Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

関東ローカル私鉄めぐり[1-3]東京を観光する

2010年01月09日 |  □鉄道ジャーニーBlog編
 式場のホテルは皇居に隣接する竹橋にあるので、丸の内から皇居の中を通って行ってみた。全国各地に足を伸ばしている僕だけど、東京の名所らしい名所にはあまり行っておらず、皇居も初めて。

 豊かな緑と石垣は、大都会の中にあってエアポケットのような存在で、観光客は外国の方が多そう。江戸城から続く石垣や門のたたずまいもよかったが、落ち葉の降り積もる雑木林も、背後の高層ビル街とのコントラストが際立っていた。

 気付けば昼1時前。東京に行ったら必ず蕎麦を食べることにしており、毎日新聞地下の蕎麦屋で「せいろ」を昼ごはんにした。うどん文化圏の九州では、おいしい蕎麦になかなかありつけず、あってもかなり高い。

 3段に積まれた「せいろ」だったが、目の前にしたのは初めてで、恥ずかしながら店員さんにどう食べるのが正解か聞いてみたところ、
 「お客様の食べやすいように食べていただければいいんですが、たいていのお客様は…」
 と前置きした上で、丁寧に教えてくれた。お客様に恥をかかせぬよう…といった配慮が行き届いていて、さすがは競争の激しい都心の店と思う。

 一旦ホテルにチェックインしたが、開宴まではまだ2時間余り。思い立って、地下鉄で霞ヶ関に行ってみた。国会議事堂から官庁街を、ぐるりと一回り。仕事でこの街に来るほど偉くはなれそうもないけど、僕らの生活や仕事を動かす国の中枢を、一度見ておきたかったのだ。

 議事堂は会期外にも関わらず、周囲が警備でものものしい。霞ヶ関の官庁街は、さすが土曜日でもほとんどの建物に明かりが付き、仕事の真っ最中のようだ。特に財務省は、全部の窓にと思えるほど人の気配がして、週末とは単に正門が閉まっているだけ…といった風情だった。

 旧文部省のビルが異彩を放つのは、文部科学省や会計検査院が入る霞が関コモンゲート。歴史的建築物で、登録有形文化財にもなっている旧文部省ビルを前面に、民間ビルのようにフワリと軽い感覚の超高層ビルがそびえ建つ。新たな東京中央郵便局も、こんな感覚になるのかなと思う。

 メトロを乗り継ぎ、ホテルへ。4時からの式はこじんまりした、しかし背景に東京タワーや国会議事堂のライトアップを望む素晴らしい景観。日韓カップルということで、2ヶ国語でスピーチしたけれども、緊張のあまり台詞が飛んだり、助詞を間違えたりして散々な結果だった。でも、幸せを願う気持ちは届いたかな? お幸せに!

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関東ローカル私鉄めぐり[1-2]冬晴れのフライト

2010年01月09日 |  □鉄道ジャーニーBlog編
 久しぶりに乗る、通勤ラッシュの西鉄電車。1年前、西鉄通勤していた頃を思い出し、相当な混雑を覚悟していたが、土曜とあって肩が触れ合うこともない混雑だった。地下鉄に乗り継げば、1時間で福岡空港へ。3連休の初日とあって、不況もどこ吹く風。搭乗待ちの列で賑わっている。

 混雑するチェックインカウンターを素通りし、ケータイをタッチして保安検査場へ。ANAで行われているICカード搭乗システムを活用すれば、こんな芸当も可能だ。新幹線にもこれに近いスマートさを誇る「EX-IC」サービスがあるものの、年会費が必要なこともあって、なかなか利用に踏み出せないでいる。

 9時半発の東京行き・トリプルセブンに搭乗、「第2国土軸」上を順調に飛行する。今日は冬晴れの素晴らしい快晴で、気流も安定していてほとんど揺れない。車窓からは、知多半島とセントレアや、雪を頂いた富士山まではっきりと見渡すことができた。こんなフライトばかりなら、飛行機でもいいと思う。

 羽田では、格安航空会社が使うような、ターミナルから遠く離れたスポットに到着。延々と長い「動く歩道」に閉口しつつ、第2ターミナルにたどり着いた。

 Suicaのチャージを終え、モノレールで都心へ。京急が入り便利になった羽田アクセスだが、モノレールも追い抜き設備の建設、快速増発、そして僕も手にしている500円なりの「モノレール&山手線きっぷ」で精一杯、対抗している。

 モノレールといえば乗るまでに階段ばかりで、乗ってみればさほど早くないイメージがあるが、東京モノレールは低重心を生かして、なかなかの俊足。運転本数も多いし、なにより快速系電車が過半を占めると合って、一般的な私鉄に近いイメージのするモノレールである。ノンストップの空港快速、あるいは途中駅で追い抜かれる各停に乗ってみたいのだが、なぜか僕の前にはいつも区間快速が現れ、待つことなく乗ってしまう。

