日々描いたマンガやスケッチ、似顔絵などを貯めていく貯金箱のようなブログ。
スケッチ貯金箱
うたのイラスト(「お嫁においで」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5d/1c238f3bc79b8b245697b0ae69140434.jpg)
加山雄三さんの大ヒット曲なのだけれど、
今ではこのタイトルで曲を出すのはなんとなくためらわれるかもしれない。
素直な歌詞なんですけどね。
作詞は岩谷時子さん。作曲は弾厚作(加山雄三)さん。
編曲にハワイアンの大御所、大橋節夫さんという豪華な布陣。
岩谷さんの女性目線から見て美しいと思う光景が描かれているのだから、余計な事を考えずに味わうのが良いと思う。
「舟が見えたなら ぬれた身体で駆けてこい」というのは、愛らしい光景だ。
加山さんは「珊瑚でこさえた 紅い指輪あげよう」という歌詞の「こさえた」という表現に感動したそうである。
「つくった」でなく「こさえた」という表現。
彼女のために一生懸命作っている光景が浮かぶ。
歌謡曲の詞はようく味わうと、なかなか奥が深い。
イラストは海の青を基調にしました。
似顔絵(田中瞳アナ)
うたのイラスト(「砂山」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a9/ab896bf131a67b3d1b9243d1dfb86a5c.jpg)
私は新潟市内に行ったことはあるけれど、新潟から直接日本海を見たことはない。
だから佐渡を望む日本海と、海辺の砂山というのを実感としては知らない。
でもこの「砂山」は、子供の頃から親しんだ歌だから、私にとっての「砂山」は確固として存在する。
案外、歌というものはそういう風に受け継がれていくものなのだろうと思う。
それがその作品の持つリアリティというもので、実証的にあれこれ言っても始まらないのである。
というわけで、私なりの「砂山」を描いた。久しぶりに彩色してみた。
やはりこの情景に色彩は必要だろうと思ったからである。
「砂山」作詞・北原白秋(作曲は山田耕筰と中山晋平の二作あり)
一、海は荒海 向こうは佐渡よ
すずめ啼け啼け もう日は暮れた
みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ
二、暮れりゃ砂山 汐鳴りばかり
すずめちりぢり また風荒れる
みんなちりぢり もう誰も見えぬ
三、かえろかえろよ 茱萸原(ぐみわら)わけて
すずめさよなら さよならあした
海よさよなら さよならあした