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うたのイラスト(「赤いランプの終列車」)

もう今の若い人は知らないかもしれませんが
春日八郎という、素晴らしい歌手がいました。
「長崎の女(ひと)」「お富さん」といった大ヒット曲がありますが、
その春日さんのデビュー曲がこの「赤いランプの終列車」です。
現在では想像もしにくいでしょうが、戦後すぐの時代には
人と連絡をとる、ということがすごく難しかった。
基本的には手紙やハガキでしか連絡はできないのです
(ただし住所を知っていて、読まれても差し支えない内容に限る)。
電話も裕福な家にしか無かったし、もちろんスマホなんてものはない。
旅の人と恋に落ちた、この歌の主人公のような人は、
駅での別れが今生(こんじょう)の別れになることも十分あったでしょう。
「きっとまた来るよ」という言葉にすがるしかないわけです。
そんな前提を理解した上でこの歌を聞かないと、
恋しい人が乗った最終列車の赤いランプが「悲しく」消えていくという心情は理解できないでしょう。
この歌をものすごく好きだ、というお年寄りが多いのもうなずける名曲・名唱だと思います。
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うたのイラスト(「有楽町で逢いましょう」)

昭和の高度成長期に流行った、フランク永井の大ヒット曲。
有楽町でデートを約束したカップルの歌。
ティールームで彼女を待っていると、小雨が降って来る。
濡れてくるのではないかと気をもむ彼氏。
そして有楽町の情景が次々と歌われる。
東京への憧れが結晶したかのような歌詞だ。
街の情景は本質的には変わらないが
私たちの内面の情景が変わってしまったのだろう。
その頃の輝きというのは、もう想像するしかない。
ティールームは「ビルのほとり」と歌われているので
もしかしたら1階かもしれないけれども、
2、3階から彼女が来るのを待っている彼氏と
その姿を見つけて微笑む彼女、という感じで描いてみました。

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似顔絵(伊藤沙莉さん)

9歳から芸能活動をなさっているとのこと。
確かに個性的で光るものがありますね。
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うたのイラスト(岡田有希子さん「恋・はじめまして」)

亡くなってからもう35年以上経つのですか。
この歌はアイドル歌謡の中でも名作でしょう。
あらためてご冥福をお祈りいたします。
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