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なかなかどうも

どうも絵の方が進まなくて困る。
昔から絵を描きたい時期と、他のことをやりたい時期の波があって、
片方が高まるともう片方は低調、という傾向があるのは自覚していた。
今回は身辺で弔事や慶事が重なり、確定申告みたいな煩雑なこともあり、
校閲の仕事も忙しかったので、どうも絵の波が低くなってしまっている。
こんな時は描かなければいいのだが、一応ある程度の頻度で更新しようとは思っているので
ちょっとジレンマである。
ちょうど絵にかいた鳥みたいな感じである。
ちょっと翻訳の真似事みたいなことも始めたので、
神経がそちらに取られているのかもしれない。
いずれペースを取り戻せるとは思うが、
しばらくは無理せず、描けるときに描こうと思っている。
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女子野球マンガイラスト(ラフスケッチ・ピッチング)

スポーツの絵を描く時はたいてい写真などは見ないで、頭の中に浮かぶフォームをなぞって描くので、
形が決まるまでが大変である。
アングルによって見え方はさまざまなので、ああでもないこうでもないとスケッチを修正する。
途中経過はこんな感じである。
時間が無いので、今回は途中経過そのままを載せてみた。
ヘアスタイルは戦後女子野球風。
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女子野球マンガイラスト(アンダースローのリリース直前)


オーバースローのピッチングフォームはよく解説されているけれど、
アンダースローのフォームは今一つ分からないところがある。
同じアンダーでも人により微妙に投げ方が違うので、よくその原理がつかめない。
特にボールを離すときの腕の動きとかポイントとかが、描く時にはなかなか難しいのだ。
今回はリリース直前の形を描いてみたものの、まだ確信は持ち切れていない。
ピッチングの絵一つでも結構苦労する。
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うたのイラスト(テレサ・テン「人約黄昏後」)

このごろ昭和歌謡が話題になることが多く、この間もテレサ・テンの特集をやっていた。
でも取り上げられるのは日本でのヒット曲ばかりで、台湾で歌っていた歌はそんなに取り上げていなかった。
彼女には「淡々幽情」という、古い漢詩を現代曲にして歌った傑作アルバムがあるが、これなど日本では話題になることが少ない。しかしいい曲があるのだ。
元時代の朱淑眞という詩人の「人約黄昏後」という詩を歌った曲は簡潔だが情緒があってとてもいい。

去年元夜時
花市燈如晝
月上柳梢頭
人約黄昏後

今年元夜時
月與燈依舊
不見去年人
涙濕春衫袖

去年、元宵節の夜に
花市の灯りは昼のようで
月は柳の梢の上に掛かり
私たちは日暮れてから会おうと約束した

今年、元宵節の夜に
月と灯りは前と変わらないのに
去年の人を見ることはなく
涙が春の袖を濡らす

これだけの詩である。しかしとても味わい深い。
テレサ・テンも美しい。

イラストは似顔絵ではなく、詩のイメージで描きました。
手に持っているのは小さなランタンを先につるした柄の部分。
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