原の知人宅にお邪魔し、夕ご飯も頂いて、明日の結婚式に備えて早寝…とはならない。鉄ちゃん親子と共に、「ホームライナー静岡」の乗り試しツアーに出発だ。
ホームライナー静岡は、新宿~沼津間の特急「あさぎり」の間合いで、沼津~静岡(平日は浜松まで)を結ぶ帰宅列車。乗車整理券310円で快適な特急電車に乗れることから、それなりの人気を得ているようだ。まずは出迎えに、沼津駅まで出る。
「あさぎり」のマークを掲げたまま据え付けられた電車は、JR東海「ワイドビューシリーズ」とはまったく異なる、純白の外観。窓周りを覆う青色も100系新幹線のそれで、新幹線のイメージを引き継いだものとされる。プロトタイプのオリジナル色100系が消えた今、唯一その系譜を受け継ぐ電車とも言えるだろう。ただし窓はワイドビューで、でかい。
車内は清潔に保たれており、登場18年を経た車両とは思えない。JR東海の電車いずれにも共通する感だが、清掃を念入りに行い、車両を大切に使う姿勢が見えてくる。
さて地元人曰く、この電車の「特等席」は2つ。最前部の展望席は、夜でもブラインドを降ろされず、流れる夜景を楽しめてよい。しかし本当に人気なのは、2階建て車両の1階席。ゆったりした3列配置の上、シートピッチもグリーン車と同じ。のんびり過ごすならここというわけで、推薦に従い1階席に座を占めた。他の乗客は来ず、1両を3人で貸切りにした状態だ。
走り出せば静か。2階建て車はモーターのない付随車で、サンライズエクスプレスの個室を思い出す乗り心地である。視線の高さを飛んでいくホームが新鮮。ホームライナーでお得に体験するのもいいけど、ぜひいつか、特急あさぎりとして乗り、この電車から富士の山を拝んでみたいものと思う。
わずか40分で静岡着。平日なら上りのライナーもあるのだが、休日の今日は普通電車で戻るしかない。ただ戻るのも芸がないので、途中草薙駅までは、今日2度目の静鉄利用にしてみた。夜9時台も10分間隔の運行を維持しているのは立派で、遅い帰宅者の足も充分に果たしていた。
つづく
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ホームライナー静岡は、新宿~沼津間の特急「あさぎり」の間合いで、沼津~静岡(平日は浜松まで)を結ぶ帰宅列車。乗車整理券310円で快適な特急電車に乗れることから、それなりの人気を得ているようだ。まずは出迎えに、沼津駅まで出る。
「あさぎり」のマークを掲げたまま据え付けられた電車は、JR東海「ワイドビューシリーズ」とはまったく異なる、純白の外観。窓周りを覆う青色も100系新幹線のそれで、新幹線のイメージを引き継いだものとされる。プロトタイプのオリジナル色100系が消えた今、唯一その系譜を受け継ぐ電車とも言えるだろう。ただし窓はワイドビューで、でかい。
車内は清潔に保たれており、登場18年を経た車両とは思えない。JR東海の電車いずれにも共通する感だが、清掃を念入りに行い、車両を大切に使う姿勢が見えてくる。
さて地元人曰く、この電車の「特等席」は2つ。最前部の展望席は、夜でもブラインドを降ろされず、流れる夜景を楽しめてよい。しかし本当に人気なのは、2階建て車両の1階席。ゆったりした3列配置の上、シートピッチもグリーン車と同じ。のんびり過ごすならここというわけで、推薦に従い1階席に座を占めた。他の乗客は来ず、1両を3人で貸切りにした状態だ。
走り出せば静か。2階建て車はモーターのない付随車で、サンライズエクスプレスの個室を思い出す乗り心地である。視線の高さを飛んでいくホームが新鮮。ホームライナーでお得に体験するのもいいけど、ぜひいつか、特急あさぎりとして乗り、この電車から富士の山を拝んでみたいものと思う。
わずか40分で静岡着。平日なら上りのライナーもあるのだが、休日の今日は普通電車で戻るしかない。ただ戻るのも芸がないので、途中草薙駅までは、今日2度目の静鉄利用にしてみた。夜9時台も10分間隔の運行を維持しているのは立派で、遅い帰宅者の足も充分に果たしていた。
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