Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

リピーターになります【3】また来ます、硫黄島。

2013年12月01日 | ■旅と鉄道
 硫黄島で迎えた朝は、6時20分にセットしたアラームに起こされました。
 眠い目をこすりつつ、カギを差しっぱなしの宿の車に乗り込んで、恋人岬に出発!


 宿の車には一応カーナビが付いていますが、あまり必要ないような…(笑)


 恋人岬に登ると、昨日と変わらず安定して噴煙を上げる硫黄岳が、夜明け前の海に浮かんでいました。


 朝6時55分、日の出。気象庁の日の出時刻より少し遅かったのは、島影から陽が上がってきたからです。
 ただ海を見ているだけでは分からない島影でしたが、太陽の後光のおかげでその存在に気付くことができました。種子島かな??


 青空には、空に溶け始めた月と、早起きの飛行機の機影。


 ご来光に感謝した後は、草をはむ牛たちを横目に、牧場を走り抜けて西海岸に向かいます。


 柵には、孔雀の優美な姿が!硫黄島をリゾート開発を行なおうとしたYAMAHAが持ち込み、野生化したものです。きれいな孔雀の姿は島のあちこちで見られますが、農作物を荒らすのであまり好かれた存在ではないみたい。
 珍しい白孔雀も2羽、見ることができました。


 島の裏側の港、大浦港へ。港と言っても岸壁は小さなもので、天然の避難港のようなものなのでしょう。


 硫黄の流れ込みがないようで、硫黄島では貴重な澄んだ海です。
 浜はないので海水浴とはいきませんが、シュノーケリングくらいは楽しめる…かも??


 8時に宿に戻り朝食を食べれば、島にいられる時間もあと1時間半ほど。最後に稲村岳への登山を試みてみました。
 登山道は最近、島のシルバー世代で整備したものだとか。あちこちで遊歩道整備を行っているそうで、おそるべし硫黄島のシルバーパワー!


 登山道自体は400m強と大した距離ではないのですが、この距離で200mの標高を稼ぐため、ご覧の通りの急傾斜!50m進む度に休憩をはさまないと、とても登れません。
 船の時間も迫っているので、200mを残して登山を断念。残念ですが、次回の楽しみにとっておきます。


 宿の犬に見送られ、チェックアウト。
 1泊2食で7,500円、生の小グラスが300円、他に焼酎代や車代を合わせても9,000円弱でした。1泊2日の充実した時間を想えば、満足、満足。




 帰りの船がやってきました。いつものように、ジャンベのリズムでお出迎えです。


 タラップの上げ下ろしをやっていた職員の方も、作業が終わればジャンベに加わり、お見送り。
 わずかな時間の滞在でしたが、また来るぞという気分になるのは、歓迎してくれる人々の存在が確信できるからなのでしょう。


 1泊2日でも充実した時間を過ごせる島ですが、次に来る時はもっと時間を取って訪ねてみたいな…
 週数便の船の航程に左右されますが、2泊の行程を組めれば最高です。


 昨日もいい天気でしたが、今日は昨日にも増して凪いだ海。内海のような穏やかさです。


 硫黄岳も、全容を見せてくれています。


 竹島でも見送りを受け、九州本土への船旅が始まりました。
 帰路も1週間ぶりの航海、しかも宗教団体の乗船もあって満員状態。結局、航海中はずっとデッキで過ごしました。少し肌寒かったですが、錦江湾に入った途端に風も止み、昨夜の飲み残しの焼酎も進みました(笑)。


 硫黄島航路の切符は懐かしの硬券で、ハサミも国鉄っぽいです。
 公営航路のため「監査に必要なので」記念に貰うことはできませんので、写真にパチリ。


 4時間の航海を終え、鹿児島港着。錦江湾から眺めていた時は穏やかだった桜島も、着眼の頃には爆発を起こしていました。
 派手な見送りと、歓迎でした(笑)。


 鹿児島中央駅前で、鳥料理を食べつつ3日間の週末旅を振り返り…




 「さくら」で一気に福岡方面へ。
 3連休でもないのに、自由席・指定席ともほぼ満員。熊本からは、100%超えの乗車率になりました。


 久留米通過の「さくら」だったので、新鳥栖駅で下車。ホームは人で溢れます。
 鳥栖経由で久留米に戻り、無事に週末の島旅を終えることができました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。