Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

甲府への道すがら[1]夜行バスどんたく号(天神BC~名鉄BC)■ ドライなりにドラマな現代の夜の旅

2009年11月20日 |  □鉄道ジャーニーBlog編
 ロングシートの特急電車に揺られ30分、福岡天神着。地下食堂街で腹ごしらえした後、3階の天神バスセンターへと上がった。東京、金沢、高知など遠くの地名が並び、旅気分をかきたてられる。そして僕の今宵の宿であり、実質的なトップランナーは、名古屋行き夜行高速バス・どんたく号だ。

 この春をもって夜行列車が全廃された九州~本州間だが、航路やバスはまだまだ健在。バスに関しては都市間ツアーバスも台頭してきて、むしろ活況を呈している。その中でも西鉄高速バスは、夜行バスのパイオニア。今宵の名古屋行きも、満席とのことだ。

 定刻8時半、ネオンに見送られつつ天神を離れた。博多発、天神経由で各地へ向かう島内高速バスに対して、長距離路線は逆に天神から博多へ向かって、高速に乗る。先は長いんだし、どっちが先でもいいじゃん、という余裕に映る。

 渋滞に掴まりつつ、20分ほどで博多駅交通センターへ。都市高速に入ると、いつも通る車よりもぐっと視線が高くなり、新鮮な眺めだ。

 車内は、ゆったりした3列シート。隣の人に煩わされず、快適な夜を約束してくれる。最前部の座席だが、日よけに遮られワイドな視界が楽しめないのは残念だ。オーディオサービスもあるのだが、FM福岡だけで選択権がないのも寂しい。FMも好きだけれど、トンネル内で聞こえないのだ。手持ちのMP3プレーヤーで、流れる夜景を見ながら好みの音楽を楽しむ。

 北九州市内でも黒崎インター引野口、砂津、小倉駅とこまめに停車し、車内はほぼ満席に。この時点で夜10時。和布刈SAで休憩を行った後、乗務員からのおやすみ放送とともに「夜行運転」となった。窓のカーテンをひき、通路側のカーテンも閉じれば個室感覚。照明も落とされ、あとはグッスリ休むだけだ。

 所用時間11時間、名古屋到着は8時前のバスだというのに、意外と朝は早い。6時すぎ、御在所SAでの休憩から1日が始まる。早朝だというのに、対向車線はズラリと車の列。中京圏での車のパワーに圧倒される。

 木曽三川を渡り工業地帯を走りぬけ、やがて名古屋の街へ。栄までぐるっと回ったものの下車する人はなく、全員が名鉄バスセンターまで乗った。定刻より20分ほど早い、快速走行だった。

つづく
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甲府への道すがら[0]甲府への道

2009年11月20日 |  □鉄道ジャーニーBlog編
 11月22日(日)に行われる、山梨・甲府での結婚式。九州からかなりの距離がある土地ではあるが、大学時代さんざんお世話になった先輩の晴れの日、ぜひ駆けつけたい。

 順当に行けば、羽田まで飛んでバス、あるいは静岡で新幹線と特急の乗り継ぎということになるのだろうが、せっかくの遠出、往復もめいっぱい楽しみたい。あまり豊かではない懐事情を考えつつ、今まで乗ったことのない路線、車両への乗車を詰め込んだ、僕ならではのコースができあがった。

 11月20日(金)、いつも通りの勤務を終え、一旦帰宅し身支度を整えた僕は、まずは歩いて西鉄花畑駅へと向かった。

つづく
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[旅]名古屋行きバスより

2009年11月20日 | ■携帯レポート
 明後日、山梨県甲府市で大学の先輩の「ハレの日」に立ち会うべく、まずは名古屋行き夜行高速バス「どんたく」に乗り込みました。せっかくの遠出なんで、あちこち寄り道しながら行こうと思った次第。

 夜汽車の魅力には勝てないけど、夜行バスの旅も嫌いじゃない。いや、けっこう好きです。
 ゆったりした座席に落ち着けば、そこは個の空間。ラジオに耳を傾けつつ、いつもより少し高い車窓に新鮮さを感じ、夜景に目を奪われるうちに、いつしか夢の中へ。
 ドライな現代の夜の旅も、これはこれで素敵な一つのドラマです。

 名古屋まであと11時間のドラマは、まだ幕が上がったばかり。ヒトリノ夜を満喫中しています。