 東海道新幹線や山手線を見下ろす、ワクワクするような車窓を眺めつつ、浜松町駅到着。山手線で東京駅へ出て、丸の内側へ出てきた。大好きな建物だった駅前の東京中央郵便局は、再開発のため再生工事の真っ最中。今までの建物を生かした姿になるとはいえ、一部が取り壊された姿は痛々しい。某大物政治家が工事中止を命じかけ話題にはなったが、そういうことは計画段階で言ってくれなければ、止められるものも止められない。

 一方の東京駅も、竣工当時の3階建て駅舎に復元する工事が進行中。木に竹を接いだような、妙な姿にならないことを祈るばかりだ。数年後の丸の内は、大きく姿を変えそう。よい物になるか否か、怖いもの見たさの心境ではあるけれど…

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関東ローカル私鉄めぐり[1-1]3ヶ月連続の祝福

2010年01月09日 |  □鉄道ジャーニーBlog編
 昨年の11月から、1ヶ月毎に続いている、遠方での結婚式。年が明けて1月には、都内で、韓国留学仲間の挙式がある。

 出費多々の折。毎年恒例の越年旅行は控え、今回の東京行きもマイレージ利用で節約した。その分、行った先の関東では、めいっぱい鉄道の旅を楽しみたい! というわけで、式の後の日曜・祝日は、関東のローカル私鉄を巡るプランを立てた。なかなか東京近郊を旅する機会がなく、楽しみだ。

 1月9日土曜日、朝7時半。まずは花畑駅から、西鉄電車で天神へと上った。

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関東平野を巡る

2010年01月09日 | ■旅と鉄道
 1月9日、東京で留学時代の同級生の結婚式。3連休初日ということで、ついでに関東のローカル私鉄めぐりの旅も楽しんできました。


 まずは、1月9日。


★冬晴れの素晴らしい天気の中を、東京までひとっ飛びして、
(セントレアから富士山までくっきり!まったく揺れなかったし、こんなフライトばかりなら飛行機もええな)


★羽田に着いたら東京モノレール♪で都心入りして、
(京急の加速感も好きだけど、非日常感のあるモノレールがやっぱりわくわくする)


★皇居お堀端のホテルだったので、少し皇居内を歩いてみて、
(意外と気軽に入れるんだね!都心の雑木林がいい感じ)


★さらに国会から霞ヶ関の官庁街も歩いてみて、
(旧文部省は風格があり、民間ビルみたいにフワリと軽い背後の合同庁舎と好対照。さすがは霞ヶ関、土曜日とはいえ普通に明かりがついてました。財務省は特に)


★東京の夜景をバックに、日韓カップルの晴れの日を祝いました。
(韓国語スピーチはちょっと間違えちゃったけど、祝う気持ちは伝わったはず。いつまでも、お幸せに!)


 1月10日。


★新郎に見送られホテルを後にし、総武快速線と内房線を乗り継ぎ五井へ出て、
(内房線に進出した209系。房総の鈍行旅も延々と続く「通勤」になってしまいました)


★シブい小湊鉄道の気動車に乗って、房総横断の旅に出発!
(国鉄チックな気動車と、木造駅舎、カバンを提げた車掌さんまで…平成の世に昭和の香り漂う私鉄です)


★養老渓谷駅で途中下車して、1時間半の渓谷散策を楽しみ、
(冬の渓谷は寒く寂しかったけど、すがすがしかったです)


★疲れた足を駅の足湯で癒して、
(散策後にはありがたい。できれば全身浸かりたかったけどね)


★もう1本の私鉄・いすみ鉄道に乗り継ぎ、
(キャラクター戦略に企画切符、お菓子販売まで、やれることはなんでもやろうという姿勢がいい)


★大多喜の町を散策、大原からは4時間かけて群馬県は桐生まで移動しました。
(大多喜の城下町は、歯抜けになっていて「軒の連続感」が失われているのは残念だけど、いい建物が多く残ってました)


 1月11日。


★「わたらせ渓谷鉄道」のフリーきっぷを買って、まずは大間々へ、
(渡良瀬川の高津戸峡を散策。みどり市の街中に近いのに、深い谷でした)


★終点・間藤駅まで乗りとおし、
(最果ての先には遠く雪山、足元には氷。この日の最低気温、氷点下6度だったそうな)


★折り返し神戸(こうど)駅で下車して、富弘美術館へ、
(作品は優しくありながら、生きる希望が湧くような力強いメッセージ。たくさんの円を外接させたレイアウトの美術館は、機能的でもありました)


★さらに水沼駅で下車して、「駅内温泉」でひとっ風呂浴びて、
(食堂では鹿の焼肉を食べました。脂身が少なく、美味)


★東武特急りょうもう号で浅草へ戻り、
(254mまで成長したスカイツリーの「根元」を駆けて行きます)


★羽田からの夜フライトで九州へ戻りました。
(ラウンジの生ビールは300円と割安。空港の夜景を眺めながら、いい気分でした)

 今年は我慢したお正月旅行の代わりだったので、今回は旅を満喫。幸せな結婚式を見た後だけに、とても豊かな気持ちで旅できました。