羽田空港への玄関になり、一躍全国区の街になった蒲田だが、アーケード街のある庶民的な街。ネックになっていた京急蒲田駅の工事もだいぶ進捗したようで、面目を一新する日も近い。
蒲田~空港間の線内列車なのに都営地下鉄の車両を使っている、妙な各停に乗って羽田空港へ。今回は値段もさることながら、コンセプチュアルなデザインが気になっていた北九州の翼・スターフライヤーで九州へ戻る。早割りなら15,000円を切る値段になり、前泊のカプセル代を考えてもお得だ。前日の便も早めに買えば安かったのだが、早々と満席になってしまい、新幹線も「のぞみ早得」の発売日を前に、満席になっていた。
スターフライヤーのカウンターは、広いターミナルビルの端も端にあり、搭乗口はさらに歩いた1番。新参航空会社の悲哀かもしれないが、気分がいい点も一つ。朝のラッシュで、長蛇の列ができている他の審査場ではなく、カウンター目の前の専用審査場を利用できるのだ。ファーストクラスにでも乗る気分ではないか。お陰で、有料ラウンジでゆっくり朝食をとり、新聞を読む時間もできた。
いよいよ搭乗。噂通りの黒い機体に入ると、同じく黒い革張りのシートがずらりと並んでいる。「かもめ」のシートに比べると薄く固いが、しっかりと体を包み込んでくれて、長時間座っていても疲れを感じなさそうだ。枕部分も上下できて、座高の高い僕でも首がふらつかない。
そしてシートピッチが広いのが、何よりのウリ。JRとは比較にならないものの、既存格安航空会社はもちろん、大手をはるかにしのぐゆとりがある。素晴らしい、これなら福岡市近郊の人でも、固定客がついているんじゃないかしら。
定刻に滑走路に踏み出し、離陸。旋回していると、真下で次の便はすでに離陸しており、羽田の過密ぶりを物語る。晴れ渡る関東平野を見下ろしていると、ほどなく水平飛行に。各席に設置されたテレビはタッチパネル式で多彩なチャンネルを楽しめ、飛行位置を見ている人が多かった。
この種の設備は活用されることが少ないが、やはりあれば退屈しのぎになる。地元TVQ(テレビ東京系)の経済番組「九州けいざいNOW」もチャンネルに入っており、地元経済の1週間も復習できた。
やや時間を置いて、機内サービス。ブランド名を前面に押し出してサービスしているのがユニークで、タリーズコーヒーをオーダーしたら、森永チョコ「カレ・ド・ショコラ」が付いてきた。いずれも黒基調のシャレたパッケージで、チョコはお土産にしたくなる。
鉄道ファン、飛行機嫌いの僕だけど、この会社に関しては「ファン」を自認してしまいたくなる…そこまで感じた。
とはいえ飛行機は飛行機、近畿地方にかかると天候不順のため、機体が揺れ始めた。安全とは分かっていても精神衛生上はよろしくなく、チャンネルをお笑いに変えて、気を紛らわす。周防灘が見えてくれば、海上空港の北九州空港に着陸。久留米から北九州空港まで若干距離があるが、機会を見つけてまた利用したいものである。
2006年の開港当初は周辺になにもなかった北九州空港だが、今も大して変わりはなく、経営の心配をしてしまう。そんな島内で「東横イン」は目立つ存在で、シングル3,300円と激安。北九州空港の特徴の一つである深夜・早朝便に乗るときは、使えるかも。
折尾・若松方面のエアポートバスから、久留米行き高速バスへ千代ニュータウンで乗り継ぎ、お昼には帰宅。乗り継ぎ時間は40分近くあったが、一旦小倉まで出て特急や高速バスに乗り継ぐより早い。エアポートバスは北九州市営でnimocaが使えず、よって乗り継ぎ割引も適用されなかった。バスによって運賃が変わってしまい混乱のもとだが、仕方ないか。
東京から、そして旅から帰ってほぼそのまま出勤というのも、なかなか辛かった。
