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うたのイラスト(「思い出の渚」 ザ・ワイルド・ワンズ)

超有名曲。
でも内容はシンプル。
夏の日に渚で知り合った女の子のことを、
夏も過ぎ去ったある日、想い出している青年の心を歌っている。
歌詞から、長い髪、長いまつげ、大きな瞳、小麦色の肌の女性、と分かるが、
あまりにも普通の道具立てで、結局映像は浮かばない、
いや、そうではなくて、その人それぞれの女性像が浮かぶのだ。
だから広く受け入れられるのかもしれない。
とにかくメロディーが素晴らしくて、何度聴いても飽きない。
絵にしてしまうのは、少し憚られるけれど、
私なりのイメージで描いてみました。
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キャラクタースケッチ(カッパ)

テレビを何気なく見ていたら
懐かしい清水崑さんのカッパの絵が映っていた。
簡単な線なのに、なんて魅力的なんだろう。
急に意欲をそそられて、自分もカッパの落書きをする。
うーっ、難しい。
あの絵がどれだけ洗練されたものか、よく分かる。
しかし、絵というものは、その人の本質に根ざしたもので、
清水さんの絵をまねしても、やはり駄目だろう。
自分のものを描くしかないけれど、描きこまなければいけないだろうなあ。
ともあれ、じぶんなりの落書き。
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似顔絵(福山雅治さん・「龍馬伝」 坂本龍馬 11) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 11)

京へ向かう船中で書いた「船中八策」を中岡慎太郎に見せる龍馬。
そこには、中岡が考えもしなかった国の新しい姿があった。
それらは、龍馬が若い頃から人に教えを乞い、
人の意見に耳を傾け、自らの内で成熟させた一連の思想の結晶だった。
あの、愚直なほどに人に問い続けた龍馬の姿が、
今、精悍な志士となった姿と一体となる。
感激した中岡は、しかし、こう警告する。
古い体制にしがみついている人間たちは、決してこの考えを許すまい。
龍馬、命を狙われるぞ、と。
それに対して、龍馬はこう答えるのだ。
「中岡、命を狙われるぐらいの事をせんと、
日本は変わらんぜよ。そうじゃろう?」
そして、絵のように笑うのだ。
坂本龍馬という存在を凝縮したような笑顔。
「たまるか!」と答える中岡。
そして二人は高らかに笑う。
「龍馬伝」の中でも屈指の名場面だろう。
福山さんは、もう、龍馬そのものだ。
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似顔絵(近藤正臣さん・「龍馬伝」山内容堂) (portrait MASAOMI KONDO)

食えない男である。
少なくとも「龍馬伝」の山内容堂は。
実際の写真を見ると、それほど憎々しげでもないのだが。
まあしかし、この時期歴史に名を残しているのだから、並の人物ではないだろう。
近藤さんが、この食えない爺さんをまことに好演している。
しかし、このドラマの描写が事実なのだとしたら、
これほどの策略を以てして成し遂げたいこととは、一体何だったのだろう。
山内家の分家に生まれた、という出自だそうで、
複雑なものがありそうである。
徳川慶喜と親しかったとも聞く。
その経歴を辿っても、何か一貫性を欠くような気がして、
派手な活躍の割には理解しがたい人物、という印象を抱いてしまう。
私の勉強不足でしょうが。
事実は歴史家にお任せするとして、これからのドラマの展開で重要な役回りになりそうだ。
二枚目俳優だった近藤さんが、こういう役が似合う、というのも新鮮な発見だった。
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ラフスケッチ・吾輩と雪江さん

漱石の「猫」の雰囲気で、
気まぐれラフスケッチ。
ちょっと影が出てしまったのは、
コピー用紙に描いたかららしい。
薄い紙は、そっくり返るんですよね。
ラフスケッチなのでご容赦。
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うたのイラスト(「真冬の帰り道」・ザ・ランチャーズ)

ザ・ランチャーズといえば、その昔加山雄三さんと組んでいたバンドだ。
「ブラック・サンド・ビーチ」だとか、当時としては結構先端的なサウンドだったが、
この「真冬の帰り道」は、彼ら自身のヒット曲で、
これはまた、いかにもあの頃らしい、純情な内容だ。
女の子を好きだと思っていても言いだせない青年が、
真冬の帰り道に、彼女と歩きながら心の内で、切ない胸の内を分かってくれと彼女に呼びかけて、
いつか彼女が大人になった日を夢見る。

メロディーもシンプルだが、私みたいな歳の者には、こういうのがいいな。
今の若い人がどう思うかは知りませんが、こういうのがいい。
YouTubeにもありますので、昔懐かしくなった方は聴いて下さい。

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似顔絵(伊勢谷友介さん、中村ゆりさん) (portrait YUSUKE ISEYA,YURI NAKAMURA)

労咳に冒され、外出もままならない高杉晋作。
龍馬と語らい、木戸に最後の望みを訴え、
日本の行く末を案じながら、時を過ごしている。
「せめて桜を見せてあげたい」と医者が言うほどの病状。
その桜が咲いた。おうのと共に、その桜を見ていると、
突然、奇兵隊に居た農民たちが押し寄せてくる。
木戸に、決して会いに来てはいけないと言われていたが、
高杉と一緒に桜を見たくて、矢も盾もたまらずやって来たのだ。
涙を流して喜ぶ高杉。
桜の木の下に、三味線を抱えて弾きながら、
皆が踊っているのをしみじみと眺める。
しかし病の身は、それにすら耐えられない。
半分目を閉じて、なおも弾き続ける。
おうのは、桜の花の舞う中、悲しみをこらえて微笑み、
農民と共に踊るのだった。



