一関市花泉町、丘陵上の集落道をゆるやかに上がって行くと、道路脇の藪にカラハナソウの果穂がたくさん生っていて、茶褐色に色付いているので熟してきたのでしょう。まだ果穂のつくりや種子の付き方を見たことがないので、今日は分解して中のつくりを観察してみましょう。
二枚とも2024.10.28撮影
果穂の外側を覆っている苞葉を取り除くと、 . . . 本文を読む
一関市藤沢町、小沢沿いの集落道を下って行くと道脇に1本のクルミの木があって、樹下に何個かクルミが落ちています。すでに果皮は腐れ落ちていて、固い殻の堅果(核果)となって転がっています。よく見ると堅果の形がハート形ですからヒメグルミですね。めったに見掛けないクルミで、宮城県民となってからは初めて見ました。
ヒメグルミは山野に自生するオニグルミの変種と言われていて、両者を比較するとオニグルミの堅果の方 . . . 本文を読む
一関市藤沢町、集落背後の台地上に数棟の牛舎があり、その外周にシラカシが植えられて高生垣をなしています。高生垣沿いを歩いて行くと、何本かのシラカシにドングリが生っているものの、ドングリの数はごく少数です。シラカシも前述のクヌギ同様に、今年は不成り(凶作)年なのでしょう。
シラカシのドングリはコナラやクヌギのドングリと同じく、縄文時代においては重要な食糧の一つでした。アクが強くそのままでは食べられま . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、民家が点在する集落上手の道を上がって行くと、段丘上に畑地があっておばあさんが草むしりをしています。今年の春にこの道を歩いた際に、畑の真ん中辺りにツルボが群生していたのを思い出し、おばあさんにそのことを伺ったのですが、全くご存じないとのことでした。
この日はドングリ類も探していたので、それらの木がないか伺うと「クヌギの木がその先の道路際にあるんだけど、今年は殆ど成っていないよ。コナ . . . 本文を読む
一関市藤沢町、山間集落の上手に沢を渡る橋があり、そのたもとにカツラの木が茂っています。かつては大木が聳えていたのでしょうが、それが朽ちたのか周りには4~5本の若い幹が立ち上がっています。カツラの黄葉~落葉は他の樹種よりも早いことを把握していたので、10月中旬を過ぎた今、黄葉の盛りを撮るべく訪れてみました。見上げるカツラはきれいに黄葉していましたが、すでに2割くらいは落葉して周囲の道路や草地に散り敷 . . . 本文を読む