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蒲田~空港間の線内列車なのに都営地下鉄の車両を使っている、妙な各停に乗って羽田空港へ。今回は値段もさることながら、コンセプチュアルなデザインが気になっていた北九州の翼・スターフライヤーで九州へ戻る。早割りなら15,000円を切る値段になり、前泊のカプセル代を考えてもお得だ。前日の便も早めに買えば安かったのだが、早々と満席になってしまい、新幹線も「のぞみ早得」の発売日を前に、満席になっていた。
スターフライヤーのカウンターは、広いターミナルビルの端も端にあり、搭乗口はさらに歩いた1番。新参航空会社の悲哀かもしれないが、気分がいい点も一つ。朝のラッシュで、長蛇の列ができている他の審査場ではなく、カウンター目の前の専用審査場を利用できるのだ。ファーストクラスにでも乗る気分ではないか。お陰で、有料ラウンジでゆっくり朝食をとり、新聞を読む時間もできた。
いよいよ搭乗。噂通りの黒い機体に入ると、同じく黒い革張りのシートがずらりと並んでいる。「かもめ」のシートに比べると薄く固いが、しっかりと体を包み込んでくれて、長時間座っていても疲れを感じなさそうだ。枕部分も上下できて、座高の高い僕でも首がふらつかない。
そしてシートピッチが広いのが、何よりのウリ。JRとは比較にならないものの、既存格安航空会社はもちろん、大手をはるかにしのぐゆとりがある。素晴らしい、これなら福岡市近郊の人でも、固定客がついているんじゃないかしら。
定刻に滑走路に踏み出し、離陸。旋回していると、真下で次の便はすでに離陸しており、羽田の過密ぶりを物語る。晴れ渡る関東平野を見下ろしていると、ほどなく水平飛行に。各席に設置されたテレビはタッチパネル式で多彩なチャンネルを楽しめ、飛行位置を見ている人が多かった。
この種の設備は活用されることが少ないが、やはりあれば退屈しのぎになる。地元TVQ(テレビ東京系)の経済番組「九州けいざいNOW」もチャンネルに入っており、地元経済の1週間も復習できた。
やや時間を置いて、機内サービス。ブランド名を前面に押し出してサービスしているのがユニークで、タリーズコーヒーをオーダーしたら、森永チョコ「カレ・ド・ショコラ」が付いてきた。いずれも黒基調のシャレたパッケージで、チョコはお土産にしたくなる。
鉄道ファン、飛行機嫌いの僕だけど、この会社に関しては「ファン」を自認してしまいたくなる…そこまで感じた。
とはいえ飛行機は飛行機、近畿地方にかかると天候不順のため、機体が揺れ始めた。安全とは分かっていても精神衛生上はよろしくなく、チャンネルをお笑いに変えて、気を紛らわす。周防灘が見えてくれば、海上空港の北九州空港に着陸。久留米から北九州空港まで若干距離があるが、機会を見つけてまた利用したいものである。
2006年の開港当初は周辺になにもなかった北九州空港だが、今も大して変わりはなく、経営の心配をしてしまう。そんな島内で「東横イン」は目立つ存在で、シングル3,300円と激安。北九州空港の特徴の一つである深夜・早朝便に乗るときは、使えるかも。
折尾・若松方面のエアポートバスから、久留米行き高速バスへ千代ニュータウンで乗り継ぎ、お昼には帰宅。乗り継ぎ時間は40分近くあったが、一旦小倉まで出て特急や高速バスに乗り継ぐより早い。エアポートバスは北九州市営でnimocaが使えず、よって乗り継ぎ割引も適用されなかった。バスによって運賃が変わってしまい混乱のもとだが、仕方ないか。
東京から、そして旅から帰ってほぼそのまま出勤というのも、なかなか辛かった。
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