その悲しみを、中村ゆりさんが、短いシーンながら
いじらしくも好演していた。
二人の姿を描いてみた。
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似顔絵(上川隆也さん・「龍馬伝」 中岡慎太郎) (portrait TAKAYA KAMIKAWA)

長州に居る龍馬の許を訪れた中岡。
しかし、これからの倒幕方針で対立する。
中岡は木戸と同じく、戦って幕府を滅ぼす、と言う。
同郷の中岡が、自分の考えに同調してくれないのは、
龍馬にとって淋しいことであったろう。
中岡にとって、龍馬はどう見えていたのだろうか。
岩崎弥太郎のように嫉妬で狂わんばかり、ということはないだろうが、
まったくそういう感情がなかったとも言えないだろう。
しかし、中岡は己れの信念をただ述べるだけだ。
龍馬は、すべてを呑み込む。
最終的な目的は同じだ、途中の道は違うがお互い頑張ろう。
お前には負けん。
龍馬と共に暗殺される中岡と、龍馬の関係がどうなって行くのか、
これもこれからの見所だろう。
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似顔絵(蒼井優さん・「龍馬伝」 お元 3) (portrait YU AOI)

清風亭会談に同席(座をなごませるために)していたお元。
しかし、会談は凄まじい交渉の場となった。
怒号と白刃の煌めきの中、
龍馬と後藤は、歴史的な合意を行う。
その、命懸けの対峙を、間近から見ていたお元の表情は、
いままで見たことのない、とんでもないものを目にした驚きに満ちていた。
それを、蒼井さんが見事な演技で示してくれた。
激しい演技の横で行う、「受けの演技」。
蒼井さんが只者の女優でないことは、これを見れば分かる。
架空の登場人物を、ここまで肉付けして描いたことにも感心した。
しかし、芸者をしていれば、最低のふるまいをする男も見ているだろう。
お元のこの世に対する絶望が、清風亭会談を見たことによってどう変わっていくのだろう。
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似顔絵(青木崇高さん・「龍馬伝」 後藤象二郎) (portrait MUNETAKA AOKI)

豪胆な後藤象二郎を演じた。
清風亭の会談で、龍馬と渡り合う。
下士だった龍馬が、もはや対等に振る舞い、
武市半平太や岡田以蔵を殺した土佐藩、
あれほど大殿に仕えた土佐勤皇党を弾圧した土佐藩に
もはや服従はせぬ、という態度を見せたことに後藤は激怒する。
土佐藩が薩摩・長州に与(くみ)したいなら
それなりの覚悟を示せ、と龍馬に言われ、
大政奉還など幕府がするものか、大殿は徳川慶喜と親しいのだ、と言えば、
それこそが都合の良いことだ、
土佐が加わって3藩になれば幕府も観念する、土佐がいることで薩摩・長州にも抑えが利く、と反論され、
後藤は徐々に説得されてゆく。
この道理が分からぬなら、後藤も土佐藩も大馬鹿者だ、と龍馬が言ったところで
土佐藩の上士たちが抜刀して座敷になだれ込む。
同時に亀山社中の者たちも刀を抜き放って対峙する。
このシーン、凄まじい迫力だった。
私事だが、最近、実物の日本刀に触らせてもらう機会があり、
その重さと迫力に身震いした。
だからこの場面は、他人事でない緊張感を持って見た。
刀の鳴る音、ひかる刀身、
そして何より龍馬に突き付けられた象二郎の刀の切っ先。
しかし龍馬はあわてず怯まず、恐れ入っている暇は無い、と言い切る。
この龍馬を見て、象二郎は、こいつは本物だ、叔父上の吉田東洋が見込んだのは慧眼だったと悟るのだ。
その時、この絵のようにニヤリと笑うのだった。
もうこの龍馬という男は、死など恐れてはいない。
日本のために、殺されても前を向いて進む気だ、と分かったのだ。
ここで笑って、この話に乗ろう、と後藤が言い放つのがまことに豪胆である。
後藤も場合によっては命を捨てる気持を、ここで固めたのだろう。
政治家が命を懸けて判断するとは、こういうことであろう。
青木さんはいい役者になった。
「ちりとてちん」に出た時から見ていたが、
今回の演技はまことに素晴らしいものだった。
このドラマで、演技開眼した人は本当に多いのではないだろうか。
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似顔絵(中村ゆりさん・「龍馬伝」 おうの) (portrait YURI NAKAMURA)

労咳に苦しむ高杉晋作に付き添っている女性が登場。
「おうの」と字幕があったので、後で調べたら
高杉の愛人の「うの」という人だった。
美人の奥さんもいたが、どうやらこの人を
あちこちに連れまわしていたそうだ。
呉服商の娘に生まれたが、没落して遊女となり、
晋作と知り合ったという。
歴史的事実はどうあれ、この女性も「龍馬伝」の多くの女性と同様、
悲劇の予感を抱いて生きている風情である。
演ずる中村ゆりさんは、よく知らなかった。
というより、今も良く知らない。
しかし、登場した瞬間の雰囲気が、実に場面に良く合っていたので、
見たがままにスケッチした。
見慣れてからだと違う雰囲気になるかもしれないが、
これはこれでいいだろう。

疲れていると言ったばかりだが、
やはり描きたい対象を見ると
虫が騒ぐ、というのは、もう宿命みたいなものか(大げさだけれど)。
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キャラクタースケッチ(雪江さん)

ここのところ、あまりにも忙しく、
夏の疲れも一気にやってきて、
更新も少々しんどくなっています。
少しペースダウンして、
軽いタッチのものも増やして行こうと思います。
趣味なので、それで体をおかしくしては本末転倒ですし。
そんなわけで、今回は先日の「吾輩は猫である」の雪江さんを描くために
キャラクタースケッチをしたものを載せます。
早く体調を戻さないと。
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