秋田県能代市、市街地の真ん中にある喜久水酒造、全国新酒鑑評会で金賞を何度も受賞している実力のある蔵。
食べる米と同様に精米した米を洗うが、酒の場合には、甑(こしき)を使って米を蒸す。
蒸した米を冷ました後に麹を作る。これは麹を作るというか面倒を見る機械、この機械を使うことにより手作業で作るよりも、安定した品質を保てるようになったとのこと。
酒蔵というと、タンクの中の醪を櫂棒でかきまぜて、という風景が浮かんでくる。このタンクで酒を発酵させたり、保管したり。タンクひとつで1.5トンの仕込みができるそう。
できたお酒を搾るのは、酒を袋に入れ、上や横から圧縮して搾るやり方が一般的だけど、真ん中に見える銀色の機械は遠心分離で搾る装置、なんか凄そう。
できたお酒は、瓶詰めして、ラベルを貼って、出荷して、と最終段階。大吟醸から普通酒までラベルは多岐に渡るが、酒に色がついているわけじゃないし、当然、貼り間違いは許されないしで緊張を強いられるだろう。
喜久水では焼酎も作っていて、これは焼酎を蒸留する機械。
出来た焼酎を樽で貯蔵している。
トンネルで熟成させた酒、なんか旅情をかきたてられる…。
首都圏ではあまり見かけないけど、実力のある蔵なので見つけたらぜひ買って欲しいと思う。