里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ニガクリタケ 毒キノコ

2017-11-08 | 日記
南三陸町戸倉地区の西部に、標高500m弱の山があって、ここに細いながらも 山道が上っています。山道には雑木の丸太でステップが設けられていて、誰でもが 容易に上られるようになっています。 いま、その丸太にたくさんのキノコが生えています。黄色っぽい小さなキノコは ニガクリタケで、かなり毒性の強いキノコです。 多くは直径2~3cmですが、ときどき4~5cmと大きくなることもありますから、 食茸のクリタ . . . 本文を読む

シロシメジ 別名ヌノビキ

2017-11-06 | 日記
南三陸町戸倉地区の西部、沢沿いの林道から分かれて、杉林の中の荒れた作業道 を西へ上がっていくと、南側の尾根に紅葉し始めた雑木林が見えてきました。 何もない杉林と違って、雑木林なら珍しい樹種とか、食べられるキノコなどがあるかも 知れません。小沢を渡って隣の尾根を上ることにしましょう。 小さな尾根ながらケヤキやイタヤカエデの大木が聳え立つ、自然度の高い場所です。 北東に傾いた、なだらかな斜面には潅木 . . . 本文を読む

オニルリソウ 戸倉の草地

2017-11-05 | 日記
南三陸町戸倉地区の西部、沢沿いの林道をしばらく行くと、西へ上がっていく作業道の分岐点があって、周囲が小広い草地になっています。かつて伐採した材木を仮置きした場所と思われます。草地を横切っていると、傍らに小さな青い花が咲いているのを見つけました。覗き込むと、ムラサキ科の花のようですが、見たことのない花ですね。もう多くが種になっていますから、花の盛期はかなり前だったのでしょう。草地を探しまわると、ほか . . . 本文を読む

シュウカイドウ 三角翼付きの果実

2017-11-05 | 日記
一関市藤沢町藤沢の南部、山上のリンゴ園への上り口に、一軒の民家があります。 農道を挟んだ向かい側は山陰になっていて、日陰を好む草木が種々植えられています。 低木ではアジサイとミツマタが多く、それらの間に赤い茎の植物が生えているので、 確認すべく歩み寄ると、シュウカイドウのようです。 花はとうに終わっていて、今は三角翼の付いた実がたくさん生っています。 一部は植えたものでしょうが、これほどの群生地 . . . 本文を読む

イヌザンショウ 漆黒の種子

2017-11-03 | 日記
一関市藤沢町藤沢の南部、平坦な台地状の山に拓かれたりんご園を抜けて、東側 へと下っていくと、農道の山側法面に黒っぽい小さな実を付けた低木が見えます。 法面下まで寄って確認すると、イヌザンショウの実のようです。 ずいぶん実生りのよい木で、今が熟期なのか殻が割れて、中の漆黒の種子が露出しています。 イヌザンショウですから利用価値がないのでしょうが、これだけ生っているのに勿体無い ような気になってしまい . . . 本文を読む