南三陸町戸倉地区の西部に、標高500m弱の山があって、ここに細いながらも
山道が上っています。山道には雑木の丸太でステップが設けられていて、誰でもが
容易に上られるようになっています。
いま、その丸太にたくさんのキノコが生えています。黄色っぽい小さなキノコは
ニガクリタケで、かなり毒性の強いキノコです。
多くは直径2~3cmですが、ときどき4~5cmと大きくなることもありますから、
食茸のクリタ . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の西部、沢沿いの林道から分かれて、杉林の中の荒れた作業道
を西へ上がっていくと、南側の尾根に紅葉し始めた雑木林が見えてきました。
何もない杉林と違って、雑木林なら珍しい樹種とか、食べられるキノコなどがあるかも
知れません。小沢を渡って隣の尾根を上ることにしましょう。
小さな尾根ながらケヤキやイタヤカエデの大木が聳え立つ、自然度の高い場所です。
北東に傾いた、なだらかな斜面には潅木 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の西部、沢沿いの林道をしばらく行くと、西へ上がっていく作業道の分岐点があって、周囲が小広い草地になっています。かつて伐採した材木を仮置きした場所と思われます。草地を横切っていると、傍らに小さな青い花が咲いているのを見つけました。覗き込むと、ムラサキ科の花のようですが、見たことのない花ですね。もう多くが種になっていますから、花の盛期はかなり前だったのでしょう。草地を探しまわると、ほか . . . 本文を読む
一関市藤沢町藤沢の南部、山上のリンゴ園への上り口に、一軒の民家があります。
農道を挟んだ向かい側は山陰になっていて、日陰を好む草木が種々植えられています。
低木ではアジサイとミツマタが多く、それらの間に赤い茎の植物が生えているので、
確認すべく歩み寄ると、シュウカイドウのようです。
花はとうに終わっていて、今は三角翼の付いた実がたくさん生っています。
一部は植えたものでしょうが、これほどの群生地 . . . 本文を読む
一関市藤沢町藤沢の南部、平坦な台地状の山に拓かれたりんご園を抜けて、東側
へと下っていくと、農道の山側法面に黒っぽい小さな実を付けた低木が見えます。
法面下まで寄って確認すると、イヌザンショウの実のようです。
ずいぶん実生りのよい木で、今が熟期なのか殻が割れて、中の漆黒の種子が露出しています。
イヌザンショウですから利用価値がないのでしょうが、これだけ生っているのに勿体無い
ような気になってしまい . . . 本文を読む