見したら、これは変質者である。
小学生にガン見されているくらいで、ちょうどいいのかもしれない。
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似顔絵(福山雅治さん・「龍馬伝」坂本龍馬 6) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 6)

第三部が始まった。
冒頭、岩崎弥太郎が、
「龍馬は変わってしまった。」と強調していた。
凄みのある龍馬が見られるのだろう。
楽しみである。
まずは龍馬の正面スケッチから。


以前お知らせした、カッチェテひろチャン。さんの
福山龍馬の集い(9月下旬)のサイトURLは、以下の通りです。
当サイトの絵を宣伝してもらっているので、
こちらからもご紹介します。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukuyamaryoumasuito
名前は「福山龍馬ファンの集いやるぜよ!」です。
興味のある方は、そちらをご覧下さい。
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似顔絵(奥貫薫さん・「龍馬伝」 武市冨) (portrait KAORU OKUNUKI)

武市半平太の妻、冨(とみ)を演じた奥貫さんも
素晴らしい演技だった。

投獄された夫が、待った甲斐も空しく
切腹の儀となった当日。
しかし「夫が切腹する日」とは、どんな日なのだろう。
その一日を、家で妻はどう過ごしたのか。

やがて牢屋番(密かに半平太を尊敬し、
なにくれとなく冨に連絡をしてくれていた)がやって来る。
半平太の手紙を携えて。
「武市様は、立派な最期でございました。」
そして冨は、手紙を読む。
 冨。お前に嘘をついていたことがある。
 一緒にいろいろな所へ見物に行こうと約束していたが、
 果たせなくなってしまった。許してほしい。

半平太が役人に捕えられて獄へ引き連れられて行った日。
役人が大声を出して戸を叩く音を聞きながら、
あそこにも出かけよう、あそこにも見物に行こうと、
悲しくも約束をしていたのだ。
それに向かって冨は
「あなたと一緒なら、家にいるだけでうれしい。」と言っていたのだ。

半平太は、介錯も拒んで、
一人で腹を十文字に掻き切り、果てた。

手紙の最後に、半平太は優しい言葉を書いた。
「けんどのう、冨。
もし来世というものがあるがやったら、
わしはまた、おまん(お前)と出会うて、
夫婦(めおと)になりたいがじゃきい。
そのときは、ずうっとおまんと一緒に、
おるがじゃきい。冨。」
読みつつ落涙しながらも、冨は気丈に、
次のように言うのだった。絵に描いたような表情で。
「わたしの旦那さまは、
立派な最期を迎えることが出来たがですきい、
私は幸せですきい。
これからは、旦那さまの分まで
私は生きて行きますきい。」

ラフカディオ・ハーンが「日本人の微笑」と呼び、
芥川龍之介が短編「手巾」で描いたような(この場合は息子の死だが)、
悲しみを抑えて、うかべる微笑というものを、
明治維新から150年も経った現代の日本人が、
見事に演じて見せてくれたのだった。
奥貫さんの演技に、ただただ感服する。
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似顔絵(大森南朋さん・「龍馬伝」 武市半平太役) (portrait NAO OMORI)

武市半平太が切腹した。
このドラマでは、やや視野の狭い人物、
過激な一方で、旧弊な思考から抜けきれない
人間のように描かれていたが、
今回は日本の将来を龍馬に托していく、ということで、
自分の限界をも意識している所を描いていた。
実際の武市がどんな人物だったのか。
恐らくもっと違う面を持っていただろうが、
大森さん演じる「苦悩に満ちた実直な武市半平太」も
大いに魅力があった。
岡田以蔵の処刑と半平太の切腹が同時に描かれて、
双方のファンにはいたたまれない回だったかもしれない。
しかし、ドラマは進む。龍馬は今度は薩摩へ、そして長崎へ行く。
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似顔絵(香川照之さん・「龍馬伝」 岩崎弥太郎役) (portrait TERUYUKI KAGAWA)

リクエストを頂いたので
岩崎弥太郎役の香川さんをスケッチ。
行商をしているシーンの写真より。
以前の映像を持っていたら、
もっと凄い形相の絵も描けたかもしれませんが、
今手に入る範囲ではこんなところでしょうか。
このドラマは弥太郎の語りが中心で、
弥太郎の龍馬に対する真の思いも
これから明らかになっていくのでしょう。
それにしても、地べたを這うような弥太郎の苦労というものも、
後の経済人の礎(いしずえ)になったのだろう、と
このドラマを見ていて思わざるを得ません。


さて、今回リクエストを下さった方が、
福山龍馬ファンの集いを9月に東京(東高円寺)で
開催する計画を立てていらっしゃいます。
詳しくは、このブログの似顔絵・佐藤健さん(岡田以蔵役)の記事の
コメント欄を御覧下さい。
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似顔絵(福山雅治さん:「龍馬伝」坂本龍馬 5) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 5)

先週の「龍馬伝」の龍馬は、けれん味たっぷりで、
格好良かった。
歴史通からはいろいろと注文があるだろうが、
私などは、子どもの頃ヒーロー物を見ていた感じを思い出して、
ひさびさにワクワクした。
武市半平太の投獄と岡田以蔵の拷問を知った龍馬は、
なんと土佐に密かに舞い戻る。
周到に下準備と段取りを踏んだ上で、
拷問を取り仕切っている後藤象二郎(殺された吉田東洋の甥)の前に登場。
棍棒のような太枝を肩に背負い、両腕をからませた、
不良ヒーローの格好で。
吉田東洋を殺したがは、わしじゃ。
武市が手柄を横取りして、あっぱれ切腹などされた日にゃ、
わしゃあくやしゅうて、くやしゅうて、たまらんぜよ。
武市と以蔵にかけられた罪を、自分の身に引き受けるための大嘘と大芝居。
いいじゃないですか、格好いいぞ龍馬。
しかも怒り狂って、切りかかろうとする後藤を
あっという間に組み伏せて、
「わしは誰にもつかまえられん。」と言い放って逃げる。
史実の空白部分をこんなふうに埋めてもいいんじゃないか。ドラマなんだし。
で、今回は後藤に向かって、暗殺の現場の詳細(調書をひそかに下調べした)を述べて、
吉田東洋が殺される直前まで付き添っていた人間の名を、
○○と、××と、△△と、と挙げたあと、
「そして、おまん(お前)じゃ!」
とドスの利いた声で、棍棒を突き付けて言い放つ迫力のシーン。
描いてみると、その鋭い眼光と精悍な表情に
やはりただ者ではない俳優だ、と感じる。
自分の画力がもどかしい。
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似顔絵(蒼井優さん「龍馬伝」・お元) (portrait YU AOI)

蒼井さんの似顔絵を連続で。
今回はちょっと先回りして、
これから登場する「お元」役の蒼井さんを。
もっとも未登場ですから、写真が少なくて、
これは、別の写真の表情と、龍馬伝の衣装の合成です。
絵だと、こういうこともできます、ということで。
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似顔絵(蒼井優さん) (portrait YU AOI)

久しぶりに、蒼井さんを描きました。
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